【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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『今日も木の葉は平和です…たぶん』シリーズでの時系列順に並べ直したので、pixivとは掲載順が変わってます。
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『今日も木の葉は平和です…たぶん』シリーズでの時系列順に並べ直したので、pixivとは掲載順が変わってます。
ねぇ、ここにキスして ★★
1
「……ねぇ」
俺の膝を枕にしてごろごろ寛いでいた大型危険動物が声をあげる。
俺はとっさに身構えた。
といっても、膝を固定されているので防御もクソもないんだが。
今の「ねぇ」の「ぇ」の部分には、明らかに艶が含まれていた。
この木の葉で最も危険な生き物(俺限定)がこういう甘い声を出す時は、ほぼ間違いなく捕食活動(俺限定)の前触れだ。
「…プリントの色塗りがまだ終わってません。これは明日の授業で使うので、朝イチでコピーしなきゃならないんです」
俺は一応牽制を試みる。
するとカカシさんは、ふうんとつぶやくと
「じゃあ先生のお許しが出るまで本格的に邪魔しないからさ、ここにキスしてよ」
と右手首の内側を差し出してきた。
手首にキス。
そんなんでいいのか?
俺は若干拍子抜けしながらも、カカシさんもやっと譲歩を覚えたんだなぁ、と感慨深く思いながらその手を取り、手首にキスをした。
チュッと音がするくらいの、子供がほっぺにするような軽いキス。
それ以上は特に何か仕掛けてくるわけでもないので、ペンを取るとプリントのイラストの髪を黒に塗り始めた。
しばらくして、カカシさんがまた声をかけてくる。
「ね~、次は~ここ~」
カカシさんが右足を持ち上げて膝を曲げ、足首を差し出してきた。
ずいぶんと変な所にして欲しがるなぁ、と思ったが、この人がおかしいのは今に始まったことじゃない。
いくぶん乱暴に足を引き寄せると、カカシさんが指差した足首の内側辺りにもキスをした。
そして足首から手を離すと、ベージュのペンを取って肌を塗り始めた。
またしばらくすると。
「あとは~、ここも~」
と次に指差したのは鳩尾。
なんとなく不埒な空気を嗅ぎ取った俺は「服の上からでいいですよね」と質問というより断言をして、体を少しずらす。
そして上体を屈めてカカシさんの指先の上辺りに唇を付けた。
すると、カカシさんの拍動が薄っぺらいアンダー越しに、トクン トクン と唇に伝わってくる。
(………あ、れ?)
ふと気付いた。これって…
顔をあげてちゃぶ台の上のプリントを見る。
そこには〔人体の急所 一覧表〕と銘打ったイラストが描かれていた。
今までキスした場所は、全て人体の急所だ。
諸説はあるが、アカデミーで教えているものは全身に51ヶ所。
強く打ったり切り裂いたりすれば、確実に相手の行動を制限できる場所だ。
やり方によっては、命をも一瞬で奪える場所。
忍の、しかもこれだけ戦忍として名を馳せた者なら、急所など決して他人には触れさせない。
例え身内相手でも、そこを晒すには本能的に緊張感を覚えるだろう。
それをこの人は、無防備に俺に差し出している。
なんだか訳の分からない熱いものがぐわっとこみ上げてきて、俺はサッと膝立ちになった。
膝に乗ってたカカシさんの頭がゴトンと落ちて、イテっと声をあげる。
「怒った?ゴメンね?」
ちょっと不安そうに見上げているカカシさんの頭をひっつかむと、俺は唇と鼻の間にキスをした。
「…人中」
それから首の後ろに手を差し入れてカカシさんを少しのけぞらせると、喉仏にも噛みつくようにキスをした。
「…廉泉」
そしてカカシさんと視線を合わせる。
その瞳に宿るのは、情欲というよりも信愛だった。
赤ん坊のように、無条件で相手に自分をまるごと預けるような。
俺があごを片手で掴むと、意を汲んだカカシさんが口を開け、舌を差し出した。
その舌を俺はくわえ、最初はそっと、それから強めに歯をたてる。
カカシさんの目が嬉しそうに細められた。
今度は俺が舌を差し入れる。
カカシさんがそれを迎え入れ、優しく甘咬みした。
自分の命をカカシさんに握られているということに、ゾクゾクしたものが背中を駆け上がる。
カカシさんが自分の舌を絡めてきた。
お互いの舌を咬み、しゃぶりあって味わうと、カカシさんが俺の頭を傾けて耳の後ろに舌を這わせキスをする。
そして耳の中に舌を突っ込むと、そのまま「独鈷」と囁いた。
思わずビクンと肩が跳ねる。
いつの間にかアンダーが捲り上げられていて、カカシさんの手が胸の突起を擦りあげ、親指の腹でこねると、いきなり強く吸い上げてきた。
「んあ…っ」
「雁下。ちょっとズレちゃった~ね」
嬉々として俺の急所を責めながら見上げてくる顔は、完全に捕食者のもので。
俺はいろいろ諦めて主導権を手放した。
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