【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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腰を動かす度に繋がった所からばちゅ、ぐちゅんと湿った音が上がる。
ついさっきまで散々文句や憎まれ口を叩いてた口から洩れるのは、低いとぎれとぎれの喘ぎと呻き声。

――なんでこんなことになったんだっけ。

眼下でリズミカルに揺れる括った黒髪を眺めながら、ぼんやりと思う。
でも気持ちいい。
この中忍の子、確かうみのイルカと言ったか……こういう事は初めてらしいのに、彼も俺の与える快楽に夢中に見える。
無意識なのか、逃げようとする腰を両手でしっかり掴み直して引き寄せると、イルカの中を堪能する行為に没頭した。





今回の任地は荒れていた。
戦場だからってだけじゃなく、二転三転する依頼主の要求に横暴で口ばっかりの上忍たち、極めつけに大隊をまとめる隊長が早々に負傷して戦線離脱した。
それにより交替で来たのが、たかだか二十歳ちょい過ぎの若造。つまり、俺。
そりゃあ荒れるし舐められるよね。でも今回ばっかりは、それも目的の一つだから文句は言わない。むしろどんどんつけあがって尻尾を出してほしい。
三代目によると、最近一部の上忍たちの戦地での暴挙が目に余るから、この機会に現行犯で取っ捕まえてくれとのことだった。
特にひどいのが、後方支援の下忍への暴行。
難癖を付けて『指導』するだけでなく、伽も堂々と要求しているようだ。下忍だって貴重な人材なのに、本来の任務以外で使い捨てるように酷使するなんて里と忍への冒涜だ。
普段は任務さえちゃんとやってれば口を出す必要もないと適当に流してたけど、ここまで酷いとさすがの俺でもなんとかしなきゃって思う。
まずは現場を押さえないと話にならないから、戦の邪魔にならない程度にせいぜい生意気な僕ちゃん隊長を演じて、さっさと片付けようかなんて思ってたけど。
『白い牙の息子』が投入されたってことで、クズ上忍たちが鳴りを潜めてしまった。
どうやら戦功を挙げて、名前だけは一丁前の息子さんに覚えめでたく取り立ててもらおうって魂胆らしい。先行して潜ませておいたテンゾウが報告してきた。
はぁ~~~~、どうしてこういうところだけは頭が回るんだろうね? いや、日頃の行いから無理なのに、それが分からない辺り馬鹿に変わりはないんだけど。
とにかく裏の任務の方がむしろ厄介で、戦況も好転して収束に向かいつつある今は、何か現場の方で突破口を開かないといいタイミングで表裏同時に終わらせることができない。
パイプ椅子に座って伸びをしながら天幕の天井を見上げてると、外が騒がしくなる。
気になって声をかけると、腰巾着希望のクズ上忍が天幕の布扉を開け、へこへこと尋ねてきた。

「失礼しますはたけ隊長殿、お騒がせしてすみませんね。後方支援の中忍如きが隊長殿とお話したいと煩くしやがって」
「後方支援の? 用件は」
「それが直接お話したいの一点張りで。今追っ払いますからご心配なく」
「いや、いいよ。通して」

こいつが用件も聞かずに追っ払いたいってことは、何か不都合な事があるのかもしれない。

「失礼致します! トラップ班のうみのイルカです!」

野営地にふさわしくないほど元気良く入ってきたのは、まだ額当てもピカピカとした男だった。
緊張のためか真っ直ぐに俺を睨みつける顔の中心には、横一閃の傷痕が走っている。頭の天辺に括り上げた黒髪が志の高さを表してるみたいで、多分この男は善良なんだろうと直感で感じた。
確か俺の前に追加投入された後方支援の小隊の隊長だけど、何の話がと用件を促すと、うみの中忍は姿勢を正したままズイッと一歩前に出た。

「恐れながら進言したいことがあります。現在この野営地は上忍による下忍への暴行が日々行われております。このままでは任務の遂行に悪影響しか及ぼしません。どうか速やかな改善をお願い致します!」

もちろん知ってる。
それをなんとかするために来たんだから、と言う訳にもいかず、いかにもいい加減な隊長らしく薄ら笑いを浮かべて短く返した。

「ふぅん。で? 証拠、証言は」
「はい、まず暴行ですが、資材管理班の下忍三人、営食管理班の下忍二人に対して指導という名目で殴る蹴る、食事を取り上げる等の行為を行い、夜は伽と任務に関係無い命令を下して」

緊張のためか頬を赤くしてる中忍君に、右手を上げてストップをかけた。

「あのさぁ、君は後方支援って言っても実働部隊でしょ。なんで営地の後方支援の、しかも下忍の事なんて知ってるの? 営地の上官の頭越えて直接俺にって、指揮系統から外れた進言だよね。それって越権行為って言うんじゃない?」

