【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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・六代目(火影引退後)×校長

・火影在任時からセフレ関係にあった二人だけど、火影引退時に関係解消して現在に至る
・校長は六代目が任命したという設定
・言い回しや感情や構成とか、全部雰囲気なので御自由に改変してください!



【現在・居酒屋】
居酒屋のカウンターの片隅に陣取って、イルカが酒を飲んでいる。悩み事を抱えて溜息ばかりついているイルカの隣にカカシが座った。
「この人と同じの。オレは冷で」
「……カカシさん」
大将があいよと応えてお通しと冷や酒を出してくる。イルカの戸惑った視線を受けて、カカシがイルカを見ずにおしぼりで手を拭きながら応える。
「アンコがね、校長先生が悩んでるみたいだから相談に乗ってあげてって」
アンコはアカデミー教師になる前は戦忍として第一線で活躍しており、カカシとも旧知の仲だ。何よりイルカとカカシが親しく付き合っていることを知っている。
「でも、」
「校長の悩みは確かにオレにしか相談出来ないかもなあと思ったから、来ちゃった。ま、これでも元火影ですんで、役に立つと思うよ」
校長職を創設する前は火影が兼任していたのだから、イルカの前任者は実質カカシである。確かにカカシに相談するのが一番適任であり、今まではそうしていた。けれど。
言い淀んだイルカにカカシが肩を竦めた。
「今更取って食ったりしないよ」
今更、という言葉にイルカの胸がズキッと痛む。


【回想・執務室】
カカシがナルトに火影を譲ると聞いたとき、イルカは火影業が大変なのはわかってたのに引け目感じてセフレのままでいたけど、本当は愚痴を聞いてあげたりしたかったなあって後悔する。オレとセックスするときくらいは何も考えないで居られたかな?って思うんだけど、まあ聞けなくて、そのまま火影引退の日を迎えて。
カカシの私物が無くなった執務室で、セレモニー後の花束を抱えて皆と挨拶を済ませたカカシと二人きりになったときについ聞いてしまう。
「オレは少しでもあなたの荷物を減らせましたか?」
でもカカシは
「どうしたら先生とちゃんと恋人になれるんだろうって悩んでてずっと苦しかった」
って白状するから先生は目の前が真っ暗になる。
今からでもちゃんと付き合って欲しいって言うカカシに、合わせる顔がないからって断ってセフレも解消した。


【現在・居酒屋】
「……でも、結局カカシさんを頼るのは、オレばっかりズルい気がして」
って返すと
「先生がオレが悩んでるの知ってても見て見ぬ振りしてきたズルい人だってことはオレが一番知ってる。でも嫌いになれないんだからもうどうでも良くない?卑怯でズルい先生もオレは好きだし」
「好きって」
「好きだよ。知ってるでしょ?」
何もかもお見通しの上許されたことに何も言えなくなる先生に
「相談相手でも何でもいいけど、……今度こそお互い支え合える関係になりたい」
カカシはイルカを見ずに酒を舐めた。
自分の都合だけでカカシを振り回してきたことをイルカはもう自覚している。なのにカカシはまたイルカに手を差し伸べるのだ。
「カカシさん、オレに甘すぎません?」
「うん、オレもそう思う」
カカシが薄く笑った。
「先生のことは諦めようって何度も考えたけど、あなたがこの店のこの席に座ったから。オレももう一度隣に座ってみようと思って」


【回想・居酒屋】
同じ居酒屋の同じ席。この居酒屋は元々カカシの行きつけで、カカシが火影として里に常駐するようになって、教育や政治の相談相手としてイルカを連れてくるようになった。すっかり二人でこの席に座って夢や愚痴や悩みを交わすことが定番になりつつある。
カカシが政治的な何やらとか御意見番への対応やらで悩んで、一通り愚痴ったあとカウンターに突っ伏した。イルカは苦笑して酒を飲んでいる。
「でもカカシさんなら大丈夫ですよ」
イルカが適当な慰めを口にして、カウンターに臥せったカカシが目だけ上げた。
「……助けてって言ったら、軽蔑する?」
目が合って、イルカはカカシが本気で言ってることに気が付いた。
何呼吸か置いて、イルカはカウンターの上で投げ出されているカカシの手に自分の手を重ねた。


【R18を入れるならここ!】


【現在・居酒屋】
あのときと同じ居酒屋の同じ席に座って、カカシは御猪口に口をつけている。照明に照らされて眼窩の影が濃い。その影に疲労が滲んでいる。
カカシの言う通り、この席に座ったのはカカシを必要としているからだ。でも求めてはいけないと思っていた。
きっとイルカよりも煩悶を抱えているのに、カカシはまたこの席に座ることを選んだ。
カウンターに置かれた手甲を嵌めた手がほんの僅かに震えていて、それがたまらなく愛しく思えてイルカはそっと手を伸ばした。
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