【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし
★★いとエロし!
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ネネさんの深夜背徳メシテロで滾った妄想です。
イルカ先生はこういうお鍋を使って、こんな風に深夜に背徳メシを満喫してそう♪
÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷
深夜の背徳ラーメン
ぼんやりとした覚醒に微かな生活音が届く。
心地好いまどろみを邪魔するでもない、遠くからバタンバタンと冷蔵庫を開け閉めする音、カチャカチャと食器の触れ合う小さな音、鍋を火にかける音。
柔かな音にこのまま眠ろうかと思ったが、隣に眠っていたはずのぬくもりが消えている。
怪訝に思ったカカシはベッドを抜け出すと、まだ半分眠りの中にある体を、音に呼ばれるように台所へと引きずっていった。
スエットの上下を着たイルカの後ろに立つと、がっしりとした肩に顎を乗せて手元を覗き込む。
「何してるの?」
「すみません、起こしちまいましたか。ちょっと小腹が減っちゃって、その、ラーメンでもと……」
イルカは特に驚くでもなく、悪戯を見付かった子供のように少し決まり悪そうにしながらも、手を休めずに答えた。
今夜はいっぱい運動したもんなぁとぼんやり思っていたが、ふと火にかけられた鍋に目を止める。
「すごい年季の入った鍋だね」
ガス台に乗せられた片手鍋――今はそう呼んでいいものか――は、あるはずの持ち手が取れて内側も黒ずみ、辛うじて鍋の体裁を保っている状態だ。
ぶくぶくと泡立つ中には麺のゆらゆらと踊る様子が見え、ぼうっと眺めていると眠気を誘われる。
「……これね、どうしても捨てられないんですよ」
どこか痛み混じりで懐かしむイルカの口調に、カカシの意識が戻った。
イルカの手は相変わらず止まらない。茶碗に割り入れた玉子を箸で溶きほぐし、水に溶いた片栗粉の入った器を並べると、鍋に酢の瓶を傾けて「一、二、三」と声に出してカウントした。酢特有のつんとした匂いがイルカの肩越しに立ち上る。
「両親が亡くなってからしばらく三代目の所でお世話になってたんですけどね、下忍になってこれからは一人暮らしだって気合い入れたはいいけど、自炊するのに何が必要か分からなくて」
「うん」
即席ラーメンの粉末スープを鍋の中に振り撒くと、箸で中身をぐるぐるとかき混ぜる。時計回りの水流に溶き玉子を流し入れると、しばらくして麺の合間に火の通った玉子がふわりと浮き上がってきた。
「そしたら八百屋のおばちゃんがね、片手鍋一個あれば何でもできるよって教えてくれたんですよ」
「あー、確かに」
一見玉子スープにも見える中に、今度は片栗粉を流し入れた。ゆっくりとかき混ぜていく内に、水流の動きがとろりと重みを感じるようになってくる。
そこにラー油を回しかけると、ガスの火がガチャリと消された。
「それで、初めての任務報酬でこれを買ったんです。さすがに今はちゃんとした鍋はあるけど、ラーメン作るにはこれがちょうど良くて……ほら、持ち手がないから、このまま直食いしてもラーメン丼に見えるでしょう?」
かつては持ち手が付いていただろう、鍋の端からひょこっと飛び出した金属部分を濡れ布巾で包んで掴むと、イルカが体をくるりと反転させた。
「はい出来上がり! 急いで卓袱台に集合です! カカシさんも自分の箸持ってきてください」
「俺も食べていいの?」
イルカは卓袱台の上に置いてあった昨日の新聞の上に鍋を置くと、「うおお、あっちぃ」と片手を振って耳たぶに触った。
「カカシさんも腹減ってるでしょう?」
ラーメンへの期待か、目をきらきらと輝かせながら当然のように問うイルカに、思わず頬が緩む。
言われてみれば、というより、イルカのラーメン臨戦態勢につられて食べてみたくなった。含み笑いを押し隠すと、急いで自分の箸を持ってイルカの向かいに座る。どうやらこの深夜のラーメンには、取り皿などという物は無粋らしい。