中忍うみの君はぐっと詰まったけど、やめるつもりはないらしい。
男らしい眉をギュッと寄せ、さらに言い返してきた。

「おれ……私がその越権行為とやらをしなければならないほど、誰もこのひどい状況を何とかしようとしてないんです!」

なるほど、直接関わってない奴らも見て見ぬふりってことね。

「だから君が何とかしなきゃって?」
「いいえ、何とかしなきゃと思うべきなのは隊長です」

へぇ。なかなか言うじゃないの。
まったくもってその通りだけど、残念ながら今はそういう訳にもいかないんだよね。
でもちょうどいい。中忍君には悪いけど、外で腰巾着希望君も聞き耳を立ててることだし、突破口にさせてもらおうかな。
俺はパイプ椅子から立ち上がると、中忍君の真ん前に立った。

「なんで俺が?」

いかにもムカつく上官っぽく、薄ら笑いを浮かべて見返す。

「そんなん決まってんだろ! あんたがこの隊を束ねる隊長だからだっ!」

やっぱり若いねぇ。簡単に挑発に乗ってくれちゃって。
とうとうあんた呼ばわりになっちゃったけど、君に呼ばれるのはなんかいいね。
思わず大きく口元が緩んだので、その笑みの浮かんだ顔のままに返した。

「そう言われてもさぁ、暴行とか伽だっけ? 全部君一人が言ってるだけじゃない。俺としても他から何も報告が上がってないのに、君を信じる根拠がないんだけど」
「……根拠ならあります。これなら信じて頂けるだろっ!」

そう吼えた中忍君がベストを脱ぎ捨て、アンダーを乱暴に頭から引っこ抜いた。
……あぁ、もう既にクズ上忍にも進言してたのね。
中忍君の腹には、幾つもの青黒い痣がくっきりと残っていた。

「で? それが何の根拠に? 何の痣だか知らないけど」
「これでも信じられねぇのかよ……大事な戦力の下忍に手を出すなっつったらやられたんだよっ! あいつらはあんたの部下の上忍だろ!」
「ずいぶん活きがいいねぇ。その調子でそいつらにも進言したなら、不敬だってやられてもしょうがないんじゃない?」

顔をぐいと近付けて小馬鹿にした笑みで見返す。
そろそろこの子を困らせるのもうんざりだなぁと思ったら、中忍君の綺麗な目にぶわりと涙が浮かんだ。
悔しくてたまらないって顔。
泣いちゃうかな。君はよく頑張ってくれてるよ。でも立ち聞きしてる腰巾着上忍が罠にかかるまであと一息、もう一押ししておきたい。
すると中忍君がガツンと額当てをぶつけてきた。

「俺は木ノ葉の忍だ。不敬と言われても、この額当てに恥じるような事はしてない」

――すごい。
なんて真っ直ぐで、危うくて。
この純粋な原石の輝きを間近で見られることに、腹の底がゾクゾクする。

「ずいぶんいい覚悟だねぇ」

思わず悦びが滲み出てしまったせいか、中忍君が一瞬怯んだ。
だがすぐに立ち直って睨み返してくれる。
それがなんだか嬉しくて、額当てを合わせたままぐっと押し返した。
擦れ合った鉢金がキイと神経に障る音を立てる。

「この覚悟は下のもんをいたぶるようなクズ野郎共のためにあるんじゃないんだ。里のためだ。あんたも隊長なら、それくらい分かりやがれ」

目を合わせたまま低い声で切られた啖呵に、ぞわりと肌が粟立った。
ここまで俺を興奮させてくれるとは、今回の任務は面倒だと思ってた認識を変えなきゃね。
こんなにいいものを見付けられるなんて。

「じゃあ君の覚悟はどこまで? 不勉強な隊長に教えてよ」

そう言って顔を傾けると、口布を下ろして中忍君の唇をべろりと舐めた。

「……っ⁉」

驚いて飛びすさろうとする両腕を掴み、逃がさないよう捕まえる。

「可愛い下忍ちゃんを助けたいんでしょ? なら覚悟を見せてよ。我が身を差し出して」
「ふ……ざけんな!」
「ふざけてるのはお前だよ。越権行為、上官への不敬行為、今も隊長の貴重な時間を本来の任務以外の雑事で煩わせてる事。そういうのを全部、たかだか中忍のお前の身体一つで収めてやろうって言ってんだ。それすらできないなら尻尾丸めてトラップでも仕掛けてな」

