【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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『うみのイルカの受難』
【如月】
ふはー! 今日もいい湯だった。
風呂からあがったらビールでも呑むかな、なんて考えて洗濯機の上に置いといた着替えを手に取ろうとしたら。
パンツがない。
ついでに言うと、スウェットのズボンもない。
あるのはTシャツ一枚だけだ。
(~~~~あの野郎……っ!!)
俺は手早くTシャツを着て、ちょっと迷ってからタオルを腰に巻いた。
そしてドスドスと忍らしからぬ足音を立て、脱衣所を出る。
「くおら! 出てこい変態上忍! 俺のパンツ返せっっっ」
【mogoさん】
「はーい。呼びましたか?」
予想どおり能天気な声と共に、はたけカカシが現れた。
一応断っておくが、ここは俺の自宅で俺は独り暮らしだ。
「なんでアンタがここにいるんだ」
「やだなぁ、先生。そんなの恋人同士だからに決まっているじゃないですか」
恋する乙女のように頬を染め、身をくねらせながら俺を見つめてくる上忍、はっきりいってキモイ。
「付き合った覚えはない!」
「イルカ先生ったら本当に照れ屋さんですねぇ」
「だから付き合ってないって言ってるだろが!」
中忍の俺が、上忍サマ相手に言葉使いが荒くなってしまうのも仕方ないと思う。
だって、カカシさんは俺のパンツ――ちなみにブリーフ派だ。トランクスはどうもスースーして落ち着かない――を、自分の顔に貼り付けているんだから。
どういう状況か説明すると、カカシさんはパンツのクロッチ部分を鼻梁から口元に当て、両足を通す穴で視界を確保している。
「あ、先生パンツ返してほしいの? じゃぁ俺が穿かせてあげますね」
カカシさんはパンツ越しに俺の股間をガン見しながら、ハァハァと荒い息を吐きジリジリと距離を詰めはじめた。
「アンタが被ったパンツなんか穿けるか。 ヨダレで濡れてるし、気色悪い!」
「ひどい! それが恋人に言うセリフですかっ」
「何度も言わせるな。俺たちは付き合ってない!! そんなことより何でパンツを被ってるんですかっ」
パァアアアアアっと急にカカシさんの顔が輝いて、すっごくすっごく嬉しそうにする。
「よくぞ聞いてくださいました!」
さっきまでの発情期の獣のようなカカシさんも御免こうむりたいけれど、今の子どもみたいに無邪気に笑うカカシさんも御免こうむりたい。
なんというか……パンツ絡みなだけに、この笑顔は大変不気味だ。
「布地に微妙のチャクラを常に流して肌に吸着させているんです。言葉にすると簡単ですが、どれほど高度なチャクラコントロールを必要とするか、イルカ先生なら分かってくれますよね!?」
なっ……!! こ、これをチャクラで!?
糊とか両面テープとか、絶対に物理的なナニカだと思っていたのに!!
すごい!!! 流石上忍。いや、普通の上忍じゃ出来ないだろう。カカシさんだからこそ……ってぇ!! なに圧倒されてんだ、俺!
たしかにスゴイが、やってることは変態だぞ!?
「さっ、才能の無駄遣いしてんじゃねぇ!!」
俺は大声で叫んだ。
「先生。そこは褒めるところですよ。木の葉広しといえども、こんなことが出来るのはヒルゼン様と俺くらいなんですから」
「な、な、な、な何を言ってるんですか。ヒルゼン様がそんなことをするわけがないでしょうがっ」
俺のことを実の子のように可愛がってくれるじっちゃん。
木の葉の全ての忍を、教え導き守ってくれる偉大な火影様。
そのヒルゼン様の名をこんなバカげたことの引き合いに出してくるなんて!
「イルカ先生、そんなに怒ることじゃないですよ。ちょっと落ち着いてください。このパンツを穿きたくないなら、俺がアナタのパンツになってあげます」
は?
意味が全く分からないんだが。
文脈、おかしくないか?
いや、まて。
ちょっとまってくれ!! 俺がアナタのパンツになる?
オカシイから! これ、絶対にオカシイから!!!
なんでカカシさんが、俺の股間に向けて突進してくるんだ!?
俺のパンツになるってどういうコトだよ!?
いや、これヤバイって!!! ヤバイやつだって。
あ”ーーーっ。どうする!? 俺!!!!
考えろ! 考えるんだ!!! 絶対に股間を守りきるんだっ!!
