【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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イルカがあどけない笑みを浮かべる。

「カカシさんの、たべたい……いい?」

イルカが食べたいと言うのなら、心臓でも何でもくれてやる。
だがイルカが欲しがったのは、もう一つの急所だった。
跨がっていた腿の上から降りると、身体を横にずらして屈み込んで、ゆるく勃ち上がったカカシの男根を優しく握った。
そして先端に音を立てて口づけると、愛しげに頬を擦り寄せる。

「ふふっ。これは、オレの。おっきくて、あつくて……だいすきなカカシさんの」

子供のような口調でのあけすけな言い回しに、カカシの中心は一瞬で漲った。
震えそうになる声を意志の力で捩じ伏せ、イルカに問いかける。

「イルカせんせ、俺のがおっきいから好きなの?」

するとイルカは口を尖らせて、カカシをきゅっと睨み上げた。

「だいすきなカカシさんのだから、だいすきなんです! まちがった人には、おしおきです!」

そう言うと、ぱくりと亀頭をくわえて強く吸い上げた。
いきなりもたらされた強すぎる刺激に、カカシはひゅっと息を呑んだ。
イルカから口淫など今までされたことがない。してもらいたいとは思ったこともあるが。
イルカのモノをしゃぶろうとするだけで「そんなこと駄目です……!やめ、や……だぁ……っ」と涙目で抵抗し、それを優しく宥めながらゆっくりと快楽に堕とすのが常なのに。

カカシは胸で大きく呼吸し、震える息を吐いた。
その様子を見て、イルカが顔にかかった髪の間から婀娜っぽい笑みを浮かべる。そして口に含んだまま、先端の割れ目に舌を滑らせた。
カカシは胸を上下させながらも、その表情を一つも見逃したくないと乱れた黒髪をかきあげた。
イルカはそんなカカシに見せつけるように、赤い舌を差し出すとカカシの滾りを舐め上げる。
笑みを含んだ目で、横目にカカシを見上げながら。

カカシの全身に、痛みにも似た身震いが駆け上がった。
――もう……どうしてくれよう。
カカシは衝動的にイルカを横抱きに抱え上げた。いきなりの行動にイルカが「えっ、なに……?」と戸惑っているが、構うことなくベッドの端にイルカを座らせる。それから大きく足を開かせて膝を立たせると、その間に陣取ってイルカを見上げた。

「イルカのやらしいところ、全部見せて」

カカシは震える声で告げると、イルカの手を取って開かれた中心へと導いた。

「どれだけ俺が欲しいのか、どこに欲しいのか、俺に教えて」

イルカの頬が羞恥で染まる。
だがその目には、自分が受け入れられた喜びと、これから与えられる悦びへの期待が浮かんでいた。
イルカは躊躇いながらも溢れた先走りでぬるつく熱棒に指を這わせると、そのもっと下へ、慎ましい蕾へと指先を伸ばす。

「……ここ。ここでカカシさんの、いっぱいたべたい」

うっとりと呟きながら、イルカは指をくぷりと押し込んだ。
カカシはその様を食い入るように見つめながら、半分くらい呑み込まれた指に舌を這わせる。それから自分の二本の指も一緒に中に差し入れた。
熱く柔らかい肉襞が、ざわめき震える。
そしてイルカの指に添わせたまま抽挿を繰り返すと、イルカの口から喘ぎが零れ始めた。
カカシは指を広げてばらばらと動かすと、しこりを探り当てて優しくなぜ回す。

「ぁ……そこ、もっとして」

イルカが強請りながら腰を揺らした。
その動きに合わせてカカシは、イルカの指と一緒にその小さな熱の塊を押し撫でる。

「んぁ、あ、……は、ぅうん……っ」

イルカがおとがいを上げて仰け反った。
勃ち上がり、先端から絶え間なく先走りを溢れさせているモノが、ゆらゆらと揺れる。その液で二人の手はしとどに濡れ、指を動かすたびにぐちゅぐちゅと音を立てた。

