【Caution!】
こちらの小説は全て作家様の大切な作品です。
無断転載・複写は絶対に禁止ですので、よろしくお願いします。
★エロし ★★いとエロし!
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木の葉の里を騒がせた謎の吸血事件が解決して数ヶ月、長らく片恋だったイルカとも思いを通じ合わせて晴れて番となったものの、目下の悩みは小姑とも言うべきか、イルカの忍猫で親代わりの妖、羅刹丸の存在だった。
「イルカ先生が泊まりに来てくれて、良い雰囲気になったところで、必ず邪魔に入るんだよね」
あのイルカを溺愛する猫の妖は、人犬族であるカカシを毛嫌いしていて、事あるごとに人描族のイルカに番を解消しろと言ってるらしい。
紆余曲折を得て番となったカカシとイルカの二人だが、その正体は人ではなかった。
人外――人ならざる者として、人間にはない高い感知能力や、身体機能を持つ種族だった。
カカシは長らく木の葉の里を影から守り続けた人犬族の長であり、銀色の髪、色素の薄い肌が特徴的な、最後の生き残りだ。極度の興奮状態に置かれると、犬に似た姿に変わるが、普段は人と何ら変わりなかった。
イルカもまた人描族と呼ばれる種族であり、木の葉を揺るがしたあの吸血事件の犯人であった女とは同族だった。発情を迎え番を見つけるまでは、他者の体液(主に血液)を定期的に摂取しなければ、猫の姿になってしまうと言う特異体質を持っていた。カカシと番となった今では、血液を求める必要もなくなり、猫に戻る心配もない。人外として特徴的に残ったのは、昼間は視力が落ちて瓶底眼鏡が必要な事くらいで、夜は目が利くし、聴覚も人より優れているけれど、目立って人と違うところはなかった。
このイルカには、幼い頃より親代わりの妖が居た。猫の大妖である羅刹丸である。
普段は綺麗な長毛の美しい白い猫の姿をしているが、ひとたび人型に戻ると、白く逆立った長い髪に大きな色違いの瞳、圧倒的な妖力を持つ青年の姿で、人犬族であるカカシであっても、おいそれと敵う相手ではない。
妖とは、人外さえも凌駕する存在で、尾獣とは違った生き物でありながら、その力は等しいと言っても過言はなかった。
「カカシさん!お待たせしました!」
青い空に涼やかに響く声に振り返れば、瓶底眼鏡をかけた黒髪の青年が、ニコニコしながら走り寄ってきたところだ。
「イルカ先生!会いたかった!」
そう言ってカカシがイルカを抱きしめようと腕を伸ばせば、愛しい人は頬を赤らめて、その腕から逃げてしまう。
「もう、カカシさんは。町中ですよ、こんな目立つところではダメだっていつも言ってるじゃないですか」
そう言って頬を膨らませるイルカも可愛くて、番だというひいき目以上に愛らしく感じてしまう。
「すいません。ほら、今日はあいつがいないからほっとしちゃって」
そう言ってカカシが後頭部をガシガシと掻く仕草をすれば、イルカもまた苦笑いを浮かべる。
「羅刹丸には、今日は里外任務で帰りは明日になると言ってきていますから」
あのイルカに甘い小姑が、里外にまで付いてこられたらたまったもんじゃない。
せっかく久々に二人きりなのだ。
今日は互いに里外任務に出ていて、火の国の山間部に近いこの町で、イルカと待ち合わせていた。
里の中では二人っきりの時間がなかなか持てない二人にとって、示し合わせたこの時間は何よりも大事だった。
「俺は明日帰還予定ですが、カカシさんは大丈夫ですか?」
「んー俺もね、任務完了の式は飛ばしてあるし、ついでに休暇申請もしてあるから、イルカ先生と一緒に明日木の葉に帰るよ」
