【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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始まったばかりの恋をゆるゆる楽しむ上忍です。
まぁ余裕なのは今のうちですよね~クスクス
÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷
「笑顔、ですか」
「笑顔ですね」
隣に座ったイルカ先生が、ジョッキを傾けながら事も無げに笑う。
そういう風にすぐ笑顔になれる人には簡単だろうけど、俺には難しいんだよね。忍って感情を殺してなんぼの稼業じゃない。笑顔なんて依頼者に向ける営業スマイルくらいしか使わないもんなぁ。
あ、こないだガイが「俺だって火遁くらい出来ないこともないぞ」って無理やり発動させようとしてアスマの髭を焦がした時は笑ったな。
でも先生が言ってるのはそういうことじゃないのは分かる。
初めての上忍師で子供たちの相手というのは予想以上に難しく、「お前たちが嫌いだ」って冗談も通じないし(それは大人同士しか通じないやつですねと先生にぶった切られた)、こうして子供のエキスパートのイルカ先生に教えを請うてる訳だけど。
ま、ちょっとは私情も混じってるけどね。
「子供って大人の思う以上に人の顔色を見てます。胡散臭い笑顔は逆に不安にさせるから、それなら無表情の方がましですがね」
「あー、俺やっぱり胡散臭いですかね」
「いや! カカシ先生がそうって訳じゃなく、一般論としてですね!」
イルカ先生が慌てて手に持った鶏皮の串を振り回すけど、そんなんじゃ認めてるようなものだからね。
「笑顔ねぇ……」
自分の俺への印象がバレてきまり悪いのだろう、もそもそと鶏皮を口に運ぶ様子を見てると、先生が何か思い付いたのかパッと顔を明るくした。
「ちょっと目を閉じてみてください」
「目を?」
言われるがまま、額当てに隠されてない方の目を閉じる。
「はい。それでカカシ先生が好きなものを思い浮かべてください」
好きなもの……何だろう、イチャパラは好きとは違うし、秋刀魚と茄子でいいのかな?
「う~〜〜ん変わらないなぁ、もうちょっと違う好きなものですかね……」
「変わらないって何が?」
「人って好きなものを思い浮かべると自然と笑顔になるでしょう。その表情を思い出してもらおうと思ったんですけど」
「あー、なるほどね。それじゃ秋刀魚じゃ無理かな」
ふはっと吹いたイルカ先生の息が頬にかかる。見えないけど、きっと笑ってるんだろうな。
「そうだ、好きな人の笑顔! それを思い浮かべてみるのはどうでしょう」
好きな人の笑顔。
俺はぱちりと目を開けた。
思った通り、笑いの残る緩やかに細められた目の先生が俺を見返している。
今は俺だけを見て、笑ってる。
少しかさついた頬が緩み、アルコールのせいでほんのり赤く染まって。
不意にそのふっくらとした頬を指でつついてみたい衝動に駆られた。
きっと先生はちょっとびっくりして、「何するんですか!」って笑うだろう。
「あっ、今のですよ! その笑顔ならバッチリです!」
「そう?」
にこにこと俺を見て笑うイルカ先生に、にこにこと笑い返す。
俺がちゃんと笑えたタイミングと理由に、あなたが気付いてくれるのはいつになるんだろうねぇ?
まぁ余裕なのは今のうちですよね~クスクス
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「笑顔、ですか」
「笑顔ですね」
隣に座ったイルカ先生が、ジョッキを傾けながら事も無げに笑う。
そういう風にすぐ笑顔になれる人には簡単だろうけど、俺には難しいんだよね。忍って感情を殺してなんぼの稼業じゃない。笑顔なんて依頼者に向ける営業スマイルくらいしか使わないもんなぁ。
あ、こないだガイが「俺だって火遁くらい出来ないこともないぞ」って無理やり発動させようとしてアスマの髭を焦がした時は笑ったな。
でも先生が言ってるのはそういうことじゃないのは分かる。
初めての上忍師で子供たちの相手というのは予想以上に難しく、「お前たちが嫌いだ」って冗談も通じないし(それは大人同士しか通じないやつですねと先生にぶった切られた)、こうして子供のエキスパートのイルカ先生に教えを請うてる訳だけど。
ま、ちょっとは私情も混じってるけどね。
「子供って大人の思う以上に人の顔色を見てます。胡散臭い笑顔は逆に不安にさせるから、それなら無表情の方がましですがね」
「あー、俺やっぱり胡散臭いですかね」
「いや! カカシ先生がそうって訳じゃなく、一般論としてですね!」
イルカ先生が慌てて手に持った鶏皮の串を振り回すけど、そんなんじゃ認めてるようなものだからね。
「笑顔ねぇ……」
自分の俺への印象がバレてきまり悪いのだろう、もそもそと鶏皮を口に運ぶ様子を見てると、先生が何か思い付いたのかパッと顔を明るくした。
「ちょっと目を閉じてみてください」
「目を?」
言われるがまま、額当てに隠されてない方の目を閉じる。
「はい。それでカカシ先生が好きなものを思い浮かべてください」
好きなもの……何だろう、イチャパラは好きとは違うし、秋刀魚と茄子でいいのかな?
「う~〜〜ん変わらないなぁ、もうちょっと違う好きなものですかね……」
「変わらないって何が?」
「人って好きなものを思い浮かべると自然と笑顔になるでしょう。その表情を思い出してもらおうと思ったんですけど」
「あー、なるほどね。それじゃ秋刀魚じゃ無理かな」
ふはっと吹いたイルカ先生の息が頬にかかる。見えないけど、きっと笑ってるんだろうな。
「そうだ、好きな人の笑顔! それを思い浮かべてみるのはどうでしょう」
好きな人の笑顔。
俺はぱちりと目を開けた。
思った通り、笑いの残る緩やかに細められた目の先生が俺を見返している。
今は俺だけを見て、笑ってる。
少しかさついた頬が緩み、アルコールのせいでほんのり赤く染まって。
不意にそのふっくらとした頬を指でつついてみたい衝動に駆られた。
きっと先生はちょっとびっくりして、「何するんですか!」って笑うだろう。
「あっ、今のですよ! その笑顔ならバッチリです!」
「そう?」
にこにこと俺を見て笑うイルカ先生に、にこにこと笑い返す。
俺がちゃんと笑えたタイミングと理由に、あなたが気付いてくれるのはいつになるんだろうねぇ?
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