若スケア×仔イルカプロット


【基本設定】作中には書いても書かなくてもいい部分

・イルカ　10歳　／　カカシ　14歳
・カカシは14歳で暗部入隊、時期としては九尾事件の直後くらい

・カカシとイルカは幼馴染みでかなり親しくしている間柄。イルカはカカシのことを兄のように慕っている。この時点ではイルカからカカシへの恋愛感情はない。カカシがイルカをどう見ているのかはどちらでもいいかなぁ。恋愛感情はあってもなくても

・九尾事件で両親を失い精神的に不安定になっているイルカが甘えられる唯一の人間はカカシだけという状況になっている。だが、暗部に入隊した人間は家族以外の人間に会うことを禁じられてしまうため、イルカとも会えなくなってしまう事が確定。イルカが心配でならないカカシは三代目に直訴してなんとか手を回してもらい、特別に正体がばれないことを条件にイルカと関わっても良いことになる

・そこでカカシはスケアという別人格を作り出し、イルカを見守ることに

※作品の軸がぶれないように設定した背景なので作中に出すか出さないかはその場の判断で



【起】
物語の始まりはカカシが暗部に入隊して一年が過ぎた頃。イルカは11歳になっており、カカシは15歳を迎えている。
両親を亡くし兄と慕っていたカカシとも会えなくなったイルカは、アカデミーでは明るく振る舞っていても一人になると寂しさから眠れぬ日々を過ごしていた。
そんな時アカデミーにカメラマンと助手がやってくる。（※書かなくてもいい設定：九尾事件でこれまでの写真をなくした生徒も多く、思い出作りの一環としてアカデミーが依頼したもの）
外見はどこも似ていないのに（※これはカカシがイルカに正体がばれないよう似ていると認知できない幻術をかけているため）どこかカカシを思い出させるスケアに懐くイルカ。
スケアは写真の勉強のために個人的にモデルになって欲しいとイルカに頼む。イルカは色々と不審に思うものの、結局は断り切れず引き受けることになってしまう。
それから年に何度かスケアのモデルを務めるようになる。

【承】
スケアは普段師匠に付いて、取材のために世界各国を巡っている。木ノ葉の里に戻ってきた時はイルカの家に泊まり、旅のお土産をくれたり話を聞かせてくれたり、写真を撮ったりして過ごしていた。イルカは徐々にスケアに惹かれるが、どうしてもカカシの影がちらついて自分の想いが恋なのかただの思慕なのか分からないまま数年が経つ。
※ここで伏線を張る：スケアの行動にカカシに似た部分がある。ただそれははっきりとしたものではなく、ただの偶然で片付けてもおかしくない思う程度の些細なこと。例えばイルカが一人の時は絶対に使わない箸置きを使うだとか、その収納場所をなぜか知っているだとか、マグカップの持ち手を必ず右側にして仕舞うだとか、顔を洗うのが下手で洗面台を水浸しにしてしまうだとかそういう感じ。ご自由に

【転】
イルカは16歳になっている。この1～2年ほどスケアのおとないがぱったり途絶えていた。最後に会った時紛争地域へ取材に行くと言っていたスケアにイルカの不安は募る。
この頃霧隠れ（でもどこでもいいんですが）との関係悪化により大規模な紛争が各地で続いており、暗部の大量投入が行われるという噂が里に広まっていた。
スケアとカカシを同時に失うかもしれないという恐怖から、イルカは自ら戦場に出ることを志願し後方支援部隊に配属される。
→戦場へ。イルカは戦場で暗部姿のスケアと再会。面を被っているがひと目見てスケアだと分かる。スケアが暗部だったことよりも自分に嘘を吐いていた事実にショックを受けるイルカ。スケアもイルカの存在に気付いており、僅かな動揺を見せる。
その夜暗部から呼び出されたイルカが赴いたテントで待ち構えていたのは、案の定スケアだった。スケアから暗部の諜報部員であることを聞かされたイルカは、なんのために自分に近付いたのかと尋ねる。他意はないというスケアの言葉を信じられないイルカは、カカシのことを探っていたのではないかと勘ぐる。
スケアは否定するが納得の行かないイルカ。問い詰めるイルカにスケアは自分の想いを告白する。好きだと言われて動揺するイルカ。自分の心が分からないと素直に白状する。自分が抱えている思慕と恋情の区別が付かないと告白されて、肌を合わせることを提案するスケア。押し切られるようにスケアに抱かれるイルカ。

【結】
面を外したスケアに喘がされながら、イルカはその顔がカカシに酷似していることにようやく気が付く。似ているどころではなく似すぎている。そうしてスケアの行動に感じていた違和感、というかカカシとの類似点を不意に思い出す。（※伏線回収）
今まで似ていることに気付かなかった理由は分からないが、自分を抱いている男がカカシであることは間違いないと確信。無事合体するも、一息吐いたあと感情にまかせてスケアの頬をひっぱたいてしまう。
嬉しいやら腹が立つやら安堵するやら頭の中は混乱の極みだが、自分がスケアに、カカシに恋をしていて、カカシがずっと見守っていてくれたことを理解する。
和解する二人。暗部を抜けるまでは一緒にいられないし、会いに行く時はスケアの格好だけど必ずイルカの元に帰ると約束するカカシに、だったら結婚しようと提案するイルカ。驚くカカシは、けれどこれだからイルカには叶わないと笑う。そんでカカシの格好で最後にもいっぺんエッチしてもいいと思います。