【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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「イルカ先生のアレって美味しいんだよね」
カカシの「先生の」と言うセリフ辺りで、アスマは素早く瞬身の印を切った。
……はずだったのに、いつの間にかカカシの右手がアスマの指ごと掴んでいた。
「ねぇアスマ、なんでだと思う?」
アスマは上忍待機所をサッと見渡したが、隣に座ってたはずのゲンマを筆頭に、既に全ての者の姿が消えていた。
カカシの惚気が始まると長い事は周知の事実だったのだ。
新しい煙草をくわえると、アスマは諦めてまたソファーに座り直す。
「ねぇアスマ、なんでだと思う?」
アスマの一連の動きは無かったかのように、カカシが再度問いかけた。
「……知らねぇよ。食ったことねぇからな」
「あたりまえでしょアスマ何言ってんの殺すよ?!!!」
ごう、と殺気を噴き出し、一息に言い切ったカカシを鬱陶しそうに眺めると、アスマは長々と煙を吐いた。
「…………ナンデ美味シインデスカ?」
「よっっくぞ聞いてくれたね、さすがアスマ! あのね、イルカ先生のアレってさ、なんであんなに美味しいんだろってずーーっと思ってたんだけどねぇ、やっと分かっちゃったのよ、ゆうべ」
カカシが重大な秘密を打ち明けるように声を潜める。
どうせくだらないと分かっているのに、ついつられてアスマもカカシに身体を寄せ、耳を傾けた。
「……イルカ先生のアレは好物だって、俺の遺伝子にインプットされてたんだよね」
――遺伝子。
――インプット。
―――イルカのアレが好物と。
カカシの発した単語が、収まる所を探してアスマの脳内をウロウロとさ迷う。
「……降参だ。分かるように説明してくれ」
「も~アスマってば、頭の中も熊レベルなの?!」
今度はアスマがごう、と殺気を噴き出した。
だが生来の面倒見のよさと、こういう時のカカシはさっさと言いたい事を言わせた方が、結果的に被害が少ないという経験則が、アスマの殺気を収めさせた。
「……三分だ。三分以内に説明しろ」
「んふふ~ 三分もいらないよ。要するにね、人の好物ってなんでそれを美味しいと思うかなんて、論理的に説明できないじゃない。そういうことは脳が判断してるんだけど、本来人間は甘味と油脂を美味しいと感じるはずなんだよね。なのにイルカ先生のアレは美味しく感じる。甘くも油っぽくもないのに。……ってことはさ」
カカシは劇的効果を狙って言葉を切り、アスマをじっと見る。
「……イルカ先生のアレを甘く感じるように、遺伝子にインプットされてるんだぁよ――俺・だ・け・に」
カカシが露になっている右目だけをきらきらと輝かせ、アスマを見つめた。
アスマもカカシをじっと見つめた。
――言葉を無くすあまりに。
「これって運命じゃない?」
畳み掛けるカカシに、アスマは返す言葉をまだ見つけられずにいた。
「やっぱりさ~、初めて会った時からもうね、どんがらぴっしゃーんって胸っていうか股間に直撃したんだよねぇ。あれはイルカ先生が運命の人だよって、遺伝子が教えてくれたんだぁね! ほら、俺は雷の性質だから~」
「そ………うか、良かったな。教えてくれねぇと、里中の野郎の股間にまかり間違って反応したら、お前ェも困るもんな」
「は?! 甘くて可愛いイルカ先生のアレと、野郎の股間にぶら下がってる小汚いモノと一緒にしないでくれる?!」
いや小汚いって、お前ェの股間にもぶら下がってるだろうよ…
というアスマの呟きを聞いている者は誰もいなかった。
上忍待機所は、いまだ無人のままで。
アスマたちが……いや、カカシが出ていかない限り、誰も足を踏み入れる者はいないだろう。
アスマは話を切り上げるため、いつもの都合のいい決まり文句を使った。
「まぁ、幸せなら文句はねぇよ。……二人ともな」
だが、二人の友人として本心でもある。
それが伝わったのか、カカシは態度を和らげて微笑み返した。
後日、上忍待機所でカカシがアスマの手を握って見つめ合い、「これは運命だ」と熱い告白をしていたという噂が流れた。
アスマが「二人が幸せならそれでいい」と身を引き、秘かな三角関係に決着がついたとも。
カカシのイルカへの執着ぶりは有名なので、誰もが面白ネタとして受け止めた中――。
