【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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『今日も木の葉は平和です…たぶん』シリーズでの時系列順に並べ直したので、pixivとは掲載順が変わってます。
世界は5秒で引っくり返るんだよ ★★

2(完)


「ん……も、ムリ…」

二人分の荒い息遣いが聞こえる。

「ダメだ、よ…もう、やめよう…」


吐息混じりの切なげな声は、どちらもイルカのものではない。
二人で弄り合い、主にカカシがイルカを翻弄して何度か吐精した後、いざ合体の段階でカカシが泣き言を言い出したのだ。
なんとか先端を入れるまでは行ったのだが、そこから先がどうしても進まない。解し方が足りないのか、カカシのがデカいのか、イルカの肛門括約筋が無駄に優秀なのか…。

無理やり押し進めようとすると身を裂かれるようなとんでもない痛みで、イルカが「いたたた裂ける裂ける!いでーっ!うがー!!」と喚くので、カカシが怯んでしまうのだ。
先ほどのイルカの覚悟はどこへやら吹っ飛び、カカシのケダモノもあまりの情緒の無さ故か、すっかり息を潜めている。

「諦めんな!諦めたらそこで試合終了だぞ!」
「試合じゃないし!でも終了でいいよもう!イルカ先生が壊れちゃうのはやだもん…」
「もんじゃねぇ!今ヤんないと次はないからな!」
「それはやだ!……じゃあもっかい頑張る…」

カカシがうっうっと半泣きになりながら腰を押し付けて、イルカもチャクラまで使って痛覚を鈍くしながら呼吸法で下半身を緩め、なんとかカリを捩じ込んだ。
「せ…んせ、も、ちょっと緩め…て」
カカシが辛そうに言うが、イルカにそんな余裕はない。犬のような荒く短い息を吐くばかりだ。

その時、イルカの胸にボタボタっと落ちる物があった。
ぎゅうと瞑ってた目をうっすら開けると、眉間にシワを寄せ、汗だくになってこちらを見てるカカシと目が合う。
真夏でも汗ひとつかかず涼しげなカカシが、いつも飄々としたスタイルを崩さないカカシが、流れ落ちるほど汗にまみれ、必死になっている。
―――イルカとひとつになりたい一心で。

と、カカシがふわりと微笑んだ。

「…すき。イルカせんせ、すき」
そのたどたどしい口調に、イルカの腹の底からぶわりと何かが沸き上がった。
カカシの額の汗を手で拭い、濡れて張り付いた前髪をかきあげてやると、ちゅっとキスをする。
「俺も。俺も好きですよ、カカシ先生…」
そして大きく息を吸うと、ゆっくりと吐いた。
ずずずずっ、と一気にイルカの体内を押し進むカカシの剛直を感じる。
「……入った」
カカシが感極まった声を上げると、イルカに抱きついて揺さぶった。
「入った!入ったよイルカ先生!スゴい、先生の中ぎゅうぎゅう!」
「わ、かった、から、ガンガ、ン動く、な…っ」
「ごめ…!せんせ、痛かった?」
カカシが慌てて上半身を起こして腰を引くと「ひぁ!…あ……んぁ…?」突然イルカの下半身に強烈な電流が走った。

「何……らい、きり?」
「そんなわけないでしょ!先っぽで雷切って…どんだけアグレッシブなドM変態よ。…でも、あぁ!ここね~」
何か思い当たるふしがあったらしいカカシがニヤ~っと笑う。そして、イルカの浅いところを突き上げるように腰を動かし始めた。
「うあ、あっ?やだ!そこ…やぁ!」
強すぎる快感にたまらず嬌声を上げるイルカに、カカシはおかまいなしに動き続ける。
「ふふっ、気持ちいい?ここね、前立腺っていって、男のすっごくいい所なんだって!すぐ見つかって良かった!」

まるで新しい術を初めてものにした子供のように、カカシがはしゃいでいた。
だがその顔は、捕食者が捕らえた獲物を味わう時の悦びに満ちていて。
イルカの腰を突き出すように抱え上げると、狙いを定めて緩急を付けながら腰を使う。
「バカ、やめ…も、変にな…る…ぅあ!」
萎えてくたりとしてたイルカの陰茎が再び勃ち上がって、さらに先端から糸を曳いている。
「いいよ、変になって……ねぇ、もっと可愛いせんせを見せて」
カカシはそれを握ると、またゆっくりと扱き始めた。




前と後ろを同時に、時には交互に責め立てられ、イルカは掠れた甘ったるい声で快楽を伝え続ける。
腹には己の精を撒き散らし、後孔からはカカシの放った精が溢れ出し、なお動き続けるリズムに合わせて水音を立てている。
とろりとした目からは焦点が失われ、その口からは唾液が溢れ落ちていることにも気付かず、イルカはひたすら押し上げられるままに高みをたゆたっていた。

「気持ちいいねぇ、せんせ」
「…い、気持ちい…ぃ、あ~……っ」
「カカシ。ねぇ、カカシって呼んで」
「…ぁ……カ、カシさ……んんぅ…」

もう自分が何を言ってるのかも分からず、二人がたてる湿った音と、荒い息遣いと、時折聞こえるカカシの囁きや呻き声と。
それだけの世界にイルカはいた。

くぅ、んあ。ずちゅっ、ずちゅっ。

「…もっとだよ。もっと変になって、イキまくって、おかしくなって」

はぁ、はぁ、ぐぢゅ、ぐぢゅ。ふ、ぅ。

「誰にも見せらんないようなイルカせんせを、俺だけに見せて…」



だって、欲しいって言った。イルカ先生、俺のこと欲しいって。
だから全部あげる。
代わりに俺だけの先生をちょうだい。
俺しか知らない先生を、俺を欲しがる先生をちょうだい。

…俺ももう我慢しないから、イルカ先生も我慢しないで。
人の気持ちには敏感なくせに、自分の気持ちにはホント鈍いアンタが、やっと自覚してくれたんだから。
いつでも誰にでも与えてばかりのアンタが、初めて欲しいって手を伸ばしてくれたんだから。

もっと俺を欲しがって。
ずっと俺を欲しがって。
トモダチじゃ足りないから。心だけでも、身体だけでも足りないから。
アンタを欲しがるただの俺を欲しがってよ。
……ねぇ。







出会った時は、ただの上官と部下だった。
キスするまでは、ただの友人同士だった。
抱き合うまでは、ただの男同士だった。

今この時は、ただの雄同士だった。



 これからは―――― 。





【完】
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