【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし 
★★いとエロし!
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仔カカイルとパパsのお話です!
山田さんたちのパパ絵茶で昂ったので交流させてみたよ♪
設定・説明無しの書きたい所だけ不親切仕様だけど、それでもよろしければ!



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「こんにちは」
「サクモさん! よく来てくれましたね。カカシ君も! はじめましてだね」
「ほら、カカシ」
「……コンニチハ」
「さぁどうぞ上がって下さい! 男だけのむさ苦しい家ですが今うちの子も……イルカ! はたけさんがいらしたぞ! ……まったくどこ行ったんだ」
「とおぉーーーーちゃああーーーーん」
「イルカ?」
「庭の方から声がするみたいだね」
「あいつ、また柿の木に登って!」

慌ててサンダルを突っ掛けて飛び出したイッカクの後を、サクモとカカシもぞろぞろとついていく。
庭の大きな柿の木には、天辺近くで細い枝に立ってる子供がいた。
黒髪をひと括りにし、鼻筋を一文字に横切る傷のあるその子供は、イッカクに向かってぶんぶんと片手を振っている。

「ほら父ちゃん、てっぺんまで登れたぞ!」
「こらイルカ! 落っこちてケガしたの忘れたのか! 早く、いやゆっくり降りなさい!」

顔を真っ赤にして叱るイッカクの傍らから銀色の線がひとすじ、流麗な線を描いて疾った。
と、次の瞬間にはイルカのすぐ下の枝に現れる。

「うわ! ……っと、わ、わっ」

驚いてバランスを崩したイルカが後ろによろけた。
その小さな身体をサクモがひょいと抱えると、ふわりと音もなく地面に降り立つ。
そして抱き抱えたまま、イルカに挨拶をした。

「久しぶりイルカ君……と言っても覚えていないかな。はたけサクモだよ。まだ赤ん坊だった君に、一回だけ会ったことがあるんだ」

するとイルカは、大きな眼を更に大きく見開いてサクモを眺めた。

「……覚えてないよ。だってこんな綺麗な銀色、一回見たら絶対忘れないもん」
「銀色? あぁ、髪のことかな」

さわってみる?
そう言うとサクモは顔を寄せた。
イルカは手を伸ばすと、前髪からサイドの辺りに広げた指をそっと差し入れる。

「うわあ……すごい、ふわっふわだ! ねこの毛みたい!」
「ふふっ、ねこみたいなんだ? もっとたくさん触ってもいいよ」
「いいの?! わあっ、こっちはしっぽみたい!」
「イルカちゃんの尻尾もフワフワで可愛いなぁ。おそろいだね」

お互いに髪を触り合って、イルカはサクモに抱き上げられたままはしゃいでいる。
そんな二人の様子を、カカシは少し離れたところから食い入るように見上げていた。
それに気づいたイッカクがよく見てみると、カカシは覆面に隠された顔を紅潮させて両手を固く握りしめている。

「おっ、なんだカカシ君も羨ましいのかな? 立派な中忍でもまだ子供だもんなぁ。よし、おじさんが抱っこしてやろう」
「え、違……うあっ」

カカシが逃げようとするも、イッカクは造作もなくカカシを捕まえて抱き上げた。

「おぉ? 細っこく見えるのにけっこう重いなぁ。ちゃんと鍛えてるんだな~! まだ子供なのにカカシ君は偉いぞ~!」

カカシは焦って脱け出そうとしたが、ただ抱き上げられているだけなのに、なぜか隙が無かった。普段なら子供扱いをして軽んじてくる大人には、容赦なく力の差をみせて黙らせていたが。
こんな風に純粋に子供扱いをする大人は、カカシにはイッカクが初めてだ。
それにーー
サクモ以外に、こんな風に抱き上げられることも。
ごつごつとした体躯から伝わる、仄かな温もりがあまりにも心地よくて、カカシはそっと頭を預けた。

「うちのイルカが一番可愛いと思ってたけど、カカシ君も可愛いなぁ!」

イッカクの大きな掌が、カカシの背をぽんぽんと叩く。
その掌からは、やすらぎと許容がじんわりと流れ込んできた。カカシはまだ子供でいいのだと。小さな子供でいることを許されるのだと。
カカシはイッカクのがっしりとした首に腕を回すと、ぎゅうっとしがみついた。……まるで小さな子供のように。
そして全く子供らしくなく、黒い笑みを漏らす。

ーーあの黒いしっぽの仔犬もすっごく可愛らしかったけど、この黒いしっぽの大型犬も気に入ったな。両方とも欲しいなぁ……飼い主は火影様かなぁ。火影様がいいって言ったら、自分のモノにしてもいいよね。

あとで父さんに相談してみようと秘かに決心すると、サクモとイルカの方をちらりと見る。
サクモはまだイルカを抱っこしたまま、二人ではしゃいでいた。
きっとサクモもうみの親子を気に入っているのだろう。カカシを連れて誰かの家に行くのは、そうあることではなかった。
この様子なら、これからも交流は続くに違いない。サクモも「うちに持って帰りたいなぁ……」などと不穏な呟きをしている。
これから先を思うと、カカシは笑みを隠せなかった。
先ほどから「よそ様の子も可愛いもんだなぁ」としきりに嬉しげに繰り返すイッカクに、カカシは回した腕の力をぐっと強めた。


おわり!

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これはちゃんと世界観を考えて、いつかシリーズにしたいなぁ♪
幼馴染みっていいよね!
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