【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし
★★いとエロし!
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18×14 ~side K~
火影執務室で三代目に長期任務の報告をしていると、いきなりドアがバタンと開いた。
「三代目~!さっきの資料がダブってましたよ…っと、失礼しました!」
ハーフサイズの鎖帷子の上に白い服を着た子が、執務室に飛び込んできた。
頭を下げる時の結い上げた黒髪が、ぴょこぴょこ跳ねる仔犬の尻尾みたいだ。
「よいよい、こやつとの話は終わったところじゃ」
三代目がその子に手招きをして呼び寄せる。
すらりと細長い手足が跳ねるように動く様は、成長期だからだろうか。どことなく御しきれてない動きに、下忍辺りかなと見当を付ける。
背中の一番という文字を見るともなしに眺めてると、その子がくるりと振り返った。
鼻の上を横切る派手な傷痕があるが、どうやら男の子らしい。
俺が暗部服に面をしてるせいか、こっちを視界に入れないよう真っ直ぐドアの方を見ている。
まるで俺がこの場に居ないかのような振る舞いだ。まぁ、暗部に対する正しい対処法ではあるけれども。
ドアに向かう一番くんとすれ違う、その時。
「イッテー!何すんだ!…ですかっ」
叫ばれて初めて、自分の手が一番くんの黒髪尻尾を掴んでいる事に気が付いた。
(…え、何やってんの俺?)
動揺を隠すために質問で誤魔化す。
「あ~、ごめ~んね。で、一番くんって何が一番なの?」
「これ、イルカをからかうでない」
三代目の横槍が入ったので、尻尾をしぶしぶ手離す。
そのまま一番くんより先に退出しようとすると、完全に声変わりする前の透明感のある声が追いかけてきた。
「一番って言ったら、木の葉で一番に決まってんだろ。俺はいつか父ちゃ…父さんと母さんみたいなカッコ良くて強い忍びになるんです」
「…ふぅん。ま、頑張ってね~」
執務室を出ると、足早に暗部棟に向かう。
先ほどの動揺がまだ収まりきれていない。
無意識に手が動くなど、忍びとしてあってはならない事だ。痛みすらコントロールする稼業なのに、あんな些細な場面で自分の体を制御できないとは…。
長期任務の後に里に戻って気が抜けてるのかもしれない。
もっと己を研ぎ上げなくては。それが木の葉の最高の駒たる自分の責務だ。
暗部棟の待機所に行くと、ソファーに座っていたテンゾウが飛び上がった。
「先輩、お久しぶりですね!」
そんな事より、部屋中にやけに甘ったるい匂いが充満している。
「ねぇ、何この甘い匂い。何かの新薬?」
「あぁ、それはな…」
「失礼します!」
「おっ、きたきた」
「あらイルカちゃん、今日も可愛いわね~」
ふりかえると、待機所の入口でさっきの一番くんが覗き込んでいた。
「皆さんこんにちは!」
「はいよ~。元気か、イル坊」
「はい、元気です!」
え、何この馴染みっぷり。
みんな一番くんの事を知ってるの?イル坊とか、あまつさえイルカちゃんって、そんな馴れ馴れしく呼びやがって!
ていうか一番くん…イルカってただの下忍じゃないの?そんな子が暗部棟なんかにホイホイ来ちゃっていいの?
しかもさっきは面を着けた俺を無視したくせに、お面だらけの待機所でニコニコ笑顔を振りまいて!
「今日は三代目から書類を預かってきました」
「おう、ご苦労さん。誰にだ?」
「え~と、酉さんに渡すよう言われました!」
「ありがとイルカちゃん、いいコね~!おやつ食べるでしょ?今日はパティスリー木の葉のシュークリームよ」
今日は、って今までもおやつ与えてたのか?!この甘ったるい匂いの根源はイルカのおやつだったのか…
ていうか酉さん…あのユズリが酉『さん』。
お前そんなお姉さんキャラじゃなかったよね?いつも「闇夜に血の花咲かせましょ~♪」とか鼻唄歌いながら嬉々として忍刀振るってるドSじゃん!
「うわ、ありがとうございます!頂きます!」
「ほらここに座りなよ」
テンゾウまで!
ソファーの座ってた場所をずれて、さりげなく自分の隣に席を作ってやってる。
お前いつもすみっこで趣味の盆栽とかめくってるぼっちキャラだったろうが!なにボクたちオトモダチだよね~なんて空気出してんの?
しかも男なんだからガッと掴んでガッと食えばいいのに、わざわざ皿に乗せて出してやがる。
イルカがいただきま~すと幸せそうな顔して、でかい口を開けてシュークリームを頬張った。
あ、そんな食べ方したら…
俺は瞬身レベルでイルカの前に立つと、シュークリームの下にサッと手を出した。
案の定、イルカの口の端から溢れたクリームの塊が、俺の手にボトリとこぼれ落ちる。
(ほらね、まったくイルカは考えなしなんだから)
俺が自分のファインプレーを心の中で称えてると、イルカが「…むぁ」とこもった声をあげ、むぐむぐと二、三度咀嚼してシュークリームを飲み込み、俺のクリームが乗った手を持つと。
ベロ~リと。
俺の手を…じゃなくてクリームを舐めとった。
そしてニカリ!と笑うと、今度は慎重にシュークリームを食べ始めた。
いや、ニカリ!じゃなくて、ベロリって。
俺の手を、ベロ~リって。
今起きた事を、ようやく脳が認識する。
イルカが、俺の手を、ベロリと舐めた。
その途端、背中に電流が走るような、内腿から股間にぞわぞわっとくるような、変な感触がした。
「…先輩、なに固まってるんですか」
「おい、手ぇ舐められたくらいで怒るなよ。子供のした事だろうが」
「~~~~~~~~っっ!!!」
ボフン
「あれ?先輩が消えた…」
「なんだありゃ、遅れてきた思春期か?」
「カカシにも人並みに思春期なんてあるのねぇ」
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