【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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『今日も木の葉は平和です…たぶん』シリーズでの時系列順に並べ直したので、pixivとは掲載順が変わってます。
犬も食わないケンカと、愛情の絶対値 ★


ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!
カカシさんの分からず屋!!

イルカは廊下をドカドカと歩いていく。
いつもなら道行く人が声をかけてきたりするのだが、今日はそれが全くない。
イルカの憤怒の形相を見て、触らぬ神に祟りなしとばかりに道をあけていたが、イルカはその事に気が付かないままズンズン歩いていく。


あいつ…!七班を、ナルトを中忍試験に推薦しやがった!
まだアカデミーを卒業したての下忍だぞ?なに考えてやがるんだ!
しかも今は俺の部下ですだと?
んなこたぁ重々分かってるんだよ!俺の生徒だったら推薦なんてするかボケッ!

ドンっと何かにぶつかる衝撃でイルカは足を止めた。
ぶつかったのはフェンスだった。いつの間にか階段を昇り、火影岩を一望できる屋上まで来てしまったらしい。
イルカはフェンスに乗り出した状態のまま、火影岩に向かって吼えた。

「カカシさんのクソバカ野郎ーーー!このっ、ホウキ頭のエロ魔神がーーー!!」

周囲の人々がギョッとしてイルカに注目するが、怒り心頭のイルカは気にも止めなかった。

しかも……潰してみるのも面白いだと?
あんなヤツだなんて思いもしなかった。
カカシさんは……カカシさんは優しくていい人だと思ってたのに。ワガママでちょっと変わってて、でもそこが可愛くて。
それなのにあんな非道いこと言うなんて。
俺が大事に育ててきた子供たちに、あんな、あんな……

「あんな分からず屋、-100万点だ…」

フェンスを握りしめて俯いた地面に、溢れた涙がこぼれ落ちる。



イルカはアカデミー教師だ。
生徒を教え導くのが仕事だが、同時にあらゆる点で評価もしなくてはならない。
忍術・体術・血継限界はもちろんのこと、積極性・リーダーシップ・協調性や知力・体力面など、総合的な視野で生徒を評価し、適性を判断して道筋をつけてやらなければならない。
そのため、自分の気持ちをも点数に換算するクセが身に付いていた。
カカシと付き合うことを決めた時も、カカシを知るにつれ、プラスがどんどん積み重なって溢れんばかりになったからだった。




それが、今日。
今までのプラスを一気に覆すほどのマイナスが付いた。


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