【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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『今日も木の葉は平和です…たぶん』シリーズでの時系列順に並べ直したので、pixivとは掲載順が変わってます。
アンタの指も声も ★★

2(完)

次の日の上忍待機所。
皆が思い思いに寛いでる中に、カカシの姿もあった。
いつも通り、片手にイチャパラを持って。

いつも通りじゃないのは、その状態でイルカに追いかけ回されてるところだ。
数人が固まって立ち話をしてたり、ソファーや窓際で寛いでる者たちを器用に避けながら、カカシはイチャパラから目を離す事なく逃げ回っていた。
イルカも同じく待機所の面々を器用に避けながら、体術や忍術を駆使してカカシの足止めをしようと絶賛努力中だった。
そんな二人が暴れ回る中で、上忍たちは特に気に留めた風もなく各々の雑談を続けたり、イルカの体術に感心したり、カカシに「お~、頑張れよ~」などと気のない声援を送ったりしていた。

「なんでそれ使ってんだ!返して下さい!」
「や~だよ。だってこれ、俺のだもん」
「アンタのだけど!でも返せっ!」
「な~んで俺の額宛を返さなきゃなんないのよ。なんか理由でもあんの?」
「それは……っ」

イルカはピタリと足を止め、その激怒した顔が違うもので真っ赤に染まる。

「なんスか、カカっさん、額宛くらい渡してやりゃいいじゃないスか」

ソファーに足を組んで座ってたゲンマが、天井に張り付いてるカカシを見上げ、のんびりと尋ねた。

「いやぁ、だって洗われたら勿体ないからね。これはねぇ、夕べイルカ先生が、めか」

 ドガッッッ!!!

イルカがジャンプしながら後転して、カカシに見事なオーバーヘッドキックを決めた。
またしても窓の外へと美しい直線で吹っ飛ばされたカカシと、それを追って「返せぇええーーーっ」っと叫びながら飛び出していったイルカ。



「………メカ?…イルカが?」

ゲンマの呟きがポツリと宙に浮くが、答える者はいない。
あの二人のことにいちいち関わるのは、時間と体力と気力の無駄だと、皆とうに学習しているのだ。
状況判断力に優れた上忍・特別上忍なら、なおさら。
そしてまた、何事もなかったかのように、待機所に寛いだ空気が流れた。

カカシが無事帰還し、どことなくしおたれたイルカに生気が戻った、いつも通り平和な木の葉の里の日常だった。




【完】

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