【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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パックンが火影邸の六代目私室のソファーで昼寝をしていると、主が浮かれて帰ってきた。
まだ夕飯前なのに珍しいこともあるもんだと思っていると、今度は主の伴侶、イルカの興奮した声がすぐ傍で聞こえた。

「はああぁぁああああ?! 本気で言ってんのか?」
「本気ですよ? 今までは恋人だから遠慮してたけどね、もう夫婦だからね。これくらいやってもいいかなぁって♪」
「夫婦だからって……俺は男だぞ!」
「あなたが男なのは、じゅ~ぶん分かってるよ? いつもいっぱいソコを可愛がってるでしょ。だからこそコレを履いてもらいたいんじゃない」

――だからこその使い方が間違っている。いや、コイツには合ってるんだろうが、その認識の違いの壁が高すぎる。
全く話の通じない目の前の男に、イルカは口をぱくぱくとさせた。

「この……変態っ!!!」
「変態でもいい! いいからお願い、コレ履いて!」

あまりの騒がしさに、パックンは片目を開けてチラリと主を見た。
すると、その手には――

「任務でもないのに、男がミニスカートなんか履けるかーーーーーー!!!」

イルカがカカシの手から奪い取って床に叩き付けたのは、淡いピンクのミニスカートだった。

(これは……荒れるな)

上忍に匹敵する実力を持つ忍犬は、そう判断すると素早くソファーから降り、出窓に飛び上がって避難した。



イルカが手本のような火遁の印を組んで、スカート目掛けて火を吹く。寸前でカカシがスカートを奪って後ろへ跳び、同時に水遁を発動して火を消した。
約三メートルの空間を挟んで、臨戦態勢の二人が睨み合う。

「……本当に本気なんだな?」
「本当に本気だぁよ」

イルカのチャクラがぶわりと膨れ上がり、床を蹴って飛びかかった。チャクラを纏わせた膝を突き出し、鋭い飛び膝蹴りを喰らわせる。カカシはとっさに腕をクロスして防ごうとしたが、その手に持ったスカートに気づいた。このまま蹴りを受けると、大事なスカートがチャクラで粉々に消し飛んでしまう。瞬時にそう判断すると、そちらを後ろへ回しガードを片手だけに切り替えた。
だがさすがのカカシも、渾身の膝蹴りを片手では防ぎ切れないはずだ。
イルカがニヤリと笑う。
カカシの顔が歪む。

「ぅぐあああっ! ……な~んてね」

イルカの膝は、イルカのぬいぐるみ(海を泳ぐ方・等身大)に埋まっていた。いつもベッドに置いてある物だ。
この可愛らしいイルカを身代わりに使うとは、なんて可哀想なことを! と怒りの形相で振り返ると、スカートをくわえたカカシが横に立っていた。そして目にも止まらぬスピードで印を組む。
イルカが反応する間もなく、何らかの術がかけられたようだ。びしりと身体が固まって、身動きが取れなくなってしまった。

「その陣の中に入ったら、術者のチャクラ糸に捕らえられるんだよね。解けるのはもちろん、俺・だ・け」

イルカが自分の身体をよく見ると、服の上から銀色の糸がびっしりと巻き付いていた。足元には円い陣がうっすらと浮かび上がっている。
後ろへ跳んだ時に一瞬で拘束の陣を描いていたのか。
イルカは気づけなかった。恐らく飛びかかった時からここに誘導されていたのだろう。分かってはいたが、カカシの本気とのあまりの実力差にイルカは歯軋りをした。

「……ちくしょうっ」
「はい、ゲームオーバーね。もう観念してコレ履いてね~」

カカシがさも嬉しげにイルカを肩に担ぎ上げた。
そして下半身の拘束だけ外すとズボンと下着をまとめて引き下ろし、サッとスカートを履かせてまた床に立たせる。

「うわぁ、可~愛い~! やっぱりピンクのフリフリにして良かった!」

蹴りを繰り出す隙も与えず、カカシはイルカの両足をしっかりと抱えて、むき出しの腿に頬擦りをしている。
イルカが見下ろすと、支給服のアンダーの下に淡いピンクのミニスカートが目に入った。てろんとした素材のウエストはゴムになっていて、腰回りもふわりと広がって全くキツくない。どうやらイルカのサイズに合わせてあるようだが、色といい裾のフリフリしたデザインといい、サイズ以外は全てにおいて暴力的なキツさだ――視界にも、メンタルにも。
しかもパンツまで剥ぎ取られてしまったので、尻がやけにスースーする。
まだ腿に荒い鼻息を吹き掛けている夫を見ていると、さすがに結婚は早まったかなと思う。これが木の葉を治める六代目だというのだから、里の未来も危ういかもしれない。
イルカはふわふわと動く銀色の塊に向かって、重いため息を落とした。

