【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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『今日も木の葉は平和です…たぶん』シリーズでの時系列順に並べ直したので、pixivとは掲載順が変わってます。
世界は5秒で引っくり返るんだよ ★★


今。
カカシ先生の顔が目の前にある。
近すぎてほとんど目しか見えないけど、つーか額宛で隠されて右目しか見えないけど、あ、口布は下ろしてんだな。
そりゃ、こういう時は下ろすよな。
こういう時っていうかキスする時だけど、キス……

「…した」
「しましたね」

あ、まつ毛も銀色なんだ。てことはヒゲも銀色なんだろうけどよく見えねぇな。唇…はタラコじゃねぇじゃん、イワシの嘘つきめ。薄いけどやわこくて、この唇が…この唇で…!

「キスした!」
「しましたねぇ」

うっすらと微笑むと、唇の両端が緩やかに引き上げられる。
この人いつも口布の下でこんな風に笑ってたのか…こんなとこにほくろがあるんだエロいなぁ。こんなエロいほくろがあるからか?…だからこんな風に!こんな簡単に!

「キス!!カカシ先生キスふぃがっ」
「うん、したからちょっとボリューム落として」
カカシの手がイルカの口を覆った。
「ふぁんで…?」
「なんでって、したかったから」

悪びれることなく、しゃあしゃあと言ってのけるカカシ。
なんだそりゃ。
カカシの部屋でさっきまで楽しくメシ食ってた…はずだったのに。
差し向かいで座ってた人が、気付くと隣にいて。
なんだろうと思った時には、もうキスされてた。
そして今は手で口を塞がれてる。さっきは唇で塞がれてたけど。

やっと思考が現実に追い付いてきて、ついでに怒りを呼び起こした。
したかったからって!したかったらしていいのか!?そんなケダモノじみた生き方して許されんのかこいつは!…許されんのかもしれんな、こいつなら。なにしろ里の誉様だもんなぁ。
だが俺は許さん!!
ギン、と睨みつけると、カカシがちょっと怯んだ。が、すぐに困ったような顔で眉をハの字にする。
「そんな怒らないでよ…ま、気持ち悪がられてないからいいけど」
イルカはバシッとカカシの手を払いのけると「怒るに決まってんだろ!勝手にキ、キスとかしやがって!」と叫んだ。
するとカカシはイルカの顔を両手でがっちり固定して「じゃあキスするよ~」と言うと、またしてもイルカの口を塞いだ。口で。

ちくしょう二度目!しかもいいって言ってねぇ~~~!!!



怒りと酸欠に息も絶え絶えになってると「もう叫ばないでね、まだ早いけど一応夜だから」と言いながら、ようやく解放してくれた。
「だ・か・ら!なんでキスするんですか!」
イルカが食いしばった歯の隙間から言葉を押し出すと、カカシはこてんと首を傾けて
「だって、俺のこと好きでしょ?」
とのたまった。


はあぁぁぁ~~~~ぁあ!?


俺がいつそんなこと言った?
あれか、部屋に上がり込んだらイコール好きって解釈か?どんだけお手軽な脳味噌してんだこいつは。
100歩譲ってそうだとしても、それは異性の場合だろ。
もうダメだわ。話が通じん。酔っ払いだからか?一滴も飲んでねぇけど酔っ払いってことにしとこう。そんで帰ろう。帰って寝て忘れよう。

どっと疲れを覚えて手を振りほどこうとするが、カカシの手は動かない。
「…ふざけないで下さい」
「ふざけてないよ。…ねぇ、俺のこと、いつもニコニコして見てくれたでしょ?俺のために時間割いてくれたでしょ?俺の怪我した手をとって、おかえりって言ってくれたでしょ?それに…キスしても気持ち悪くなかったでしょ?これって俺を好きってことじゃないの?」

カカシの顔は真剣だった。真剣に、すがるようにイルカがカカシを好きなはずだと言い募っていた。

俺……が?
好き?……なのか???カカシさんを?