それまでは二人っきりでね。
そうこっそりと耳元で囁くと、イルカは耳まで真っ赤に染め上げて。
身体はもう何度も繋いだし、番という夫婦関係なのだから、恥ずかしがることはないのに。
イルカのこういう初心なところが、カカシにとっては可愛くて仕方がないところだった。
山間部から湧き出る源泉を引いた湯が自慢という宿に落ち着くと、イルカは浴衣に着替え、夕食を待つことなく大浴場へと向かっていった。
カカシもまた浴衣に着替えると、のんびりと畳の上に寝転がり、イチャパラを読んでいた。
このイチャパラは、この町の書店で見つけた初版本で、表紙の印刷が微妙に既刊とは異なっているというプレミア物だった。
ただのエロ本ではなく、恋愛小説だといつもイルカに言って聞かせているのだけれど、イルカは以外と頭が固くて、あくまでエロ本はエロ本だと言ってきかなかった。
イルカの前でイチャパラを広げると、露骨にイヤな顔をされるので、カカシはイルカがいない隙を狙って、イチャパラを楽しんでいた。
しばらくして部屋の扉が開き、仲居さんが今夜の夕食を運んできた。
山間部にしては珍しく新鮮な刺身が並べられて、カカシは喉を鳴らす。
日本酒片手にイルカを待っていると、湯上がりの朱い頬をしたイルカが、ニコニコご機嫌な様子で部屋に戻ってきた。
「うわ~豪勢ですね!」
並べられた夕飯の豪華さに、イルカの顔にも笑みが浮かぶ。
「さ、飲みましょ。飲みましょ」
カカシが日本酒のとっくりを持って、イルカのお猪口に注ぐと、イルカは嬉しそうに杯を煽る。
ほろ酔い気分で飯を食い、腹が満たされたところで、カカシはイルカに這い寄ると、今夜の締めとばかりに、舌舐めずりをした。
「イルカ先生。久しぶりなんだから、ね?」
そう言ってイルカを抱き寄せ、有無を言わさず抱えると、奥の座敷に連れて行く。
「え?カカシ先生。ちょっと、まった!」
慌ててイルカがバタバタと暴れるが、カカシはイルカを布団の上に下ろすと、キス一つで動きを封じてしまう。
「イヤなら言って?」
「う~~~~~~」
イルカは唸り声を上げながらも、否とは言わずにカカシの頭を抱えた。
「もうっ俺だって久しぶりで、本当は欲しかったんだから!」
こんな事言わせるなとばかり、涙目のイルカに頭をぽかりと叩かれる。
「ん。分かってる。ごめ~ンね」
その言葉を合図に、カカシはイルカの首筋に噛み付くと、湯上がりで火照った肌に手を伸ばした。
薄暗い照明の下で、イルカの身体にはかろうじて浴衣が引っかかっている状態だった。
「裸も良いけど、中途半端にはだけてるのも良いよね」
そう言ってニィっと笑ってやれば、イルカがカカシの背を爪で引っ掻いた。
「痛っ」
「痛くしたんですよ、もう」
ぷりぷりしながらも、カカシのあぐら座の上に腰を落とし、いきり勃つ肉棒をその身に銜え込んだイルカの口からは、ひっきりなしに荒い息がこぼれ落ちる。
強めに揺さぶってやれば、「は、あぁん」と鳴いて、カカシを喜ばせた。
イルカを手に入れた時、初めての身体を強引に割り開き、随分と辛い思いをさせてしまったが、番として身も心も繋ぎ合わさった今、イルカの身体は甘く溶け、カカシの雄も柔らかくその身で食んで放さなかった。
大きく下から揺さぶり上げ、イルカの嬌声を楽しみながら、限界目指して駆け上がる。
イルカの中に一度精を解き放つと、その衝撃でイルカもまた吐精した。
「久しぶりだから、濃いね」
そう言って笑うと、イルカもまた挑むような眼差しで、妖艶な笑みを浮かべる。
「貴方がいるから……」
