【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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ちゅんさんのケモカカイルの『瞳孔が縦のカカシさんと横のイルカ先生』シリーズにめちゃくちゃ滾ったので、漫画の続きを書かせて頂きました!
詳しい設定等はこちらから存分にどうぞ!(イラストと漫画は下と同じです)

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そしてイラストと漫画を見て!
もうとにかく見て!!!
ここからちゅんさんの漫画と続けてSSのストーリー形式でお届けします(・∀・)ノ



  縦と横

20221015-233711.png縦と横縦と横縦と横縦と横縦と横縦と横




  爪と牙と、角と蹄と


イルカはひた走った。
自分を追う捕食動物から逃げるため。
あの縦に裂けた瞳孔の生き物から少しでも距離をおいて遠ざかり、葉陰にひそりと身を隠すために。
敵襲にも感じなかった本能的な恐怖で、イルカの頭部の両脇には二本、くるりと不完全な円を描いた象牙色の角が現れていた。
イルカの被食動物としての象徴の、横に裂けた瞳孔と共に。
背後からは追う動物特有の狩猟本能による高揚感が隠されることなく、むしろ煽るように伝わってくる。

――愉しまれている。

絶望感に足はもつれ、肺は破裂しそうになりながらひたすら駆け続けていると、不意に背にドン、と衝撃が走って草むらに倒された。
肩に食い込む獣の爪を感じると、体をぐいと引き起こされる。

「喰われたいの?」

間近にあるのはイルカの予想に反して、人としての理性が入り交じった捕食動物の――カカシの顔だった。
てっきり自分を喰らう気に満ち溢れたカカシと対面するものとばかり思い、絶望的な覚悟を知らず決めていたイルカは、あまりの意外さに思わず頭に浮かんだ疑問をそのまま口に乗せてしまった。

「……れを、………のは、……」

頑丈そうな顎のカチカチと鳴る歯の間から、辛うじて言葉が零れ落ちる。
イルカは干からびた喉にごくりと唾を飲み込み、もう一度ゆっくりと問いかけた。

「俺を、喰いたいのは……どっち、ですか?」
「…………え?」

自分がどういう顔でイルカを見ていたのか、どういう意図を持って発した「喰われたいの?」という言葉だったのか、自覚もしていなかったのだろう。
捕食動物の本能にほとんど塗り潰されていた顔が、はたけカカシのものに戻った。



イルカの問いかけに毒気を抜かれたのか、カカシはそのままぺたりとしゃがみ込んだ。
イルカの肩に食い込んでいた獣の爪は引っ込められたが、逃がさないように腕をしっかりと掴んでいるし、縦に裂けた瞳孔はまだ残っている。
ふと、その目がイルカの下半身に向けられ、すんと鼻を鳴らした。

「もしかして失禁してる?」

その指摘でイルカの首から上の全てが真っ赤に茹で上がった。

「あ……ッ、当たり前だろ! 喰われるって覚悟を決めたんだから! ……っと、失礼しまし、た……」

羞恥と怒りに敬語を忘れたイルカの言葉が、自分と相手の立場を思い出して尻すぼみになる。
追われ、捕らえられた被食動物が恐怖のあまり失禁することは恥ではない。
だが人としての、忍としての自尊心がイルカを恥じ入らせた。
それでも本能がまだ恐怖から逃れられないのか、身をかたかたと震わせている上に目には涙を浮かべたままだ。
僅かな憐憫と後ろめたさに良心が咎め、その蒼褪めた頬に手を伸ばすと、イルカは反射的にびくりと身を竦ませ後ずさる。
その姿態が沈静化していた嗜虐心に火を着けた。
カカシは無言でイルカを抱き上げると、周囲を一瞥してから瞬身をした。



飛んだ先は水場だった。
鬱蒼と茂った木々の奥に隠された、小動物が水を求めてやってくるような小さなせせらぎに立つと、抱えていたイルカをわざと乱暴に落とす。

「わっ、ちょっと何するんですか!」

抱えられていた格好のまま尻から落ちたイルカは、派手な水飛沫を上げて小川に転がる。
川は浅く、座った姿勢の腰が浸るか浸らないかくらいだった。
それを見下ろしたカカシはイルカの抗議など気にも止めず、ベストを脱がせて畔に投げ捨てる。そしてズボンのファスナーに手をかけると一気に引き下ろし、下着までも引き下げた。
イルカの獣毛に覆われた腿を露わにし、しげしげとそこを眺めながらも終始無言のカカシに、恐怖が再度膨れ上がる。
力の入らない腰を引きずるようにして、カカシから逃げようと蹄を鈍く鳴らしながら浅瀬の中を這い進むと、がしりと腰を掴まれた。

「まだ俺のこと怖いの」

カカシの苛立った声音に、またぶわりと涙が盛り上がる。

「っあ、なたが、何をしたいか分からねぇからです……ッ」

子供のように怯えをあからさまにするイルカに、カカシの眉間の皺がさらに深くなる。
と、カカシは突然イルカの股間に屈み込むと、縮こまり力なく垂れ下がったイルカの性器を掴んで口に含んだ。