「もう気が済んだでしょう。離して下さいよ」

カカシが顔を上げた。
上目遣いにイルカを見上げるその笑みは、のほほんとした火影ではなく、欲情した一人の男のものになっている。

「……こんな可愛い格好して、これで終わると思ったの?」

させたのはアンタだろうが! というツッコミは呑み込まれてしまった。
カカシが舌を差し出すと、ぴたりと合わさった腿の間をゆっくりと舐め上げたのだ。焦らすように、誘うように這わされた舌の感触に、イルカの内腿から腰へざわざわと震えが這い上がる。
鼻先がフリルに埋もれ、舌が更に脚の付け根の寸前まで来るとカカシは顔を離し、スカートの裾をぴらりとまくって中を覗きこんだ。

「ふふっ、ミニスカートにノーパン……可愛いなぁ、絶景だなぁ」

その一言で自分の状態を思い出し、頭にカッと血が昇る。
ミニスカートにノーパン。
ミニスカートに……ノーパン!!
その単語の破壊力があまりにも衝撃的で、イルカは恥ずかしさに爆発しそうだった。

「あれ、イルカのおちんちん、おっきくなってるよ。もしかして興奮しちゃった?」

カカシがわざとらしく子供っぽい表現をする。
固く目を瞑ったイルカは手で顔を隠すこともできず、ブンブンと首を左右に強く振るばかりだった。
だが無視しようとするほど、性器に直接触れるスカートの生地のトロリとした感触が意識されて、意に反してどんどん力を付けてくる。

「嘘。興奮してるでしょ? ほら見て、おちんちんがスカートを持ち上げちゃってるじゃない」

イルカは思わずバッと股間を見下ろした。
すると確かにスカートの一部分だけ、不自然に盛り上がっている。

「ぁ……や、違う、これは……っ」
「ミニスカート履いて、こんなにしちゃって。イルカ、やらしくて可愛い……」

スカートを履かせて可愛いを連発するカカシに、イルカは胸の奥が急激に冷えた。
日頃から可愛い、可愛いと言ってくれたのは、やっぱり女みたいな意味でだったのか。ありのままのイルカ先生が好きなんて言いながら、本当は――

「こんな……こんな女の格好させて可愛いなんて……やっぱりアンタ、俺が女だったらいいと思ってるんだろ……っ」

震える声とその内容に、え、と見上げたカカシの顔へと涙の雫が降る。
イルカの顔がくしゃりと歪んだ。

「だったらスカートの似合う女と結婚しろよ!」

男同士で結婚することに、イルカの中でずっと不安は居座っていた。
ましてや相手は火影だ。
本当なら里長の重責を癒し、子を作れる柔らかい身体を持った女性と結婚するべきなのだ。ゴツくて子も産めない、同性の自分などではなく。
だが周囲の予想外なほどの理解と、カカシ本人の熱意に負けて籍を入れてしまった。
だから奥底に無理やり沈めておいただけなのだ。
――カカシの伴侶は、本当に男の自分でいいのかという思いを。

「違うよイルカ先生! 絶対にそんなこと思ってない!」

カカシはイルカの両腿をぐっと抱きしめた。
そしてサッと立ち上がるとイルカの泣き崩れた顔を挟んで、優しく口づけをする。
目蓋に、額に、頬に、唇に。
何度も、何度も。

「ごめんねイルカ先生……そんな風に傷付けるつもりじゃなかったの。俺はイルカ先生じゃなきゃダメなんだよ? ホントにホントに、あなた以外は誰も要らないんだ。イルカ先生だからこそ、結婚したいと思ったんだ」

ようやく涙の止まったイルカの目を覗き込むが、その中にはまだ不安と不信がゆらめいていた。

「あのね、もうやめてもいいんだけど、そうするとイルカ先生はまた同じ事ぐるぐる考えちゃうでしょ? だから、これからあなたを女扱いしたんじゃないって証明するから。ううん、証明させて? お願い……俺を信じて」

イルカは濡れた目でカカシをじっと見つめ――小さく頷いた。



カカシはチャクラ糸の拘束を解くと、イルカと舌を絡ませながらアンダーの上から胸に爪を立てた。
服の上からでも過たず飾りを捉え、指先で円を描くとまた引っ掻く。それだけの刺激で、長年かけて拓かれたそこは簡単に快楽に尖った。
首筋を辿った舌が布の上からその尖りを嬲り、キツく吸い上げる。