カカシがいるから、自慰もしていないのだと告げられると、その身体を存分に可愛がってやりたくて、カカシはイルカを反転させると、イルカをまさに獣のように四つん這いにさせ、背後からイルカの中に押し入った。
「はぁんっ」
衝撃でイルカが可愛い声を上げる。
そのままガツガツと獣のように穿ち続けると、自身の身体を支えきれなくなったイルカが、シーツの中に突っ伏した。
「こうしてると、獣に戻るって感じ。分かる?イルカ先生」
本能のままに、繋がっているのだと身も心も感じる。普段人に紛れて、獣の本性を押さえている分、閨では素の自分に戻る感じがする。
それはイルカも同じだったようで、甘くカカシを締め続ける後膣は、一度カカシが吐精したせいか、潤んでいて、甘く食らいついて放さない。
「あ、あぁぁぁぁぁ」
がくがくと揺さぶる度に、イルカの口から漏れ出すのは、獣じみた嬌声で。
人から獣へと戻るこの瞬間が、カカシをたまらなく熱くさせた。
ひとしきり身体を交えた後、ぐったりとしたイルカを抱えて、部屋付きの中風呂に身を浸していると、ようやく意識が戻ってきたのか、イルカが気持ちよさそうにカカシにもたれ掛かり、ほぅと息をついた。
「大丈夫?イルカ先生」
「大丈夫じゃない」
少し怒っているように見えるのは、照れ隠しか。
「がっついちゃってごめんね。久しぶりだったからさ」
そう言って苦笑した唇を、イルカが甘く食む。
それ以上言うなと身体で示されて、カカシもまたイルカの口の中に舌を差し出すと、イルカが甘く食んで吸い上げた。
何度も口づけを繰り返し、いい加減のぼせそうになった頃、ようやく風呂から上がると、情事の名残を手早く片付けて、二人で一つの布団に潜り、身を寄せ合った。
「貴方と番になれて良かった」
そうカカシが呟くと、イルカもまた笑みを浮かべる。
「俺もです」
久しぶりに二人抱き合って眠る夜は暖かくて、眠りはあっという間に訪れた。
夢も見ないほど深い眠りにつくのはいつ以来か。
イルカの肌の暖かさを知ってしまった今では、もう安らかな眠りはイルカが居なければ得られなくなっていた。
「イルカ先生が泊まりに来てくれて、良い雰囲気になったところで、必ず邪魔に入るんだよね」
あのイルカを溺愛する猫の妖は、人犬族であるカカシを毛嫌いしていて、事あるごとに人描族のイルカに番を解消しろと言ってるらしい。
紆余曲折を得て番となったカカシとイルカの二人だが、その正体は人ではなかった。
人外――人ならざる者として、人間にはない高い感知能力や、身体機能を持つ種族だった。
カカシは長らく木の葉の里を影から守り続けた人犬族の長であり、銀色の髪、色素の薄い肌が特徴的な、最後の生き残りだ。極度の興奮状態に置かれると、犬に似た姿に変わるが、普段は人と何ら変わりなかった。
イルカもまた人描族と呼ばれる種族であり、木の葉を揺るがしたあの吸血事件の犯人であった女とは同族だった。発情を迎え番を見つけるまでは、他者の体液(主に血液)を定期的に摂取しなければ、猫の姿になってしまうと言う特異体質を持っていた。カカシと番となった今では、血液を求める必要もなくなり、猫に戻る心配もない。人外として特徴的に残ったのは、昼間は視力が落ちて瓶底眼鏡が必要な事くらいで、夜は目が利くし、聴覚も人より優れているけれど、目立って人と違うところはなかった。
このイルカには、幼い頃より親代わりの妖が居た。猫の大妖である羅刹丸である。
普段は綺麗な長毛の美しい白い猫の姿をしているが、ひとたび人型に戻ると、白く逆立った長い髪に大きな色違いの瞳、圧倒的な妖力を持つ青年の姿で、人犬族であるカカシであっても、おいそれと敵う相手ではない。