「いただきます!」
「いただきます」
イルカに倣って手を合わせると、箸を直接鍋の中に突っ込んだ。鍋から直食いするには、卓袱台は小さいながらもそれなりに距離がある。行儀悪く片肘をついて身を乗り出し、二人で額をくっつけながらハフハフと麺を啜り込む。ふわふわ玉子の絡んだ麺にスープがとろりと滴って顎を汚したが、気にかける余裕はない。急ぐあまり酸味と辛味が口の中に広がる前に、熱さと麺が喉を通っていく。
時々お互いの麺が繋がっているので、それを奪い合うように啜ると「ふぁふぁひはん、ずるい!」とくぐもった抗議が上がる。普段は食前の挨拶やらマナーに厳しいのに、深夜のラーメンには適用されないようだ。カカシはそのマナーに則って、正々堂々とラーメン勝負に臨んだ。
おかげで一人前のラーメンは、あっという間に消え失せた。
鍋を持ち上げて裏底をカカシに見せながら、スープを最後の一滴まで飲み干したイルカが満足げに息を吐く。
「はぁ、うまかった!」
「ごちそうさまでした」
するとイルカが悪戯っぽくカカシを見た。
「この時間帯のラーメンは、背徳の味がして倍うまいんですよね」
「明日に響きそうだけど、確かにうまいもんだねぇ」
「また深夜の背徳ラーメン、一緒に食いましょうね」
ここには二人しかいないのに、まるで秘密を分け合うようにイルカが囁きかける。
にかっと、悪戯っ子の笑みで。
深夜に背徳ラーメンを食いたくなるってことは、その前に激しい運動をするからで、それもぜひ望むところだ。
そう思い至ったカカシも、にっこりと悪戯っ子の共犯者の笑みを返した。
【完】
÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷
絶賛激ウマ鍋ラーメンはネネさんのレシピ!
これホントに美味しいんですよ~!
くたくた麺にとろりと絡むふんわり玉子スープ。
野菜を一切入れないのがまた罪深くて、まさに背徳…✧(*´﹃`*)
ちなみにゆう本°は辛いのダメなので、ラー油は入れられません…
イルカ先生はこういうお鍋を使って、こんな風に深夜に背徳メシを満喫してそう♪
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深夜の背徳ラーメン
ぼんやりとした覚醒に微かな生活音が届く。
心地好いまどろみを邪魔するでもない、遠くからバタンバタンと冷蔵庫を開け閉めする音、カチャカチャと食器の触れ合う小さな音、鍋を火にかける音。
柔かな音にこのまま眠ろうかと思ったが、隣に眠っていたはずのぬくもりが消えている。
怪訝に思ったカカシはベッドを抜け出すと、まだ半分眠りの中にある体を、音に呼ばれるように台所へと引きずっていった。
スエットの上下を着たイルカの後ろに立つと、がっしりとした肩に顎を乗せて手元を覗き込む。
「何してるの?」
「すみません、起こしちまいましたか。ちょっと小腹が減っちゃって、その、ラーメンでもと……」
イルカは特に驚くでもなく、悪戯を見付かった子供のように少し決まり悪そうにしながらも、手を休めずに答えた。
今夜はいっぱい運動したもんなぁとぼんやり思っていたが、ふと火にかけられた鍋に目を止める。
「すごい年季の入った鍋だね」
ガス台に乗せられた片手鍋――今はそう呼んでいいものか――は、あるはずの持ち手が取れて内側も黒ずみ、辛うじて鍋の体裁を保っている状態だ。
ぶくぶくと泡立つ中には麺のゆらゆらと踊る様子が見え、ぼうっと眺めていると眠気を誘われる。
「……これね、どうしても捨てられないんですよ」
どこか痛み混じりで懐かしむイルカの口調に、カカシの意識が戻った。
イルカの手は相変わらず止まらない。茶碗に割り入れた玉子を箸で溶きほぐし、水に溶いた片栗粉の入った器を並べると、鍋に酢の瓶を傾けて「一、二、三」と声に出してカウントした。酢特有のつんとした匂いがイルカの肩越しに立ち上る。