「ン……ぅんっ」

泣いた後で更に鼻にかかった声が、小さく漏れた。
カカシは口で胸を愛撫しながら、右手をスカートの中心に伸ばす。そしてすっかり項垂れたそこを、スカートの上から問いかけるように撫で擦った。「ここはどう?」「ここ弄られるの、好きでしょ?」と。
イルカの息がだんだんと上がり、身体の主導権をカカシに譲り始めた。シュッ、シュッという衣擦れと共に、スカートの前の一部分が形を露わにしてくる。
カカシはしゃがんで膝立ちになると、今度はスカートの上からぐりぐりと頬擦りをした。――その盛り上がっている部分に。

「ダメ! それ止め……ぁあっ」
「この生地、そんなに気持ちいい? ここだけ色が変わって……ああ、ちょっとお漏らししちゃったかな」

カカシの言う通り、淡いピンクの生地の一部分が、濃い色に変色していた。
恥ずかしさのあまり唇を噛み締めたイルカの頬が染まる。そして先ほどとは違う理由で、じわりと涙が浮かんだ。
可愛らしいピンクのスカートを劣情で汚してしまったという罪悪感と、……背徳感と。
そんなイルカを見て、カカシがひっそりと獰猛な笑みを浮かべた。
そしてスカートを持ち上げている部分を握ると、擦りながら指で先端をぐりぐりと抉った。

「ひあっ? やだやめ……ぇあ、あっ、んんん……っ!」

ナイロンの柔らかい生地越しの強い刺激という初めての快感に、混乱を含んだ嬌声が上がっても、構わずカカシは責め続けた。
崩れそうになる腰をしっかりと支え、スカートの生地ごとイルカの昂りを扱き、咥え、強く吸い上げる。
と、前屈みになり、ほとんど二つ折りになったイルカの腰が震え、ピンクの色濃い部分がじゅわあと広がった。

はぁ、はぁと荒い息遣いが降ってくる。
カカシがそっとスカートをめくると、生地の裏側が半透明な糸を引いた。それを指で絡めとると口に含み、自分の膝をイルカの足の間に差し入れ、ぐいと大きく開かせる。
そしてまた重力に従うようになったイルカのモノを握ると、もう片方の唾液で湿らせた指を、陰嚢から会陰へと滑らせた。

「あ……カカシ、さ……待っ、ぅんん」

まだ息の整わないイルカのモノを今度は口に含むと、放ったばかりの小孔を舌でねぶりながら、後孔にも指を差し入れる。
昨夜も受け入れてたせいか、指はほとんど抵抗なく呑み込まれた。カカシは指を抜き差ししながら二本、三本と増やしていく。

「いへへふぉいい?」
「そのまま……喋るな、ぁっ?」

指を抜かれ、いきなり抱え上げられて驚いたイルカを、カカシは舌舐めずりしながら見下ろした。

「続きはベッドで、ね」

唾液と体液でてらりと光るカカシの唇を、赤い舌が右から左へと動く。
その淫靡な仕草に釘付けになって返事が遅れたのをいいことに、カカシはベッドへとイルカを運んだ。





「ほらイルカ、見て」

カカシに跨がって大きく脚を開き、後ろに両手を突いて揺さぶられるがままになっていたイルカは、その声でぼんやりと目を開いてカカシを見た。

「鬼百合の蕾が揺れてるみたい」

カカシの目線を辿ると、完全に勃ち上がったイルカの雄はスカートの裾を捲り上げるようにして半身を突き出し、律動に合わせてゆらゆらと揺れている。
その先端からは、半透明な雫が糸を曳いてカカシの腹へと繋がっていた。

「アンタ……って、ホントに、ロマンチスト、だよな……っ」
「イルカに関してだけはね。ロマンチストだし、求道者だぁよ」

仰向けになって寝そべっていたカカシは、自分に向けられたイルカのモノにするりと指を滑らせた。そしてにっこりと微笑むと膝を立てて腰を浮かせ、イルカの腰を両手で掴む。

「だからいろんなイルカを見たいし、味わいたいの。こんな風に、スカート履いて嫌がりながらも悦んじゃうイルカとかね」
「喜んでなんか……ぁあうっ」

下から大きく突き上げられ、イルカの身体が跳ねる。
落ちた時の自重で深々と楔が穿たれ、イルカは悲鳴のような嬌声を上げた。何度も繰り返しているうちに否定は忘れ去られて、リズミカルな悦びの声だけが響く。