妖とは、人外さえも凌駕する存在で、尾獣とは違った生き物でありながら、その力は等しいと言っても過言はなかった。
「カカシさん!お待たせしました!」
青い空に涼やかに響く声に振り返れば、瓶底眼鏡をかけた黒髪の青年が、ニコニコしながら走り寄ってきたところだ。
「イルカ先生!会いたかった!」
そう言ってカカシがイルカを抱きしめようと腕を伸ばせば、愛しい人は頬を赤らめて、その腕から逃げてしまう。
「もう、カカシさんは。町中ですよ、こんな目立つところではダメだっていつも言ってるじゃないですか」
そう言って頬を膨らませるイルカも可愛くて、番だというひいき目以上に愛らしく感じてしまう。
「すいません。ほら、今日はあいつがいないからほっとしちゃって」
そう言ってカカシが後頭部をガシガシと掻く仕草をすれば、イルカもまた苦笑いを浮かべる。
「羅刹丸には、今日は里外任務で帰りは明日になると言ってきていますから」
あのイルカに甘い小姑が、里外にまで付いてこられたらたまったもんじゃない。
せっかく久々に二人きりなのだ。
今日は互いに里外任務に出ていて、火の国の山間部に近いこの町で、イルカと待ち合わせていた。
里の中では二人っきりの時間がなかなか持てない二人にとって、示し合わせたこの時間は何よりも大事だった。
「俺は明日帰還予定ですが、カカシさんは大丈夫ですか?」
「んー俺もね、任務完了の式は飛ばしてあるし、ついでに休暇申請もしてあるから、イルカ先生と一緒に明日木の葉に帰るよ」
それまでは二人っきりでね。
そうこっそりと耳元で囁くと、イルカは耳まで真っ赤に染め上げて。
身体はもう何度も繋いだし、番という夫婦関係なのだから、恥ずかしがることはないのに。
イルカのこういう初心なところが、カカシにとっては可愛くて仕方がないところだった。
山間部から湧き出る源泉を引いた湯が自慢という宿に落ち着くと、イルカは浴衣に着替え、夕食を待つことなく大浴場へと向かっていった。
カカシもまた浴衣に着替えると、のんびりと畳の上に寝転がり、イチャパラを読んでいた。
このイチャパラは、この町の書店で見つけた初版本で、表紙の印刷が微妙に既刊とは異なっているというプレミア物だった。
ただのエロ本ではなく、恋愛小説だといつもイルカに言って聞かせているのだけれど、イルカは以外と頭が固くて、あくまでエロ本はエロ本だと言ってきかなかった。
イルカの前でイチャパラを広げると、露骨にイヤな顔をされるので、カカシはイルカがいない隙を狙って、イチャパラを楽しんでいた。
しばらくして部屋の扉が開き、仲居さんが今夜の夕食を運んできた。
山間部にしては珍しく新鮮な刺身が並べられて、カカシは喉を鳴らす。
日本酒片手にイルカを待っていると、湯上がりの朱い頬をしたイルカが、ニコニコご機嫌な様子で部屋に戻ってきた。
「うわ~豪勢ですね!」
並べられた夕飯の豪華さに、イルカの顔にも笑みが浮かぶ。
「さ、飲みましょ。飲みましょ」
カカシが日本酒のとっくりを持って、イルカのお猪口に注ぐと、イルカは嬉しそうに杯を煽る。
ほろ酔い気分で飯を食い、腹が満たされたところで、カカシはイルカに這い寄ると、今夜の締めとばかりに、舌舐めずりをした。
「イルカ先生。久しぶりなんだから、ね?」
そう言ってイルカを抱き寄せ、有無を言わさず抱えると、奥の座敷に連れて行く。
「え?カカシ先生。ちょっと、まった!」
慌ててイルカがバタバタと暴れるが、カカシはイルカを布団の上に下ろすと、キス一つで動きを封じてしまう。
「イヤなら言って?」
「う~~~~~~」
イルカは唸り声を上げながらも、否とは言わずにカカシの頭を抱えた。