「両親が亡くなってからしばらく三代目の所でお世話になってたんですけどね、下忍になってこれからは一人暮らしだって気合い入れたはいいけど、自炊するのに何が必要か分からなくて」
「うん」
即席ラーメンの粉末スープを鍋の中に振り撒くと、箸で中身をぐるぐるとかき混ぜる。時計回りの水流に溶き玉子を流し入れると、しばらくして麺の合間に火の通った玉子がふわりと浮き上がってきた。
「そしたら八百屋のおばちゃんがね、片手鍋一個あれば何でもできるよって教えてくれたんですよ」
「あー、確かに」
一見玉子スープにも見える中に、今度は片栗粉を流し入れた。ゆっくりとかき混ぜていく内に、水流の動きがとろりと重みを感じるようになってくる。
そこにラー油を回しかけると、ガスの火がガチャリと消された。
「それで、初めての任務報酬でこれを買ったんです。さすがに今はちゃんとした鍋はあるけど、ラーメン作るにはこれがちょうど良くて……ほら、持ち手がないから、このまま直食いしてもラーメン丼に見えるでしょう?」
かつては持ち手が付いていただろう、鍋の端からひょこっと飛び出した金属部分を濡れ布巾で包んで掴むと、イルカが体をくるりと反転させた。
「はい出来上がり! 急いで卓袱台に集合です! カカシさんも自分の箸持ってきてください」
「俺も食べていいの?」
イルカは卓袱台の上に置いてあった昨日の新聞の上に鍋を置くと、「うおお、あっちぃ」と片手を振って耳たぶに触った。
「カカシさんも腹減ってるでしょう?」
ラーメンへの期待か、目をきらきらと輝かせながら当然のように問うイルカに、思わず頬が緩む。
言われてみれば、というより、イルカのラーメン臨戦態勢につられて食べてみたくなった。含み笑いを押し隠すと、急いで自分の箸を持ってイルカの向かいに座る。どうやらこの深夜のラーメンには、取り皿などという物は無粋らしい。
「いただきます!」
「いただきます」
イルカに倣って手を合わせると、箸を直接鍋の中に突っ込んだ。鍋から直食いするには、卓袱台は小さいながらもそれなりに距離がある。行儀悪く片肘をついて身を乗り出し、二人で額をくっつけながらハフハフと麺を啜り込む。ふわふわ玉子の絡んだ麺にスープがとろりと滴って顎を汚したが、気にかける余裕はない。急ぐあまり酸味と辛味が口の中に広がる前に、熱さと麺が喉を通っていく。
時々お互いの麺が繋がっているので、それを奪い合うように啜ると「ふぁふぁひはん、ずるい!」とくぐもった抗議が上がる。普段は食前の挨拶やらマナーに厳しいのに、深夜のラーメンには適用されないようだ。カカシはそのマナーに則って、正々堂々とラーメン勝負に臨んだ。
おかげで一人前のラーメンは、あっという間に消え失せた。
鍋を持ち上げて裏底をカカシに見せながら、スープを最後の一滴まで飲み干したイルカが満足げに息を吐く。
「はぁ、うまかった!」
「ごちそうさまでした」
するとイルカが悪戯っぽくカカシを見た。
「この時間帯のラーメンは、背徳の味がして倍うまいんですよね」
「明日に響きそうだけど、確かにうまいもんだねぇ」
「また深夜の背徳ラーメン、一緒に食いましょうね」
ここには二人しかいないのに、まるで秘密を分け合うようにイルカが囁きかける。
にかっと、悪戯っ子の笑みで。
深夜に背徳ラーメンを食いたくなるってことは、その前に激しい運動をするからで、それもぜひ望むところだ。
そう思い至ったカカシも、にっこりと悪戯っ子の共犯者の笑みを返した。
【完】
÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷
絶賛激ウマ鍋ラーメンはネネさんのレシピ!
これホントに美味しいんですよ~!
くたくた麺にとろりと絡むふんわり玉子スープ。
野菜を一切入れないのがまた罪深くて、まさに背徳…✧(*´﹃`*)
ちなみにゆう本°は辛いのダメなので、ラー油は入れられません…
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