【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
↑new ↓old (カテゴリ内↓new ↑old)
二人の熱く激しかった息遣いが穏やかになり、すべらかな肌を晒したままのイルカがうとうととしだした。

「眠い? 明日は朝から職員会議でしょ、もう寝よっか、校長せんせ」
「ん……カカシさん、またあの話をして」
「火の国の海のお伽話? いいよ」

睡魔に勝てないのか、目を擦りながら甘えた声を上げるイルカに、ふわりと微笑んで抱き寄せようとしたその時。
カカシはシーツに寄った皺の間に落ちている、きらりと光る半透明な物に気付いてつまみ上げた。
それは小指の爪より小さく、うっかり力をこめると割れてしまいそうな程に薄かった。
カカシはそれをどこか切なげに眺めてから、そっと口に含む。
ぱりんとごくごく小さな音を立てた後こくりとその破片を飲み込むと、イルカの隣に滑り込み頭の下に右腕を差し入れた。

「カカシさん……?」
「なんでもないよ。ほら、冷えてきたからもっとこっちにおいで」

素直に擦り寄ってきた体に布団を引き上げると、腕に流れる黒髪を撫でながら、とろりと重くなったイルカの瞼に口づけを落としていつもの寝物語を語り始めた。



「昔、任務でドジって鎖でぐるぐる巻きにされた挙げ句、海に突き落とされた間抜けな忍がいてね、そいつは深い海の底、昆布の林で一人の美しい神様に出会ったんだ……」




【完】

スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。