【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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『今日も木の葉は平和です…たぶん』シリーズでの時系列順に並べ直したので、pixivとは掲載順が変わってます。
どちらかを選びなさい ★★

2(完)

パックンの合図の特殊な遠吠えを聞いて、その場所へと向かう。
忍犬たちに指示を出してから既に二時間以上が経過していた。イルカ先生が中忍ということを考慮すると、忍犬四匹を相手に相当な優秀さだ。
西の森の中、イルカ先生はシバとビスケとパックンに囲まれ、ウーヘイに脚絆の上の膨らんだズボンの部分を、ガッツリとくわえられていた。
先生は俺に気付くと、そのズボンを懸命に引っ張りながら「頼む、見逃してくれ……!」とウーヘイに哀願した。
お互いかなり奮闘したのだろう、全員が土埃や葉っぱまみれになっている。だけど誰もかすり傷ひとつ負ってないところは流石だ。
忍犬たちに「ごくろーさん、ありがとね」と声をかけると、嬉しげにひと吠えしてから煙を上げて消えた。もしかしたら訓練を兼ねた鬼ごっこと思ったのかもしれない。
パックンだけがなんとなく状況を理解していたらしく、先生に「すまぬな、ワシらも病院は大っ嫌いじゃが、お主の為じゃ。頑張るんじゃよ」と訥々と語りかけて、前肢をぽんと慰めるように先生の足に置いてから消えた。

当のイルカ先生は、さっきまでしおらしかったのに、忍犬たちが消えた今は完全にぶすったれた顔でそっぽを向いている。
今日の先生はホントに子供返りしちゃってるなぁと、あまりの可愛さに内心ニヤニヤしてたけど、ここで笑うと余計に拗ねるだろう。
俺は黙ってイルカ先生を抱え込むと瞬身の印を切った。




てっきり病院に連れ戻されると覚悟してたのか、イルカ先生は自宅の風呂場に到着すると、ポカンとしていた。
今のうちにと手早く自分の服を脱いで、先生のもさっさと脱がせる。
そこで初めて我に返った先生が、全裸にされるがままにおずおずと訊ねてきた。

「あの………病院、は?」
「逃げ回って埃まみれでしょ。まずはシャワーね。それから……」

俺は冷えた笑みをイルカ先生にしてみせた。

「……お仕置きです。イルカ先生が言ったんでしょ? 注射より雷切がいいって」

俺の本気が伝わったのだろう、先生がサッと青ざめた。
だけど流石はイルカ先生。「自分の言動に責任を持て」と常々生徒たちに教えてるだけあって、もう逃げる素振りは見せなかった。
風呂椅子にちょこんと座り、大人しく頭や身体を洗われるがままになっている。
それがまた散々叱られてションボリしてる子供みたいで、可愛くてたまらない。
でもここで甘さを見せるとまた隙を突かれるので、怒ってますよというポーズは崩さずに、無言で先生を綺麗に洗い上げた。



お互い腰にタオルを巻いただけの姿で、ベッドの上で二人、正座で向かい合う。
きゅうっと唇を引き結び、悲愴な顔で覚悟を決めた先生は、可哀想で可愛い。
思いつめるあまり、なぜほぼ全裸でベッドの上で雷切を受けなきゃいけないのか?という疑問すら浮かばないみたいだ。

「……では、これからお仕置きを始めます。はい、横になって」

イルカ先生がしずしずとベッドに仰向けで横たわった。
続けて「はい、バンザイして」と両腕を挙げさせ、一纏めにして紐でしっかりとヘッドボードに括り付ける。

「下手に動くと危ないから」

素っ気なく言うと、先生は追いつめられた仔犬のような目でこっちを見ながら、こくこくと頷く。
こんなに従順なイルカ先生は初めてだ。なんだかご主人様と下僕みたいだなと思うと、新たなプレイのようで股間が熱くなる。
でもまだだ。
まだ油断はできない。俺が欲望を感じてることがバレると、例え慣れない誘惑という手段を使ってでも、なんとか俺を出し抜こうとするだろう。
教え子たちの最後まで決して諦めない根性は、ホントにイルカ先生から学んだんだなぁ、と変なところで感無量になってしまった。
でも、そのおかげで欲を散らすことができた。