中忍君の目が据わる。
ぐっと歯を食いしばったのが、力を入れた顎から伝わった。

「……分かりました」
「そ、いい子だね。じゃあ下も脱いで」

またぶわりと盛り上がった涙に、たとえようもない美しさと艶かしさを感じる。
中忍君は知らないんだろうね。
そうやって反抗的な濡れた目で睨みつけるのが、どれだけ相手を煽るのかってことを。
その綺麗な魂を踏みにじりたいって嗜虐欲を抱かせることを。

「あの、……ぜんぶ、ですか?」
「全部。何、こういうの初めてなの? めんどくさいなぁ。やめる?」

俺がわざと苛立たしげに舌打ちをすると、腹を括ったのか脚絆を乱暴に外してズボンをバサバサと脱いでいく。
さすがに下着のところで指をかけたまま躊躇してるから、そのまま簡易ベッドに転がした。

「ムードのない子だねぇ。ほら、ちゃんと愉しませてよ」
「うるせぇ! 男をムラつかせる方法なんて知るか! あんた詳しいなら好きにすりゃいいだ……ひっ」

パンツの中で縮こまってるちんこを雑に掴むと、急所を握られたせいで中忍君が息を呑んだ。

「ふふ、ちっちゃくて可愛いねぇ」
「今ちょっとビビってるみたいなもんだから! そういうあんたは自慢できるくらいでかいのかよっ」
「見たいの?」
「見たくねぇ!」

思わず吹き出してしまった。
威勢のいい仔犬がキャンキャン喚いてるみたいで可愛いけど、顔は未知への恐怖で青褪めている。
それを何とかしてやりたくて、指を動かした。
いやらしく、誘うように。

「ん……ふっ」

若い中忍君はすぐに反応して身をよじるけど、逃がしてなんかあげない。
芯が通って硬くなりつつあるちんこを、布の上から形をなぞるように擦り上げる。膨らんできた頭をくるくると撫で回し、強めに引っ掻くように爪を立てると甘い悲鳴が上がった。
そこで素早くパンツを抜き取り、皮から覗く頭の先端に滲んだ先走りを塗り込めるようにくりくりと弄り回す。
中忍君のちんこはすっかりガチガチになって、これを俺が育てたんだと思うと妙な喜びが沸き上がった。
男なんてわざわざ抱く意味が分からないと思ってたけど、この子は別格だ。
クズ上忍共が殴るだけで済ませてくれたことに、そこだけは感謝しなきゃなと思いながら、青黒く変色した腹の痣から臍に舌を這わせる。同時に握り込んだ熱の塊を上下に摩って、更なる快感を引きずり出した。

「んん……っく、そ……っ」
「伽は嫌なんじゃなかったの? ずいぶん気持ちよさそうに啼くじゃない」
「違、ぁあ! やだっ、こんなの……!」

天幕の外で腰巾着上忍が息を呑む気配がする。
本当はそろそろ中忍君に『伽をさせられる』幻術をかけてもっとイヤイヤと騒いでもらうべきなんだけど、気が変わった。
俺の下半身もやる気満々だと主張してるし。
あいつもいい加減どっか行ってくれないかなぁ。あれじゃ単なる覗きじゃないの。鬱陶しいから外に向けてちょっと殺気を放ったら、気配を丸出しにしながら遠ざかっていく。
ちょっと脅かしちゃったけど、これであいつも隊長である俺も同じ穴のムジナと判断して、また暴行をすぐにでも再開してくれるだろう。中忍君との伽が済んだら俺から暴行禁止令が出されるかもしれないし、楽しむなら今のうちだから。あとはテンゾウが現場を押さえて上手いことやってくれるだろう。
さてと。
幾つか印を組んで天幕内に結界を張ると、ぎゅうっと目をつむってる中忍君の頭をぽんと撫でた。

「お疲れさま。おかげであいつが罠にかかってくれたよ。いじめてごめんね」
「……え、ぁ、罠……?」

まだ状況が掴めてないらしい中忍君が、ぽかんと見上げてからガバッと起き上がる。
その反動で、おっ立てたままのちんこがぷるんと揺れた。

「そ。君の言ってた上忍による暴行、それを何とかしろって三代目の御達示だったんだけどね。なかなか尻尾を掴めないから、君を餌に使っちゃってごめん」
「餌……ええっ⁉ じゃあ今までのは⁉」

大声で叫ぶ中忍君の唇に、ぴんと立てた人差し指を当てる。
本当は結界を張ってあるから別に構わないんだけど、この唇にも触れてみたかった。
ぴたりと口を閉じた中忍君が、目を真ん丸にして俺を見返す。
と、ぼろぼろと涙がこぼれ落ちた。
あー、安心して泣いちゃったのね。

