【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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【目指せ!伝説の三変態】 第2弾

(テーマ・タイトル) はやおさん

「喧嘩から仲直り」
付き合ってても、付き合ってなくても。
仲直りの過程で、イチャイチャしてくれたらなお嬉しい



÷÷÷÷÷ 1.mogoさん ÷÷÷÷÷


 案山子ト海豚ノ縁結ビ大作戦!

       ~君がいるから頑張れる~


犬猿の仲。
木の葉の忍であれば、この言葉を聞いた瞬間に<はたけカカシ>と<うみのイルカ>の顔が脳内に浮かぶだろう。

中忍試験の会場で火影を前に彼らが派手な喧嘩をやらかしたのは有名な話だが、それ以降も彼らの喧嘩はずっと続いているのだ。

たとえば。

--【証言1】----------------------------------------------------------

 証言者:イルカの同僚
時と場所:深夜の受付
証言内容:
いやあ、ほんと勘弁して欲しいですよ。
任務から帰還したはたけ上忍がいきなりイルカに殺気を当てながら話しかけたんですよ。

「なんでアンタがこんな時間にここにいるんです。内勤だからって油断して仕事ばっかり詰め込んでるとアッと言う間に成人病になってあの世行きですよ!? ただでさえアンタはラーメンばかりで野菜を食べてないんだから、ほら、去年より腹回りに肉がついてる!」

たしかにイルカは去年より少し太りましたけど。
あれ? なんでカカシ上忍は去年のイルカの体型なんて知っているんだろう??
うーん……まぁ、いいか。
それでね、これにはイルカも怒りました。俺は止めたんですよ? 止めたんですが、止まりませんでした。

「だいたい野菜ばっかり食べてりゃ長生きできるってわけでもないでしょう? 栄養と休養、それに適度な運動が健康な躰を作るんです。カカシ先生、野菜野菜って俺にエラそうに言いますけどね、健康で長生きするためにアンタがクリアしてる条件は、せいぜい栄養くらいでしょうが! 昼間子供たちの面倒をみて疲れているはずなのに、夜に指名も入ってないのに、A級だかS級だかの任務バカスカ入れやがって、俺に言わせればアンタは里一番の阿呆ですよ!!」

どっかぁあーーん!!

ここで、はたけ上忍の怒りの起爆札爆発です。
おかげで、俺のなけなしの髪が燃えっちまいました。うっ……うっ…… 若禿の家系だから髪だけは大事にしてたのに……。
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--【証言2】----------------------------------------------------------
 証言者:テンゾウ
時と場所:ツーマンセルでの任務中
証言内容:
長く先輩の後輩やってますけど、こんなにイライラしてる先輩は初めてみましたね。
ええ。オフのときだけでなく、任務中でもイライラすることが多いですね。
稀に、関係のない人にも八つ当たりするから本当に参ってます。

あれは一般人に化けて他里に潜入したときです。
目抜き通りを歩いていたら、若くて綺麗な女性とすれ違って、いや、イイ女でしたね。スタイルも申し分なかったですし。感度も。あっ/////
ま、その彼女の腕を先輩がいきなり掴んだんです。
普通の男がそれをやったら往復ビンタものですけど、その人は先輩に見惚れちゃって、瞳もアソコも潤んじゃってる感じだったんですが、そんな女性に先輩ったら「お前みたいな巨乳は滅びろ! その乳でイルカ先生をたぶらかすつもりか!」ってそりゃぁもうすごい剣幕で怒っちゃって。
女性にしてみたら、こんなに失礼なことはありませんよね。
だいたいイルカ先生ってだれだ?って話ですよ。
で、先輩を宥めて女性を慰めてなんとかその場を収めたんですけども。
え? 女性をどうやって慰めたかって? 
そりゃぁ、ねぇ。ちょっと草叢に連れ込んで気持ちよくなっていただいて……っとまぁ、そこはいいじゃないですか。
ほんと、最近の先輩にはますます迷惑かけられっぱなしなんですよ。
※テンゾウは絶対床上手だと思う。
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--【証言3】----------------------------------------------------------
 証言者:夕顔
時と場所:昼間 木の葉商店街の呉服屋
証言内容:
え? カカシ先輩ですか? イルカ先生のことを何ていってるかって? 
そうですねぇ、だいたいいつも悪口を言ってますよ。
「イルカ先生はなんであんなに、誰彼かまわず笑顔と色気を振りまいてるんだ。襲われたらどうするつもりだ!」とか「子ども子ども、って自分の子どもでもないくせに、いつだって自分のことは後回しで、生徒のことばかり考えて、アホですよ! ああゆう人間が戦闘になったら真っ先に死ぬんです」とかね。
その件に関しては先輩も同じでしょう?って言ったら怒られてしまいましたけど。

