【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし 
★★いとエロし!
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『カフネ』 ブラジル・ポルトガル語

 ~ 愛する人の髪に、そっと指を通す仕草~




イルカ先生の艶やかな髪に指を通して滑らせる。
この行為に名前があるなんて知らなかった。
カフネ。
どこか遠い異国の言葉を、口の中で転がしてみる。
これを名付けた奴の、愛しい恋人の髪は何色だったんだろうか。

…きっと、黒。
訳もなくそんな確信を抱きながら、もう一度乱れた髪をすく。

イルカ先生がうっすらと微笑んだ。まだ眠ってるはずなのに、気持ちいいんだろうか。さっきまでの嵐のような時間とは全く逆の、穏やかな笑みを浮かべている。
同じ快楽のはずなのに、なぜこうも違う表情になるのだろう。神経を通って運ばれた感覚の質は、脳には別物と認識されているのか。

……ま、どうでもいいか。
大事なのは、俺がこの笑みを浮かべさせたという一点に尽きる。
この人にこんな満たされきった、子供のような笑みを与えられるなんて。
俺も少しはましな人間になれたような気になれる。
イルカ先生の隣に相応しい、ちゃんとした人間に近づけたような。

こんなこと言うと、貴方はまた怒るだろうけどね。
だから言わない。
イルカ先生の前では、ただのちょっと変わった上忍のままでいたいから。
貴方に恋する、ただの男のままで。



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