「もうっ俺だって久しぶりで、本当は欲しかったんだから!」
こんな事言わせるなとばかり、涙目のイルカに頭をぽかりと叩かれる。
「ん。分かってる。ごめ~ンね」
その言葉を合図に、カカシはイルカの首筋に噛み付くと、湯上がりで火照った肌に手を伸ばした。
薄暗い照明の下で、イルカの身体にはかろうじて浴衣が引っかかっている状態だった。
「裸も良いけど、中途半端にはだけてるのも良いよね」
そう言ってニィっと笑ってやれば、イルカがカカシの背を爪で引っ掻いた。
「痛っ」
「痛くしたんですよ、もう」
ぷりぷりしながらも、カカシのあぐら座の上に腰を落とし、いきり勃つ肉棒をその身に銜え込んだイルカの口からは、ひっきりなしに荒い息がこぼれ落ちる。
強めに揺さぶってやれば、「は、あぁん」と鳴いて、カカシを喜ばせた。
イルカを手に入れた時、初めての身体を強引に割り開き、随分と辛い思いをさせてしまったが、番として身も心も繋ぎ合わさった今、イルカの身体は甘く溶け、カカシの雄も柔らかくその身で食んで放さなかった。
大きく下から揺さぶり上げ、イルカの嬌声を楽しみながら、限界目指して駆け上がる。
イルカの中に一度精を解き放つと、その衝撃でイルカもまた吐精した。
「久しぶりだから、濃いね」
そう言って笑うと、イルカもまた挑むような眼差しで、妖艶な笑みを浮かべる。
「貴方がいるから……」
カカシがいるから、自慰もしていないのだと告げられると、その身体を存分に可愛がってやりたくて、カカシはイルカを反転させると、イルカをまさに獣のように四つん這いにさせ、背後からイルカの中に押し入った。
「はぁんっ」
衝撃でイルカが可愛い声を上げる。
そのままガツガツと獣のように穿ち続けると、自身の身体を支えきれなくなったイルカが、シーツの中に突っ伏した。
「こうしてると、獣に戻るって感じ。分かる?イルカ先生」
本能のままに、繋がっているのだと身も心も感じる。普段人に紛れて、獣の本性を押さえている分、閨では素の自分に戻る感じがする。
それはイルカも同じだったようで、甘くカカシを締め続ける後膣は、一度カカシが吐精したせいか、潤んでいて、甘く食らいついて放さない。
「あ、あぁぁぁぁぁ」
がくがくと揺さぶる度に、イルカの口から漏れ出すのは、獣じみた嬌声で。
人から獣へと戻るこの瞬間が、カカシをたまらなく熱くさせた。
ひとしきり身体を交えた後、ぐったりとしたイルカを抱えて、部屋付きの中風呂に身を浸していると、ようやく意識が戻ってきたのか、イルカが気持ちよさそうにカカシにもたれ掛かり、ほぅと息をついた。
「大丈夫?イルカ先生」
「大丈夫じゃない」
少し怒っているように見えるのは、照れ隠しか。
「がっついちゃってごめんね。久しぶりだったからさ」
そう言って苦笑した唇を、イルカが甘く食む。
それ以上言うなと身体で示されて、カカシもまたイルカの口の中に舌を差し出すと、イルカが甘く食んで吸い上げた。
何度も口づけを繰り返し、いい加減のぼせそうになった頃、ようやく風呂から上がると、情事の名残を手早く片付けて、二人で一つの布団に潜り、身を寄せ合った。
「貴方と番になれて良かった」
そうカカシが呟くと、イルカもまた笑みを浮かべる。
「俺もです」
久しぶりに二人抱き合って眠る夜は暖かくて、眠りはあっという間に訪れた。
夢も見ないほど深い眠りにつくのはいつ以来か。
イルカの肌の暖かさを知ってしまった今では、もう安らかな眠りはイルカが居なければ得られなくなっていた。
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