イルカは腕組みをして目を閉じ、考えてみる。
まぁ確かに、好きか嫌いかの二択だったら………うん、
「好きですね」
「え。好きなの!?」
いやあんたがそう言ったんだろうが。
目の前の上忍様は、はぁ~~とため息をつくと猫背をさらに丸めて膝を抱え、ほとんど猫のように丸い塊になってしゃがみこんでいる。
「いったい何なんですか。俺が好きだと困るんですか?」
するとカカシはガバリと顔を上げ
「いや困らない!困らないけど、なんかさ…流されてない?いや流されてくれるともちろん嬉しいけどでもほら…俺じゃなくてもキスされたら、おんなじように流されちゃうのかな~、とか」


バキッ

ゴロゴロゴロゴロ ドン


左の頬を殴られたカカシは、丸まったまま綺麗に斜め後方へ転がっていき、壁にぶつかって止まった。座った姿勢からの右フックだから、そんな上忍が吹っ飛ぶほどの威力はないはずなのに。
イルカはドスドスと足音を荒げて、壁の前に転がってるカカシの前にしゃがむと胸ぐらを掴み上げた。
「あんた俺のことをそんな節操なしに見てたんですか?」
「違っ!でも先生、気持ち悪がらなかったじゃない!だから…キスされて嫌じゃないなら、このまま好きでしょって言い聞かせて洗脳しちゃえばいっかなぁ、なんて…でもやっぱり流されちゃうのは俺だけにしてほしいなぁ、とか…」

今度は俺の方がため息をつきたい。いや、つく権利があるはずだ。
誰だこいつを夜の業師とか呼んだのは。
駆け引きしたいんだか、なし崩しにしたいんだか、どっちにしろ頭ん中を垂れ流してたら意味ないだろうが。
相手の心を読んで自在に操る術に長けていると聞いていたが、他のカカシって名前の上忍のことだったんだろうか。
これなら畑に突っ立ってる案山子の方がまだ有能だ。少くとも「お前らを追っ払ってやるぜ!」なんてカラスに作戦をバラしたりしないからな。

…まぁ、なんだ。
要するにあれだ。あんたが俺のことを好きなんだな。
眉尻を下げ、この上なく情けない顔で俺を見上げる上忍様は、ぴるぴると尻尾を震わせる小動物のようだ。
俺の反応を怯えながらも伺うところが、なんだか無性に庇護欲をそそる。大丈夫、なんにも心配いらないよと抱きしめてやりたくなっちまう。
これがくの一の男ゴコロを掴む実技試験なら100点満点をやってるところだ。
だが―――

こいつは素でやってんだろうなぁ。
ケダモノみたいに本能のままやりたいことやって、子供みたいに自分の欲求を押し付けて愛情を寄越せと乞い。
そのくせ手に入りそうになったとたん、ビビってあれこれ言い訳して逃げ腰になる。
なぁ、欲しいなら欲しいって言えよ。
幸せになることを怖がるなよ。
この不器用な男が里の誉?冗談じゃない。

…あんたは俺の前では、俺に惚れてるただの男でいればいい


イルカはカカシの顎を掴むと左に傾けて、さっき殴った頬をじっくりと検分する。腫れてないところをみると、チャクラでガードだけはしたらしい。
自分で殴っといて何だが、うん、綺麗な顔に傷が付かなくて良かった。

「…イルカせんせ?」
「あんたは?カカシ先生は俺のこと好きなんですか?」
ひゅっとカカシが息をのむ。
なんだよ、キスはちゃっちゃとできるくせに、好きとは言えないのかよ。
「返事は!?」
「ははははい好きです!大好きです!」
「よし!」
イルカはニッカリと笑った。
いい子だな!ごほうびにキスしてやろう。

イルカは顎を掴んだまま唇を合わせた。
さっきは突然でよく分からなかったが、やっぱり気持ち悪くない。むしろいい。
何度もついばむようにキスしてると、カカシの舌がぬるりと入り込んできた。
唇を割り、歯列をこじ開けてイルカの舌を誘い出す。お互いの舌を絡め合うと、唇のラインに沿って舌を這わせ甘噛みする。
カカシの息がは、はと上がってきたので、イルカは少し顔を離して「これ外していいですか」とカカシの額宛に手をかけた。
カカシがこくこくと頷いたので、ほどかずにグイと持ち上げて外すと、顔の全てがあらわになる。
半開きになった唇が二人の唾液でぬらぬらと光り、潤んだ目じりは紅く染まっていて。
カカシは壮絶な色気を放っていた。

(……イケる!)