【如月】
「ステイっっっっっ!!!!」
俺は手を前にかざして、発情したサイの如きカカシさんの突進を押し止めた。
さすが忍犬使い、俺の股間の寸前できちんと止まっておすわりしている。
「いいですか、俺はアンタみたいな変態とお付き合いした覚えはありません。そのパンツももういりません」
カカシさんが犬のように小首を傾げて見上げている。
「どうしても俺と付き合ってることにしたいなら、俺と勝負して下さい」
【天空さん】
「いーけど、何で勝負する?」
のんびりとした声が、俺のパンツであったものの下から聞こえてくる。
普段口布で慣れているせいか、一向にくぐもっていないのが妙に腹立たしい。
「内容はイルカ先生が決めていーよ。その代わり、……オレに負けたら大人しく、オレと恋人だって里中に言いふらして下さーいネ」
負けられない。どうしても負けられない。
だが相手は上忍だ。身体能力では何一つ勝てない。頭脳なら、とも思ったが、そもそもこの人は作戦の立案能力も高いし、相手の裏をかくことも得意なんだった。
確かあのヒルゼン様が、任務を押しつけようとジャンケン100回勝負を挑んで引き分けたと言っていたから、動体視力も瞬発力も人並はずれているのだろう。
何かないか。俺が……俺だけがこの上忍に勝てる、たった一つの冴えた方法が……っ
はっ、と頭に天啓が走った。
俺だけが知っていて、俺だけが勝てること。あるじゃないか。
「……どっちがより『うみのイルカ』という男のことを知っているか、ではどうですか?」
挑むように睨みつけるとパンツを顔に貼り付けた上忍は、穴から覗いた双眸を細めてにやりと笑った。
「俺のアカデミー生の頃のあだ名は!」
「いるたんデショ。じゃあ、イルカ先生の下忍登録証に最初に記載された身長体重は?」
「140.5センチ、35キロ! ……って、アンタなんでそんなこと知ってるんだ!?」
「え? そりゃ見るデショ。オレ先生の今までの成績表とか全部取ってあるよ?」
「アンタ俺のオカンか! じゃない返せ!」
ストーカ―怖い!
互いに質問をしていって、答えに詰まった方が負け、という単純な応酬を、もう三時間も続けている。
いい加減、喉が枯れそうだ。
そろそろ頃合いかなぁ、なんて不穏なことを呟いて、にやりとカカシさんが頬を釣り上げ……たように見えた。パンツの向こうで。
「じゃあ、……イルカ先生の今年の考査の結果は?」
「え? それまだ発表されてないでしょう?」
思わず問い返すと、カカシさんはパンツの向こうで嬉しそうに、きゅっと目を細めた。
「――はい、オレの勝ち」
「はぁぁぁぁあ!!??」
「ちなみに先生の考査の結果は、特A。今年のボーナスは期待してもいーよ?」
「ちょっとまてなんでアンタがそれ……っ」
「だって、ほら、先生が貰ったボーナスでオレを高級レストランに連れて行って、プロポーズとかするかもしれないじゃない? その時に、先生のお財布具合を知らずに恥かかせたらいけないと思って、……ちょっと、ね」
「連れていかねーよ! ってかその情報、表に出しちゃ駄目な奴だろう!?」
「とにかく、オレの勝ち。だから先生は、今日いまこの瞬間から、名実ともにオレの恋人! ……だから、ね?」
すっと腰を抱き寄せられる。
指先でピンと弾かれたタオルが、はらりと床に落ちる。
するりと俺のパンツを外した、悔しいけども眉目秀麗な顔が。
「先生のパンツになってあげる」
凄い早さで俺の股間に吸いついた。
「アンタのそれパンツっていうか、コテカだろ!?」
「ふぁわふぇんふぇいもぼふふぃー(わあ先生ものしりー)」
「ちょ、ば……、そこで喋んなっ、……っあ」
※編集部注※
コテカ参考画像 背後に注意です!
(クリックかタップで拡大)
作画 天空さん
【虫さん】
カカシさんの熱い舌にべろりとねぶられると、俺の息子はあっさりその気になってしまった。チクショウパンツ被る変態のくせに!!