そうそう、あの日も「イルカ先生ったら信じられないくらいセンスが悪いの。ほんとあの綺麗な髪を縛るのにふさわしくない安物の髪紐ばかり使ってるの。だから今から髪紐買いに行くの付き合って。お前の髪質、イルカ先生とちょっと似てるから」なんて言われて呉服屋に連れ込まれたんですよ。
すごかったですよ? 
人間国宝の職人が手掛けた正絹の髪紐を何本も出させて、私の髪で試して真剣に考え込んで。
そこから何本か選ぶのかと思ったら、結局すべてイルカ先生のためにお買い上げ。
先輩は見たこともないくらい上機嫌だったんですが、店を出たとたんに不機嫌になって。
こんなことしたって渡す道理がない。ってポツリと呟いて、髪紐が入った桐の箱を辛そうに見つめるんです。

「夕顔、こんなことに付きあわせて悪かったな。今度今日のお礼に着物でも買ってやるからな」

なんて寂しそうに笑うから、先輩は髪紐を捨てるつもりなんだってわかりました。
私、たまらなくなって叫んでいました。「着物なんていらないです! それ、私にください!!」って。
いつか先輩が先生に渡せるようになるときまで、これは大切に預かるつもりです。
そうそう。私と先輩の仲を勘違いしたハヤテが嫉妬しちゃって、ちょっと可哀想でしたよ。
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--【証言4】----------------------------------------------------------
 証言者:魚屋のおっちゃん
時と場所:夕方 魚屋
証言内容:
イルカ先生はなぁ、最近よく野菜がいっぱいつまった袋を引っ提げて、うちに寄るようになったなぁ。
なんでも料理がうまくなりたいらしくてよ。旬の魚がどうだとか、それ揚げて食うのがうまいのか、煮てくうのがうまいのか、って質問攻めにあうのさぁ。
もちろん、魚屋にとってはありがたい話だがね、あんまり切羽詰まった顔で聞いてくるもんだから、なんでそんなに必死なのか聞いてみりゃぁ、「いっつもはたけ上忍に料理のことでバカにされてるから、上手になって手料理食べさせて見返してやるんです!」ときたもんだ。その後はなぁーんにも聞いちゃいないのに、はたけ上忍の話ばっかりしはじめてね。
それ、死にたがりだの、任務詰め過ぎだの、自分の力を過信して死んだらどうするんだ、だの。
まぁ、悪口ばかりだったが、先生がはたけ上忍を心配する気持ちがヒシヒシと伝わってきてなぁ。
なのに、「ま、俺なんかが料理つくらんでも、恋人が作ってくれているんでしょうね」なんてしょんぼりするもんだから、可哀想になっちまってよ。
イワシ2匹を買ってくれた先生に鯛一匹オマケにつけちまったんだよっ。ガハハハハ!! 
こんなこと続けてたらウチは潰れっちまわぁ!!! ガハハハハ!!! 
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そんなこんなで。
「嫌い嫌いも好きのうち」
木の葉の忍であれば、この言葉を聞いても<はたけカカシ>と<うみのイルカ>の顔が脳内に浮かぶのだった。 
里の総意は、「おまえら、いい加減に素直になってくっついちゃえよ! 迷惑だから!!」というところまできているのである。

***

「で? なんで俺なんだぁ? オヤジ」

縁側に腰をかけ、心底めんどくさそうな顔でタバコを燻らせながら、アスマは畳であぐらをかいているヒルゼンを振り返った。
息子に負けずおとらずめんどくさそうな顔でヒルゼンはキセルを煙草盆に置き、深く皺の刻まれた眉間を片手でもみほぐす。

「なんだかんだで、おぬしが一番奴らのことを心配していると思うたが、ちごうたかの?」

「ちがうな。一番心配してんのはオヤジだろうが」

「ふむ」

「ま、いいさ。何とかしてみるぜ」

「アスマよ、頼んだぞ」

草履を履いて立ち去る息子の背中にヒルゼンは目を細めた。



mogoターン終了

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