「や、ぁ、イ……く、コレじゃ、やぁ……あ!」

ほとんど泣くような嬌声を上げて、イルカの熱が爆ぜた。
その飛沫がカカシの顔にも降りかかる。カカシはそれをぺろりと舐め取り、指を抜くとイルカに覆い被さった。

「ごめんね。イルカせんせが欲しいの、コレじゃなかったの?」

うぐっ、えひっとしゃくり上げるイルカの顔中にキスを降らせると、押し殺した優しい口調で問いかける。
だがその眼は欲望にギラつき、獲物をいたぶる捕食者のそれだった。

「ちゃんと教えて。何が欲しいのか、俺に分かるように」

イルカが乱れた息に胸を上下させながら、涙に濡れた眼でカカシを見上げる。

「カカシさ……の、おっきぃ、あついの、ちょうだ……ぃああんっ」

途切れ途切れの言葉を最後まで言わせず、カカシの猛りきったモノがイルカを貫いた。





はっ、はっという息遣いと、湿った水音、そして肉が肉を打つ音。
カカシがふと我に返った時に聞こえたのは、それだけだった。
イルカは横向きになっていて、片足がカカシの肩に乗せられ、深く穿たれている。その身体には、いたる所にカカシの付けた紅い印が散っていた。
大きく開かれた足の間には、すっかり力を無くしたイルカのモノがくたりと横たわりながらも、なお透明な雫を滴らせている。
乱れた黒髪の間からは、忘我の境地に漂うイルカの顔が覗いている。その目からは焦点が失われ、時折低く掠れた「……ん゛ぁ、……あ゛」という喘ぎが漏れていた。

――どれだけ長い間、貪り続けていたのか。
身を震わせてイルカの中に放つと、ゆっくりと引き抜く。するとカカシの体液が、こぽりと溢れて流れ落ちた。
それを見ていると、収まったはずのざわついた熱がまた腰に集まる。
いつものイルカと全く違う媚態に、我を忘れて貪り喰らってしまったようだ。この様子だとイルカは明日の仕事は無理かもしれない。
イルカの頬を撫でようとして、自分がまだ服を身に付けたままだったことに気づいた。暗部のベストは白いから目立たないが、下衣はぐっしょりと二人の体液で重くなっている。
カカシは手早く衣類を脱ぎ捨てると、イルカに覆い被さった。
直接伝わる肌の感触をしばらく味わうと、イルカに頬擦りをしてから啄むように口づける。

満月がうみのの血を誘う、とイルカは言っていた。
うみのの一族は、満月になると性欲のコントロールができなくなるのだろうか。

(……このことは、イルカには尋ねないでおこう)

カカシは秘かに決心した。
もしイルカに問い質してしまったら、満月の時は会ってくれなくなるかもしれない。イルカの性格上、それは十分に考えられる。
――ならば、このまま。
なに食わぬ顔をして、「俺が任務帰りで昂って、一方的にイルカを抱き潰してしまった」ということにしておこう。
カカシは月齢周期を思い浮かべ、次の満月の夜は必ずイルカの元に来られるように、と頭に刻んだ。

初々しいイルカの羞じらいも、それをゆっくりと拓く過程も、指を噛んで声を殺しながらも応えてくれる健気さも、心の底から愛おしい。だが、秘められた欲望を素直に伝えてくれるイルカも、カカシには嬉しい驚きだった。
全てのイルカを自分のものにしたい。
そんな自分の果てない強欲さに、カカシはそっと自嘲の笑みを漏らした。

「……ヵカシ、さん?」

不意にイルカの声が上がる。
すっかりざらついて掠れてしまったようだ。まだぼんやりとした目が、うろうろとカカシを求めて彷徨った。
イルカの黒い瞳にうっすらと光が戻る。――窓から射し込む月の光が宿ったかのように。
カカシはイルカの顔を両手で包み込み、唇を合わせた。それからイルカの目を間近で覗きこみながら兆し始めた腰を擦り付け、全身を使って愛と欲望を伝える。
それは正しく、真っ直ぐイルカに届いたようだ。
イルカの両腕が、両足が、ゆるゆると身体に巻きついてカカシをしっかりと捕らえた。そしてカカシの頭を抱き寄せると、蕩めいた掠れ声でカカシに囁きかける。

「…………、……」

それを聞いたカカシの目が、弓月のように弧を描いた。




満月の夜は終わらない。
翻弄される二人の夜は――まだ、これから。





【完】





作画 よんさん(pixiv) 山田さん
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