「はっ……、スッゴい可愛いよイルカ、もっと見せて、イルカのやらしいとこ、いっぱい」
「も……、や、ぁ……っ」

たまらず倒れ込んできた身体をしっかりと抱きしめ、カカシは腰を回すように動かした。
するとイルカのモノが、カカシの鍛えられた固い腹筋と柔らかいスカートの生地に挟まれ、擦られて限界を訴える。

「これダメ……ぁ、イく、ぅんんん……っ!」
「ん、イルカ……っ」

二人の身体が大きく震える。
そして間に挟まれたスカートの前面は、イルカの放ったもので更にぐっしょりと重く濡れてしまった。
その色は既に、淡いピンクとは言えないほど濃くなっていた。





「……ね、こんなこと、女の人じゃ絶対にできないでしょ? 男のイルカ先生が履くスカートだから、やってみたかったの。倒錯による羞恥心と背徳感がもたらす快楽……もう、イルカ先生ったらえっち!」

ぐったりとしたイルカの身体を拘束するかのように抱きしめながら、カカシが滔々と語っている。
意識的になのか無意識なのか、早くも元気いっぱいな股間をイルカの腰に擦り付けながら。
最早スカートとは呼べない物体は先ほどようやく脱がせてもらえたが、カカシのご満悦な様子からして早急に処分しなければ。でないとまた直ぐにでも登場しかねないと、イルカは固く決心した。
何はともあれ、イルカの不安は綺麗さっぱり霧散していた。

(……ああ、そうだったな)

まだぼんやりと霞がかった意識の中、イルカはしみじみと思った。
――六代目火影は、いやカカシさんは単なるイチャパラ脳の変態だ。最近は里長らしい威厳が出て、うっかり忘れてたが。
女の方が良かったんだろう云々は、完全に自分の思い込みだった。というより、自分だけが感じていた不安だったのだろう。
なぜならピンクのフリフリスカートを履いた、変化もしてないむさ苦しい男の自分に、コイツはここまで興奮して欲情できるのだから。
この男の目には、自分はいったいどう映っているのか。それを思うと空恐ろしい。こんな変態と生涯付き合えるのは、こんな変態でも愛しいと思える自分しかいないだろう。

カカシはそのベクトルはおかしくとも、言葉で、行動で、いつもイルカへの愛を全身で表している。
そんなカカシの愛情表現は、例えどんな形でも全て受け止めて返したいと、イルカもまた思っているのだ。――時々それは膝蹴りという形だったりもするが。
俺もたいがいだよな……とイルカは苦笑しながら、腰に回されたカカシの手に自分の手を重ねた。
肩や首筋にしつこく所有の印を付ける作業に夢中な夫の、柔らかい唇の感触を味わいながら。





「あれ、パックンさん。どうしたんですか、そんな所で」

火影屋敷詰の護衛の年若い暗部が、六代目の私室から出てきたパックンに声をかける。

「なぁに、昼寝を邪魔されたんじゃが、ワシが邪魔者なんじゃよ」

パックンのなぞなぞのような答に、暗部の青年は私室の引き戸をチラッと見た。
そして室内の六代目の張った遮音・遮蔽式の結界に気づくと、納得して頷く。

「御夫妻の仲が宜しいのはいいことですね。羨ましいですよ」

するとパックンは皺に埋もれた顔で、更にしかめっ面をした。

「仲が宜しすぎるのも困りもんじゃわ。ワシの方が先客だったのに、目もくれずに交尾を始めおって」

今度は青年も面の中でくぐもった笑いを上げた。

「六代目様は大変愛情が深くていらっしゃいますから。あんな奇天烈……いえ、嵐のような愛情を受け止められるのはイルカ様だけだと、自分たちの間でも専らの評判ですよ」
「うむ、そうじゃろうな。まったく……カカシのヤツも大概にしとかんと、イルカに愛想を尽かされるぞ」

ふん、と鼻息を吐くと、パックンはとてとてと廊下を歩いていく。
その後ろ姿を見送ると、暗部の青年はまた私室の引き戸を振り返った。
今は中の気配を探ることすら六代目の逆鱗に触れそうで、恐ろしくて自分にはできないが。先ほどのケンカの仲直りをしてるなら、今までの経験からあと二時間は出ていらっしゃらないだろう。
そう判断すると、青年は廊下の隠し扉の持ち場に戻った。
日頃、多忙を極める六代目夫婦の、貴重な二人だけの時間だ。どうか何も邪魔が入りませんように、と願いながら。





【完】

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