「なにを、やめ……、やめろ!」

濡れて所々色濃くなった銀鼠色の髪を掴んで引っ張っても、カカシはしゃぶることを止めなかった。
それどころか先端部分を執拗にねぶり、小穴を抉るように舌をねじ込んでは強く吸い上げる。
次第に芯が通り育っていく頃には、イルカの口からは喘ぎともいえる濡れた吐息が零れていた。
カカシは握っていた手も使って性器を扱き、ふくりとした二つの柔袋を揉み、舌と五指の滑らかな動きで恐怖に竦んでいたイルカを悦楽の域まで追い上げた。

「ん、ひ……ッ、ぁ、あ」
「イきなよ」

カカシの濡れた手甲が、革特有の軋んだ音を鳴らす。
命ずる上位種の獣の声に、イルカは呆気なく前を弾けさせた。
はっ、はっと荒げた息と、早鐘のように胸を打つ心臓の音と。
宙に焦点の合わない目線を飛ばし、その瞬間だけは快楽に染まっていたイルカだが、すぐに混乱と僅かに残る恐怖の入り交じった感情が一気に戻ってくる。
半ばぼんやりとカカシを見下ろすと、カカシはイルカの吐き出した精を丁寧に舐め取っていた。

「な……んで」
「まだ恐怖の匂いを撒き散らしてる。残党がいたら居場所を教えてるようなもんでしょ」
「だからって、そんな!」
「そうだね、こんなことする必要はないね」

カカシは淫靡な笑みを唇に乗せた。
そしてイルカの腰を抱き、両手で尻を掴むと軽く抱え上げる。

「あんたが聞いたんでしょ。どっちの俺が喰らいたいのか、って」

剥き出しになったイルカの双臀が割り開かれ、獣の爪の消えた指先が慎ましやかな後孔の縁襞をやわやわと撫ぜる。
嬲るように。
イルカが理解できるまで、ゆっくりと言い聞かせるように。

「これが俺の答」

力強い意思を伝えてくるカカシの双眸は縦に裂けたままで、やはり獣の本能に満たされていた。
それでもそれ以上無理強いをすることはなく、カカシの指先は物欲しげに後孔を往き来するだけだ。
一方的に奪うことなく人としての理性でイルカを求めながら、獣の本能で身体を喰らい尽くそうとしているカカシに、被食動物のイルカに抗う術はなかった。
だが人としてのイルカには、どうしても確認したいことがあった。
イルカを捕らえた瞬間に見せた、カカシの優しさ。
狩猟本能に身を任せながらも、それを愉しみながらも、捕食動物を前に逃げることへの危険性を諭した、あの優しさの生まれた気持ちの出どころを。
たった一つだけ。

「おれの、こと……すき、……?」

イルカの震える言葉に、ギラギラと欲望に滾っていた目元が輝きを湛えたまま控えめに、優しげにたわむ。

「好きかどうかは正直分からないけど、あんたに嫌われたくはないって思うよ」

その答えを俯いてしばし吟味していたイルカの両腕が、カカシの首におずおずと回された。
肌を通して感じるイルカの熱と震えが、不意にカカシの胸を満たす。
そして本能的に覚る。


――捕食動物である自分は、だがしかし被食動物のイルカには一生勝てないだろうと。
――そしてそのことを、自分はこの上ない歓びと共に受け入れるだろうと。


その厳然たる事実がもたらす歓びごと、カカシはイルカの身体を強く、強く抱きしめた。
自分の全ての愛をもってイルカの身体を隈無く『喰らう』ために。



【完】




÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷

瞳孔や角、爪と牙以外にも、如月の方はケモ要素を更にぎゅぎゅっと詰め込みました!SSなのに!
獣毛に獣脚に蹄の半獣先生は絶対可愛い素敵。
あと最初の羊先生のイラスト、お気付きだろうか。

ポニテがふわふわなの!!!!
メリノ種先生なの!!!!

ぐううう、てんてーの羊毛で編んだセーターにくるまれたい…
初夏に先生のもこもこ羊毛を刈るのが、この二人の恒例行事になるといいなぁ♥


ここで如月のお話はendですが、オマケにちゅんさんサイドの続きを♪
漫画の最後『食われたいの?』
の続きなので如月とは別のストーリーになります。

縦と横

怯えて泣いてる羊先生がめちゃくちゃ可愛くない⁉⁉⁉
お顔がほとんどケモ化しちゃってるよ⁉⁉⁉
えっ、大丈夫?これモザイク必要なエロ可愛さじゃない⁉
苛めてもっと泣かせたくなるよね分かる…
でも泣きじゃくりながらも気持ちよくなっちゃう先生がまたね、犯罪級の可愛さだよコレェ(噛み締め)
これね、カカシさんがなんで先生に怯えられて苛立つのか分かってるのかな?グヘヘってなっちゃうんですよね!

それにしてもカカシさんカッケェ…_:(´ཀ`」 ∠):_
捕食動物ならではの美しさと雄感に溢れてるヤバい。
しみじみと染み渡るカッコよさです(手を合わせて天を拝む)

お陰さまで大好きなケモカカイルをうはうは書けました!
やっぱりケモは最高だよ…
しかもこうして見ると、結果的に漫画と小説のコラボになってるよ⁉素敵!
ちゅんさん、ホントにありがとうございました~!
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