イルカだけは真に受けて一悶着あったことは、また別のお話。
【おわり】
カカシの「先生の」と言うセリフ辺りで、アスマは素早く瞬身の印を切った。
……はずだったのに、いつの間にかカカシの右手がアスマの指ごと掴んでいた。
「ねぇアスマ、なんでだと思う?」
アスマは上忍待機所をサッと見渡したが、隣に座ってたはずのゲンマを筆頭に、既に全ての者の姿が消えていた。
カカシの惚気が始まると長い事は周知の事実だったのだ。
新しい煙草をくわえると、アスマは諦めてまたソファーに座り直す。
「ねぇアスマ、なんでだと思う?」
アスマの一連の動きは無かったかのように、カカシが再度問いかけた。
「……知らねぇよ。食ったことねぇからな」
「あたりまえでしょアスマ何言ってんの殺すよ?!!!」
ごう、と殺気を噴き出し、一息に言い切ったカカシを鬱陶しそうに眺めると、アスマは長々と煙を吐いた。
「…………ナンデ美味シインデスカ?」
「よっっくぞ聞いてくれたね、さすがアスマ! あのね、イルカ先生のアレってさ、なんであんなに美味しいんだろってずーーっと思ってたんだけどねぇ、やっと分かっちゃったのよ、ゆうべ」
カカシが重大な秘密を打ち明けるように声を潜める。
どうせくだらないと分かっているのに、ついつられてアスマもカカシに身体を寄せ、耳を傾けた。
「……イルカ先生のアレは好物だって、俺の遺伝子にインプットされてたんだよね」
――遺伝子。
――インプット。
―――イルカのアレが好物と。
カカシの発した単語が、収まる所を探してアスマの脳内をウロウロとさ迷う。
「……降参だ。分かるように説明してくれ」
「も~アスマってば、頭の中も熊レベルなの?!」
今度はアスマがごう、と殺気を噴き出した。
だが生来の面倒見のよさと、こういう時のカカシはさっさと言いたい事を言わせた方が、結果的に被害が少ないという経験則が、アスマの殺気を収めさせた。
「……三分だ。三分以内に説明しろ」
「んふふ~ 三分もいらないよ。要するにね、人の好物ってなんでそれを美味しいと思うかなんて、論理的に説明できないじゃない。そういうことは脳が判断してるんだけど、本来人間は甘味と油脂を美味しいと感じるはずなんだよね。なのにイルカ先生のアレは美味しく感じる。甘くも油っぽくもないのに。……ってことはさ」
カカシは劇的効果を狙って言葉を切り、アスマをじっと見る。
「……イルカ先生のアレを甘く感じるように、遺伝子にインプットされてるんだぁよ――俺・だ・け・に」
カカシが露になっている右目だけをきらきらと輝かせ、アスマを見つめた。
アスマもカカシをじっと見つめた。
――言葉を無くすあまりに。
「これって運命じゃない?」
畳み掛けるカカシに、アスマは返す言葉をまだ見つけられずにいた。
「やっぱりさ~、初めて会った時からもうね、どんがらぴっしゃーんって胸っていうか股間に直撃したんだよねぇ。あれはイルカ先生が運命の人だよって、遺伝子が教えてくれたんだぁね! ほら、俺は雷の性質だから~」
「そ………うか、良かったな。教えてくれねぇと、里中の野郎の股間にまかり間違って反応したら、お前ェも困るもんな」
「は?! 甘くて可愛いイルカ先生のアレと、野郎の股間にぶら下がってる小汚いモノと一緒にしないでくれる?!」
いや小汚いって、お前ェの股間にもぶら下がってるだろうよ…
というアスマの呟きを聞いている者は誰もいなかった。
上忍待機所は、いまだ無人のままで。
アスマたちが……いや、カカシが出ていかない限り、誰も足を踏み入れる者はいないだろう。
アスマは話を切り上げるため、いつもの都合のいい決まり文句を使った。
「まぁ、幸せなら文句はねぇよ。……二人ともな」
だが、二人の友人として本心でもある。
それが伝わったのか、カカシは態度を和らげて微笑み返した。
後日、上忍待機所でカカシがアスマの手を握って見つめ合い、「これは運命だ」と熱い告白をしていたという噂が流れた。
アスマが「二人が幸せならそれでいい」と身を引き、秘かな三角関係に決着がついたとも。
カカシのイルカへの執着ぶりは有名なので、誰もが面白ネタとして受け止めた中――。
イルカだけは真に受けて一悶着あったことは、また別のお話。
【おわり】
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