「ちょ、…も、やめろっ…」
股に吸い付くカカシさんの頭を何とか引っぺがそうと、銀の髪をグイと掴むと、さすがに「イタイイタイ」という声とともに、俺のそこが解放された。
ホッとしたのも束の間、次の瞬間には俺の両手首に布が絡みついた……って、これ俺のパンツじゃねぇか!!足を通すところから手を通している状態だ。
「な…!?」
「イイ子にしててね」
ほわほわとした笑顔と裏腹に、すごいスピードでパンツが捻りあげられて、俺の手首はガッチリと固定されてしまった。抜かりなくチャクラも込めてあるらしく、引きちぎろうとしても、ビクともしない。まるで鉄の手枷だ。
半泣きの俺を宥めるように、カカシさんは「だいじょうぶだいじょうぶ。痛くしないよ」と言いながら俺の太腿に唇を押し当て、そうして再び俺の息子を口に含んだ。
【如月】
よりによってパンツで拘束された俺の両手の下で、カカシさんの頭が上下運動をしている。
口の中では舌が複雑な動きで、ぐねぐねと俺の息子をねぶり回していた。
と思うと、今度は膨らんだ頭の部分に音を立てて吸い付いている。ちゅばっ、ちゅばっという卑猥な響きは、絶対わざとだ。
分かっていても、もうカカシさんの頭を引き剥がすことはできないほどに追いつめられていた。
「……っふ、うう、んんん……ンあ、あ、ぁあ、」
「……ねぇ、イキたい?」
ついと顔を上げたカカシさんが、悪魔のように蠱惑的な笑みを浮かべる。そのうっすらと紅く染まった唇からは、俺のモノと透明な糸で繋がっていて。
赤くもないのに運命の糸みたいだと、埒もない思いが浮かぶ。
俺は目の前の現実から目を背けると、腕で顔を隠しながらコクコクと小さく頷いた。
すると銀髪の悪魔はぐいと腕をどかし「だぁめ。ちゃんと口で言って」と非道なことを要求してくる。
――ちくしょう、アンタこそちゃんと口で言えよ!
思わず睨み付けるけど、中途半端なところまで煽られた欲はもう引き返せない。
「そんなやらしい顔して……アンタはホントに口以外は正直だよね」
からかうような口調と裏腹に、眼はケダモノのそれだった。
【虫さん】
ああ、もうダメだ。抗えない。俺は観念した。
「ィ…きた…い…」
絞り出した俺の声は、まるで泣き声だ。
カカシさんは満足そうに微笑む。
「ん、ちょっと声が小さいけど、ま、合格かな。イルカ…見ててごらん」
カカシさんが、ぎらついた目に似合わぬ穏やかな声で俺を促した。
ちゃんとね、と念を押すように言ってから、カカシさんは限界まで張りつめた俺のものを、手で扱き始める。次の瞬間、俺は「ヒ、」と喉を鳴らした。
カカシさんは俺の竿を愛撫しながら、これ見よがしに口を開けて見せている。
「なんっ…やめ…っ!」
慌てて引きかけた俺の腰を、カカシさんは反対の手で、指先が食い込むほどしっかりと掴んで捕まえる。
「ダメ、ちゃんと見なさい」
そう言って、真っ赤に充血した先をグリグリと弄られ、上目遣いの蒼い目をニ、と細められたら、もう耐えられなかった。射精したいという欲に、俺の思考は完全に支配される。
俺の体がヒクリと震えた。
「あ…出、る…あぁっ、ァ…っ…」
体中に残る甘い痺れに耐えながら必死に目を開けると、俺が吐き出したものが、カカシさんの赤い舌を白く汚しているのが見える。カカシさんは旨そうにそれを飲み込んだ。黒い布から覗きみえる真っ白な喉が、コクリという音に合わせて上下する。あまりの光景に眩暈がする。
とうとう膝から崩れ落ちた俺の体を、カカシさんはふわりと受け止めて抱きしめた。
【天空さん】
「きもちよかった?」
耳元で囁かれた声は驚くほど穏やかで、まるで色の匂いがしなかった。
思わず見返すと、カカシさんはその双眸を柔らかく眇めて、ニコニコと俺を見つめている。
――まるでさっきまでの出来事が、夢だったみたいに。
それが現実だったとわかるのは、この身体に残る倦怠感と――俺がへたり込んでしまったがために密着したカカシさんの腰に、兆した、熱くくっきりとした塊があるからだ。
「……あの」
「ああ、ごめーんネ。コレは気にしないで。オレはただ、イルカに気持ち良くなって欲しかっただけだから」
満足げに微笑む顔に、罪悪感が降って湧く。
同じ男として、それがどれだけ辛い状態かわかってしまうから。
「大丈夫。放っておけばそのうち治まるデショ」
そう言いながら穏やかに笑う唇が、――先ほど俺のを飲んだのだ。
「イルカが嫌がることはしたくないから。ああでもゴメン……ちょっと、トイレ借りてもイイ?」
へなり、と整った眉が下がる。
困ったようにふんわり笑う上忍はこれから、俺ンちのトイレで一人、自分を慰めようと言うんだろうか。
あんな一方的な奉仕を受けておいて、俺はその間、どんな顔で待っていればいいんだろう。
「あの、嫌なことしないなら、その……て、手伝います……か?」
騙された騙された騙された!