俺はイルカ先生の腿の上に跨がると、見せ付けるように右手を差し出しチャクラを集める。
白光りするチャクラが雷の性質を帯び、パリパリと音を立てて右手を覆い始めた。
イルカ先生が魅入られたように俺の右手に釘付けになり、ごくりと唾を飲み込む。その黒い瞳の奥には、俺への信頼と何をされるのだろうという不安とが、ない交ぜに揺らめいている。
俺は雷切を叩き込むモーションを取って、大きく右腕を引いた。
イルカ先生がぎゅっと目を瞑る。

ここで俺はチャクラを調節して、ごく微量の電流が流れる程度の出力にした。先生を傷付ける気など、はなから毛頭ない。そんなことをするヤツは例え自分自身でも許さない。
俺は掌を広げると、露になった二の腕の内側にそっと触れた。
緊張で過敏になった先生の腕がびくりと動いた。

「んっ! ……あ、れ?」

この程度なら冬場の静電気よりも痛みはないだろう。むしろ、じりじりとしたむず痒さを感じているはずだ。
……なぜハッキリそう言えるかというと。
以前、雷切をイチャパラライフに応用できないかと、色々試してみたのだ。それこそ自分の身体のあちこちを使って。

(まさかホントに試せるチャンスが到来するとはねぇ……くふふ)

俺はシャワーを浴びてしっとりした先生の肌を、微弱電流を纏わせた右手でなぞっていく。むき出しになった脇の下では、黒い繁みの中に軽く爪を立てるように引っ掻いた。
そこで身をよじったイルカ先生がパッと目を開き、俺を怒鳴り付けた。

「ちょっ、何してるんだ! 雷切じゃなかったのかよ!」
「だからこれが雷切だ~よ? イルカ先生専用に開発したから『海雷』って名前にしたけど」
「海ら……ぁあっ?」

緊張のせいか、既に尖っていた胸の頂を掌底で撫で上げる。一年以上かけて丹念に開発したソコは、微弱電流の刺激にはひとたまりもないだろう。
そのまま指先できゅうっと摘まみ上げ、ほんの少しだけチャクラを強めた。

「ぅあ、やだっ それやめろ!」

跨がった俺の下でイルカ先生が暴れるが、腿の上に体重をかけているので、たいした抵抗にならない。
俺は摘まんだ先端に舌を付けた。
ヂリヂリとした刺激が伝わってくるままに、舌を蠢かせる。

「んっ、あ、それ痛……」
「……ホントに? ねぇ、先生。これ、ホントに痛いの?」

指でこねくり回しながら、意地悪く問いかけた。
イルカ先生が唇を噛みしめ、潤んだ目で俺を見下ろす。
黙って答えようとしない先生の腰に巻かれたタオルをぱらりと開いて、勃ち上がりかけたモノを見せつけてからもう一度尋ねる。

「ほら先生のココ、もうこんなになってるよ? ねぇ、ホントに痛いだけ?」

俺は右手をゆっくりと撫で下ろし、滑らかな腹を通って黒々とした下の繁みの中も、脇の下と同じようにザリザリと掻く。
とたんに先生がびくびくと跳ねた。
頭皮も脇もだが、意外と毛髪の生えてる部分というのは敏感だ。特に下生えの中は隠れた性感帯にもなっている。

「~~~~んんっ」

腿に力が入り、ぶるぶると小刻みに震える。
先生はまたぎゅっと目を瞑って、左右に首を降った。だけど雄の象徴はしっかりと勃ち上がり、快感を伝えてくれている。
俺はイルカ先生の腿の上から退くと、脚を大きく広げさせた。
そして左手は敏感な腿の裏を撫でて、右手は陰嚢を包み込んでやわやわと揉む。

「ほら、ココも好きでしょ、ねぇ?」
「あ……はぁ、ぁあ、うんんっ」
「これも痛いならやめるよ? イヤじゃないなら前も弄ってあげる。……ねぇ、どうする?」

たいした愛撫はしてないのに、お仕置きというシチュエーションと微弱電流という未知の刺激によって、もうイルカ先生はとろりと溶け始めていた。
紅潮して泣きそうな顔と、高熱を発したように潤んだ目はその前兆だ。
でも、もっとだ。
もっともっと、ぐずぐずに溶けてもらわないと。
俺はまだ狭間にいる先生の背をひと押しするべく、そそりたった竿を右手で握り、上下に動かした。ヂリつく鈍い刺激は、今の敏感になった性器には耐え難い快楽だろう。
きつく引っ張り上げられて形を変えた陰嚢も、今度は転がすように左手で揉みしだく。
無意識なのか、イルカ先生の腰が、俺の手の動きが必要ないほどに揺らめき始めた。