「あ、あり、がとうございますっ」

しゃくり上げるのを一生懸命堪えながら、中忍君が頭を下げた。
そこで自分の格好と状態が目に入ったんだろう。慌ててパンツと服を探してきょろきょろと見回すところを、片手で両頬を掴むようにしてこっちに向けさせた。

「ねぇ、そんな状態じゃ辛いでしょ? 俺がちゃんとしてあげるから。『下のもの』の面倒を見るのも隊長の役目だからねぇ」

俺の目線で『下のもの』がどこを指すのか分かったらしい。

「はぁ⁉ ふざけんなよ!」
「まぁまぁ、遠慮しないで」
「遠慮じゃねぇ! です! うわわ、ひゃあ!」

今さっきまで煽られてた熱なんて、簡単に火が付く。
うなだれかかってたちんこをぱくりと咥えると、中忍君がギャーギャー喚いて俺の頭を引きはがそうとした。髪を引っ張られるのには閉口したけど、そのうちしがみつくようになって。
「上官のくせに何やってんですか!」とか「やめろって言ってんだろ!」とかの合間に可愛い啼き声が入るのが、またたまらない。やだなぁこれ、癖になりそう。
「俺だけ脱いでるの、やだぁ」なんて甘えられたら、俺はどうしたらいいの? いつ何が起きるか分からない戦地で隊長が全裸になる訳にもいかなくて、仕方なくアンダーの裾から両腕を背中に回させたら落ち着いたけど、多分背中は引っ掻き傷だらけだとにやけてしまう。
中忍君は初めてだってのに、一度じゃ済まなかった。
正面から挑みかかり、ひっくり返しては突っ込み、時々挟まれる悪態をBGMにいつまでも中忍君の身体を堪能した。



泣きながら啼いてたせいで、中忍君の目は腫れてしまってた。
そんなところまで可愛いなぁと思いながら、手拭いを濡らして瞼に乗せてやると、むにゃむにゃと何か呟いてまた深い眠りに戻る。
仮にも戦場だというのに、思わず夢中になって腰を振っていた。
ま、そうできるように影は外に一体出しといたけどね。
夢中になるあまり途中もぼんやりして、揺れる黒髪を眺めながら中忍君の名前を思い出してた気もする。
うみのイルカ。
そうだ、イルカだ。
俺の動きに合わせ、揺れて啼いて跳ねるイルカ。
あぁ、俺のものにしたいなぁ。
今回はたまたま隊長として表に出られたけど、本来なら裏の方がメインだから、まだ堂々とイルカの前には立てない。

「いつか、迎えに行くから待ってて」

できそうもない約束はこの子にしたくないから、寝顔に囁きかける。
もしかするとだけど、実現できたらいいと願いながら。

「失礼します。だいたい片付きましたよ」

天幕の外からテンゾウがひそりと声をかけてきた。
同時に外の影分身の戻る感覚があって、束の間目を閉じる。
俺はもう一度イルカの頬を撫でると、罠の成果を聞いて生意気な僕ちゃん隊長の仮面を脱ぐべく外に出た。
もう振り返ることはしない。
ただ、イルカの真っ直ぐな目が次に会う時に濁ってないようにと、それだけは強く願った。





まさかその数年後、上忍師としてイルカの前に現れることになるなんて思いもよらなかったけど。
しかも、またしても俺に突っ掛かってくるなんて。
嬉しくて三代目の御前だというのに、ついはしゃいで相手しちゃったけど、そこから意地悪上忍の誤解を解くのが大変だった。
ま、俺も頑張りましたけどね!
イルカはなんとアカデミーの先生になってて、確かに向いてると思うと言ったら嬉しそうに笑ってくれた。
あの真っ直ぐな目は、変わってなかった。
それを子供たちに向け、里の者たちに向け、時々は俺にも向けてくれる。

「あーっ、またこんな見える所に痣付けやがって!」

ぷりぷり怒りながら俺に向かってくるから、腕の中にしっかり収める。

「それはね、痣じゃなくてキスマークっていうの。俺の大好きな人だよってみんなにお知らせしてるんだよ」
「じゃあ……今度俺も付けます」
「今付けて」

袖をまくり上げて痕の残りやすい二の腕の内側を差し出すと、イルカはちょっと躊躇ってから口を当て。
がぶり と噛み付いた。

「へへっ、こっちの方が長く残るかなって」

くっきりと付いた歯型を満足げに見つめるのを見たら、文句なんかとてもじゃないけど言えない。
真っ直ぐで善良で情が深く、やんちゃな俺のイルカ。幾つになっても俺に全力で向かってきて。
いつでも受けて立つからね。



【完】