そうだった、コイツ元々風呂上りに俺のパンツ被って待ってる変態だった!
一方的な奉仕に翻弄されて、殊勝な態度に騙されて、獣に身を投げ出すなんて一番やっちゃいけないことだ。
それを今、身をもって体験している。
「……っひ、あっ……あ!」
ずるりずるりと、熱い塊が俺の股間を擦り上げている。
腰を高く上げた状態で、俺はただ揺さぶられていた。
自慰を手伝うって言ったって、やはり他の男のモノを掴むのも舐めるのも抵抗があって、「じゃあ挟ませて?」というお強請りに頷いたのは確かに自分で。
四つん這いで後ろからカカシさんがのしかかってきた時は、ああこれならカカシさんのモノも見ないで済むし気楽なもんだと呑気に構えていたのだ。
あれ? と思ったのは、カカシさんの手が、俺の尻を鷲掴んだ時だ。
とはいえ、最初はもにもにと揉まれる感覚もまるでマッサージのようで、うっかり俺は心地よく身を任せてしまっていたのだ。
それが――なんとしたことだろう。
「……っ、ん……」
次第に、カカシさんの指で、ぐ、と押される度に、びり、と身体の中を妙な感覚が走るようになった。
「……あ、あ……」
ぐい、ぐい、と尻の筋肉を揉みしだかれる度に、背骨に熱が溜まっていく。
「ひあ……っ!」
ぎゅ、と両手で強く尻たぶを揉みこまれ、思わず背が跳ねる。
――……勃っちまった!?
焦って逃げを打つ俺の尻を、カカシさんがぎゅんと掴む。
刹那。
「!!」
ぐりっ、とカカシさんの親指が、俺の尻穴に侵入した。
「や、ぁあーー……っ!」
そんなか細い悲鳴のような、弱い抵抗しかできなかったのは、――その指先が過たず、俺の(おそらく)急所を抉ったからだ。
「な、なに……っ!?」
脳髄が痺れるような感覚に、目の前がちかちかと明滅する。
ぱたぱたとシーツの濡れた音にようやく、俺は自分が達したことを悟った。
「だって、逃げるんだもの」
ぽそり、と耳元で低い声がする。
「オレはただ、イルカにきもち悦ーくなって欲しいだけなのに」
くつくつと喉を鳴らす大型の肉食獣が、ぴたりと俺の背に身体を沿わせている。
ぐり、とまた細長く節ばった指が、俺の中を抉る。内壁がきゅうと収縮し、ダイレクトにその形を感じ取った。
「アンタ、いやなこと、しないって……っ」
喉をせり上がる喘ぎ声の合間に、息も絶え絶えにそう言った俺に、
「――ヤじゃない、デショ?」
にいと唇を吊り上げて笑ったこの鬼畜上忍に反論できなかった時点で、……勝負あったも同然だ。
尻を抉る指の動きは大胆になり、カカシさんはまた律動を開始した。
まるでセックスを模したような動きで揺さぶられる度に、身体が、腰が、内壁が、じくじくじくじく疼き始める。
それに。
「……っ! ひあ、あ、あっ」
さっきから、身体の一部がおかしい。いや、おかしいといえばあっちこっちおかしいのだが、それにしても。
――なんで、こんなトコ……っ
乳首が痒い。いくらなんでもこれはおかしい。
じわじわとかゆみを増したその二つの突起は、今や、シーツに引っかかって段々畑のようになったシャツにくりくりと擦れただけで、むず痒く甘い刺激を全身に運ぼうとしている。
「……アンタ、なんかしたな……っ!?」
涙目で振り返ると、嬉しそうに小首を傾げた上忍が、
「シャツの乳首部分に媚薬をちょっと、ね?」
とにこりと笑う。くそう、殴りたいその笑顔!