男なんか今までこれっぽっちも興味なかったが、これなら抱ける。いや抱きたい。
イルカは下半身に急激に集まった熱を感じ、カカシの耳元で「あんたが欲しい」と囁いた。
カカシはびくんと身を震わせると、ゆっくりとイルカの方を向き、噛み付くようにキスをしてきた。
お互い性急な手付きでベストのファスナーを下げて放り出し、アンダーの中に手を潜り込ませる。
カカシが背中に回した手で、軽く爪を立てながら背骨に沿って撫で下ろした。
そんな刺激すら腰に響いてイルカが顎を上げると、カカシが顎下から喉仏の辺りまで舌を這わせてくる。
「んぁ…」
思わず声を上げてしまうと、カカシがゴクリと唾を飲み込む音が聞こえた。そしてぎゅっとイルカを抱きしめて…



ぐるん、と景色が変わった。



……ん?ここ、あれ?
柔らかい物の上に寝っ転がって、覆い被さったカカシの肩越しに見えるのは…天井?
そんでふかふかしてるのは、たぶんベッドだ。変な手裏剣柄のカバーだけど。
ぼんやりしてると、カカシがすぱん、すぱんとワンツーでイルカの服を脱がせた。
すんげぇ早業。一瞬でパンイチに剥かれたよ。これが業師の実力か!

「…ねぇ先生、勃ってるね、ここ」
布地の上からでもくっきりと形を顕にした輪郭を、カカシが指先でなぞった。
「……く、ふぅン」
鼻から抜けるような甘い声が、イルカの口から漏れた。
なんだ、どっから出てんだこの声!AV女優かよ。
いや、つーか、くふぅんとかじゃなくて、…えっ?


「俺が下~~~~!?!?!?」


カカシは大きくイルカの足を開かせ、その間にポジションを取っていた。
自分のアンダーをするりと脱ぎ捨てると、上気した顔で舌なめずりしながらイルカを見下ろす。
「だってイルカせんせ、俺が欲しいって言ったじゃない。だから…」
親指の腹で布越しにイルカの固く勃ち上がったそれを、陰嚢を、会陰をスーっと撫で下ろし。
「ここにあげる」
後孔の辺りで親指を押し付け、くるり、くるりと撫でた。
「……っ!」

そこにはもう、さっきまでの可愛らしい生き物はいなかった。
脚の間で物欲しげな顔をしているケダモノに、イルカは本能的に恐怖を覚える。
逆らうことのできない、圧倒的な力ある者への服従。
だが同時に、どこかで納得もしていた。
極限まで鍛え上げられ、一切無駄のない、戦忍としての機能美を追求したかのような体躯。
それが全身でイルカが欲しいと声高に訴えている。
これほどまでに強く美しいケダモノになら、骨の髄までしゃぶり尽くされるのは自然界の摂理じゃないか、と。

窮屈な下着を下ろされて自由になったイルカの陰茎が、ぶるんと揺れる。そこに吐息を感じて見下ろすと、カカシが舌を差し出したところだった。
れろ~っと舐め上げると、先端にちゅっと吸い付く。親指と人差し指で輪を作ると、ゆるゆると扱きながら唇だけではむはむとカリを食んだ。
と、視線を感じたのか目だけでイルカを見上げ、嬉しそうににっこり微笑むと、イルカの雄をパクリとくわえた。
カカシの生暖かく柔らかい口の中で、舌が忙しなく動き回る。指の輪の扱くスピードも早くなる。

だがそれより何よりも。
カカシの白く端正な顔立ちの口元からイルカの赤黒い陰茎が生えてる絵面は、想像を遥かに絶する陰猥さで。

(それ…反則だろ…っ!)

イルカは呆気なく達してしまった。

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