【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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ゴールデンボールがラッキーでスケベです。
カカイルにゃんも登場してWカカイル。



 ラッキーにはスケベがつきものなので



 最近、木ノ葉に新たな忍猫が増えた。
 カカにゃん、イルにゃんという名前なのだが、なんでも俺とカカシ先生にそっくりだからと五代目が大笑いしながら付けたそうだ。
 元々は里にふらりとやってきた野良だったが、野犬に襲われた子供を助けたということで、忍猫の素質があると五代目自ら治療して忍猫を育成する猫又家に預け、忍猫として登録したのだ。
 その時の傷は二匹とも顔に残ってしまったが、きちんと忍ベストを着て額当てを巻き里を闊歩する姿は凛々しくも可愛らしくもあり、里のあちこちで大人気だった。
 かく言う俺も自分の名を付けられた猫ってことで、カカにゃんとイルにゃんには特別な思い入れを持っていた。だが、俺のような中忍がカカシ先生に似てると言われているカカにゃんを可愛らしく呼ぶのはおこがましい気がして、カカシさんと呼ばせて頂いている。
 カカシさんは忍猫たるもの人間如きに抱っこなどされてたまるかという姿勢なのだが、イルにゃんはとても人懐っこい。俺が抱っこするとにゃーにゃーと何か話しかけて頭をすりすりとしてくる。
 するといつの間にかカカシさんが俺の足元にぴたりと寄り添って俺を見上げ、或いは周囲を警戒するようにこちらに尻を向けて四つ足で立っていて。そしてイルにゃんが抱っこされるのに飽きて飛び降りてくるのをじっと待っているのだ。
 カカシさんのそういう気配の無さや警戒方法、イルにゃんへの仲間を必ず守るという忠誠心が、カカシ先生に本当に似てるなぁと思っていたのだが。

 ある日、気付いてしまった。
 カカシさんが警戒態勢を取って尻をこちらに向け、しっぽをぴんと立てている時だとものすごいラッキーな事が起きるのだ。
 最初の頃はその関連性に気付かなかった。
 カカシさん立派な御玉をお持ちだなぁ、やっぱりカカシ先生の名を持つ忍猫なだけはあるなぁと思うだけだったのが、その後に必ずラッキーな事が起きるんだぞ?
 商店街の福引で二等の新米十キロが当たったり、たまたま執務室に行った時に五代目が珍しく競馬で大勝ちしたらしく、ご機嫌で「今ここにいる奴全員で飲みに行くぞ、アタシの奢りだ!」とタダ酒にありつけたり。財布を拾って落とし主の確認のために中身を見たらカカシ先生ので、渡しに行ったら後日お礼にと大吟醸を頂いてしまったこともあった。
 やっぱりあの尻に輝く二つのゴールデンボールにご利益があるんだろうか。ゴールドだけに。
 それをアカデミーや受付の同僚に話してみたら「何を馬鹿なことを」と笑われてしまったのだが、普通に生活していて高級焼肉『山都』に誘われたりしないだろ⁉
 しかも、あのカカシ先生にだぞ!
 あれは本当に美味かった……。
 次の日もカカシさんとイルにゃんに受付前の廊下で会ったので、飛び付いてくるイルにゃんを抱き上げながらカカシさんにもお礼を伝えたんだが、カカシさんは相変わらずクールに足元に座っているだけだった。
 今日はゴールデンボールは拝めなかったが、そうそうラッキーがあっても逆に恐いからいいんだ。そりゃ、ちょっとは立ち上がってしっぽを上げてくれないかなと思っちまったけど。
 すると突然、カカシさんがすっくと立ち上がった。
 まさか、連日でゴールデンボールを拝めるのか……?
 カカシさんは二歩ほど優雅に足を進めると、だらんと垂らしていたしっぽを雄々しく立ち上げた。
 おお……灰青色の毛に包まれた、二つの見事なゴールデンボール!
 うっかり見とれてたせいか、撫でる手が止まってイルにゃんが不機嫌そうに飛び降りてしまった。俺のみぞおちに蹴りを一つ入れて。
 一瞬うっとなったが、それどころではない。二匹がたたっと駆け去ってしまったのを横目に見ながら、受付に飛び込んで同僚に息せき切って報告した。
「おい、見られたぞ、カカシさんのゴールデンボール! これでまたラッキーがあればさすがに信じるだろ⁉」
 机にのしかかるようにして叫んだんだが、同僚はものすごい真顔で見返してくるだけだ。
「なんだよ、嘘じゃねぇぞ。ちゃんと立派なタマがぶら下がってたぞ!」
 だが相変わらず同僚は真顔のままで。それどころか、若干青ざめてるようにも見える。
「イルカ先生、俺のタマ……見たの?」
「おう、ばっちり見たとも!」

 ……待て。
 俺の………………?

 声がした真横に、ギギギと軋む音が聞こえるくらいゆっくりと首を回す。
「やだなぁ、イルカ先生のエッチ♡」
 そこに立っていたのは、口布の上からでも丸わかりなくらいニコニコしてるカカシ先生で。
「それじゃあ、俺もイルカ先生の見せてもらわないと不公平だよね」
「え、あ……いや、違くてですね⁉」
「ちょっと一緒に来て」



 そんな訳で俺はカカシ先生にタマもいろんな所も見られちゃったし、他にもいろいろあれだったんだが。
 結果的に恋人ができたんだから、これも一つのものすごいラッキーな事だ。
 なぁカカシさん、イルにゃん……そうだよな?

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