「ふふ、汗と反応するタイプのヤツだから、イルカがこんなにエッチな汗たくさんかかなかったら、反応しなかったのにね?」
「んなこと言って、どうにかして俺に汗かかせるつもりだったんだろう!?」
「まあそうデスけど、……でもね、ここまでさせてくれるのは正直予想外だったよ。さすが意外性ナンバーワンの忍者を育てただけあるね、イルカせーんせ」
くっそう! 嬉しさだだ漏れの顔しやがって! やっぱり殴りたいその笑顔!!
「……ふぁ……っ」
だが情けないことに、口から出てくるのは既に嬌声だけだ。
やたら器用なあの指が悪い。まるで幻術にでも誑かされているように、身体を根こそぎ持っていかれてしまう。
「ねえ、イルカ。そろそろ、そこ、辛いんじゃない?」
からかい交じりに囁きながら、ぎゅいぎゅいとカカシさんの指が俺の尻たぶを揉みしだく。痺れて蕩けた淫らな熱が、下腹にきゅうと収縮する。切ない。
「オレの指で、乳首めちゃくちゃにされたくない?」
先ほどから俺を苛む気の狂いそうなもどかしさに、うっかりその提案を二つ返事で受けそうになり、慌てて枕に顔を伏せた。
「ここに」
カカシさんの声と共に、左右の親指を突っ込まれた俺の尻穴がぐちゅりと淫靡な水音を立てた。
「指の代わりになるモノ入れたら、オレの両手、フリーになるデショ? そしたら沢山、乳首可愛がってあげられるよ?」
「……っ、っ、んぅ……」
ぐるぐると撹拌された脳内で、快楽に暴走する本能と、それを止めようとする理性がぶつかってスパークする。
「ねえイルカ、――とろっとろでぐっちゃぐちゃな恋人エッチ、したくない?」
死ぬほど気持ち良くしてあげる、と恐ろしく蠱惑的な声が、どろりと延髄に流し込まれた。
【如月】
ぞわ、と悪寒じみたものが背筋を駆け抜ける。
これは悪寒だ。断じて快感なんかじゃない。快感だとしても乳首の媚薬のせいだ。声だけでこんな感じるなんて、そんなはずあるもんか……!
必死にそう言い聞かせて、両手でシーツを握りしめた。
辛うじて枕が俺の呻き声を吸収してくれている。
「イルカはホントに強情っぱりだよね……しょうがないから、ちょっとだけ手伝ってあげるよ」
呆れたようなため息と共に、腰を掴まれてぐるんと仰向けにひっくり返された。
そして拘束されたままの手を頭の上に持ち上げると、俺の膝裏に手をかけて押し上げる。そんなことをされたら、見たくもない自分の股間が丸見えだ。
思わずぎゅっと目を瞑ると「……ほら、ちゃんと見て」と、またあの恐ろしい声が降ってくる。
逆らえないほどに蠱惑的な、甘くて恐ろしい声。
そして、
ヒタリ。
俺の尻の割れ目に、熱いモノが押し当てられた。
思わずそこに目をやると、赤黒く隆々と猛ったモノが、照準を合わせてぴたりと押し当てられている。ところどころ静脈が浮き出て欲望を体現してるかのようなソレは、同じ男のモノとは思えないくらい、ぎりぎりと張りつめた欲を剥き出しにしていた。
――同じ身体をした男に欲情してるとは思えないほどに。
「ひ……っ」
「ねぇ、どうする?」
カカシさんがぐいと上体を倒してくると、既に尖って生地を押し上げてる乳首を、Tシャツの上からきゅっと捻り上げた。
「ひあああっ」
感電したかのような、痛みにも似た感覚が突き抜けた。後孔がぎゅっと搾られ、押し付けられてるだけの熱の存在を嫌でも意識してしまう。
すると腰をぐっ、ぐっと動かして、カカシさんが囁きかけてきた。
「乳首、気持ちいいでしょ? もっとしてあげるよ? ……コレを欲しいって、ちゃんと言えたらね」
カカシさんの灼熱の塊が、ねだるように襞の上をぬるぬると滑る。
つままれたままの胸はじんじんと痺れて、そこに神経が全部集まってしまったみたいだ。
もうどうにかしてほしい。なんでもいいから。
「………れて。そこ、……シさん、の」
獲物を捕らえた歓喜の笑みが見えた、気がした。
だが親指でぐいと襞を拡げられ。
信じられないほどの質量が圧し入ってきて。
Tシャツを捲り上げられ、尖りをキツく吸われて。
全てが同時に起きて、頭の中のどこかが弾けたように、一瞬目の前が真っ白い闇に覆われた。
びしゃ、と何かが顔にかかった感覚は、どこか遠いものみたいだった。
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