高井田さんより『早漏』
オール台詞の下系ギャグです。


　ソロでソーローでソーファンタスティック


「ソーロー？」
「早漏です」
「へぇ……それはそれは」
「そんな他人事みたいに！」
「だって他人事だも……痛い痛い痛いごめんって」
「何か悩みがあるのかって聞くから話したのに。カカシさんだから話したのに」
「悪かったって。ほら、白子あげるから元気出して」
「ありがとうございます……ってそれ俺が頼んだやつじゃないですか！　まったく、友達甲斐のない上忍だよ」
「上忍関係ないよね？　でも早漏って、ヤった時にもたないってこと？　ちなみにどれくらい？」
「三分ですね」
「三分……」
「お湯入れてカップラーメンができる頃にはもう……くっ」
「……それはそれは」
「うまかったからいいんですけど」
「食べたの⁉　さすがに彼女が怒るでしょ！」
「彼女なんていませんよ？　やだなぁ、カカシさんだって知ってるじゃないですか」
「え、じゃあ早漏って」
「これの時ですよ」
「居酒屋で握った手を上下するのはやめなさいよ、教師でしょ……なるほど、ソロプレイの時ねぇ。それも早漏って言うんだ」
「ソロプレイってオシャレだなぁ。そうそう、ガイ先生に聞いた特訓法のビール瓶で叩くとか、腕立て伏せならぬちんこ立て伏せとか、いろいろやってみたんですけどねぇ」
「はぁ⁉　何やってんの⁉　息子さん無事なの⁉」
「うわっ、酒零しましたよもったいない。俺の息子は無事ですよ、チャクラでガードしてやりましたから」
「チャクラの使い方！　もう意味分かんないよ」
「かくなる上は、しかるべき所のおねぇさんにお願いするしかねぇのかなぁ」
「おねぇさんって花街の？　それはダメだよ。イルカ先生なんて玄人にかかったら瞬殺だよ」
「ですよねぇ。だいたい生のおっぱい見ただけで鼻血吹くのにムリですよ、ははははは～」
「なんか可哀相になってきた」
「憐れみなんかいらねぇんですよ！　持続力をくれ！」
「そうねぇ……じゃあちょっとやってみる？」
「何か秘技が⁉　あっ、写輪眼でお前のちんこはスーパーマグナムパトリオットって暗示かけてくれるとか！」
「何その頭悪そうなネーミング……いや目は使わないけど、いろいろやりようはあるかなって」
「マジっすか！　さすがはたけ上忍、よっ、木ノ葉一の業師！」
「はいはい、じゃあ行くよ」
「え、今からですか？　行くってどこへ」
「俺ん家。先生ん家には無さそうなもの使うからねぇ」
「専用の道具ですか⁉　あっ、もしかして暗部専用のヤバい薬とか」
「別に暗部専用じゃないけど、縛ったり栓をしたりはするから」
「……」
「…………」
「あっ、そういえば明日までに準備する資料を作らなきゃ！　今日はお疲れ様でしたまた今度誘ってくだ」
「逃がすと思ってんの」
「カカシさん顔怖いですよ」
「あんたが頼んできたんでしょ。腹括りなさいよ」
「腹じゃなくてちんこ括るんですよね⁉　俺中忍だからそんな上忍プレイはムリですって！」
「だいじょーぶ！　気持ちいいしやみつきになるみたいよ～多分」
「いやだぁぁぁあああ俺はちんこも中忍のままでいた……うわぁ！」





「……なぁ、あれ。うみの中忍だったよな？」
「そうかもな」
「何かヤバそうだったけど助けなくて良かったのかな」
「何が。俺は何も見てないし聞いてないぞ」
「でも縛ったり栓をするって」
「気持ちいいしやみつきになるって言ってたから大丈夫だ」
「そそそうか、大丈夫……なのか？」
「はたけ上忍が本気でヤバい監禁するなら、こんな大衆居酒屋で掻っ攫うもんか。明日……いや、あさってにはうみの中忍もちゃんと出勤してくるさ。ちんことどこかは中忍じゃなくなってるかもしれんが」
「そうか、ちんことどこかはうみの上忍になるのか……」
「忘れろ。呑むぞ」