「ぁああっ……も、イ……くうっ」

一際大きく身体が跳ねて、散々焦らされた熱が放たれる。
はっ、はっと胸が激しく上下してるけど、息を整える猶予は与えない。とろりとした白濁液を右手ですくうと、イルカ先生の後孔に塗りつけた。
先生がうっすらと目を開けて「や……、ソコは、やめ……」とうわ言のように呟くのを無視して、人差し指を差し入れる。
探り慣れた指先は、すぐにソコを見付けた。

「んうぅ……ぅあ、あっ、ひああ゛……っ!」

びくびくと跳ねる脚をしっかり抱えながら、微弱電流を纏わせた指の腹で、執拗に前立腺を責め続けた。
イルカ先生の恥態に夢中になり、いつしか俺も息を荒げながら。




「くふ……ぅんん~~……っ」

向かい合ってイルカ先生が跨がった状態で、俺の首の後ろに回した先生の両腕にぐうっと力がこめられ、それからだらりと抜けた。
もう何度目の絶頂だろう。
俺の腹が濡れてないところを見ると、今回はドライでイったみたいだ。
俺をくわえ込んだままに先生は意識を失い、その代わりとでもいうように内壁の襞がざわざわと震えを増して、俺を根こそぎ搾り尽くそうと蠢く。
イルカ先生の意識がバッチリ飛んだのを確認すると、俺はゆっくりと先生の身体をベッドに横たえ、汗で張り付いた髪をかき分けておでこにキスをした。

――そして脱衣所から自分のポーチを持ってくると、中から小振りの注射器を取り出した。




病院で忍犬たちにイルカ先生を探すように指示を出してから、俺はナマズ先生に頼み事をした。
ワクチンと注射器を一つ、分けてもらえないかと訊ねたのだ。それから今後の為に、痛くない注射の仕方をコピーさせてもらえないか、とも。
するとナマズ先生は、片眉を上げて「ふぅむ、フムフム。なるほどねぇ」とニヤニヤし出した。これだから察しがいい人は困る。

……そう。
イルカ先生にあんな追いつめられた小動物のような顔をさせるくらいなら、これからは毎年、同じ手口で予防接種をしてあげようと決めたのだ。
だって、子供の頃からずっと怖いのを我慢してたイルカ先生が。
例え無意識の行動であれ、子供みたいなワガママを言う方を、俺に甘える方を先生は選んでくれたのだから。

でもナマズ先生にはうっかり「今後の為に」教わりたいと言ってしまった。今回の為に、ではなく。
……つまりそれは、イルカ先生と末長く付き合っていきます、という宣言に等しいもので。
ナマズ先生の揶揄するような視線に、俺はたまらず赤面してしまった。
テンゾウの呆れたような視線や、紅の小姑みたいな鋭い視線は全く以て平気だけど。
三代目といい、ああいう何もかも見透かすような、年嵩の人間の視線は苦手だ。純粋に恥ずかしい。
ナマズ先生はワクチンと注射器をセットで渡してくれ、実演もしてくれた……俺の腕を使って。
そして激しい運動は禁止等、注射後の注意点を教えてくれると「イルカを頼むよ」と、その時ばかりは優しい笑顔で言われた。




俺はポーチから取り出した注射器にワクチンをセットして、消毒綿でイルカ先生の腕を軽く拭いた。冷やりとしたはずなのに、先生は身じろぎもしない。
そのまま注射器の針をツプリと刺し、プランジャーを押し込む。
無意識の反応か、先生の身体がぴくりとしたけど、いきなり飛び起きるようなことはなかった。綿球で押さえながら針を抜き、ぎゅうっと押す。テープでそれを固定したら、無事終了だ。
俺は意識がないままのイルカ先生にキスをひとつ落とすと、頭をいい子、いい子と撫でて囁きかけた。

「よく頑張ったね、お利口さん」

すると、イルカ先生がうっすらと微笑んだ。
何かすっごい事をやり遂げた子供が、お母さんに偉いねぇと褒められた時のように、ちょっと自慢げな顔で。





【完】

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