【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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淫靡な夢だったかと思うような日から数ヶ月後――。
上忍待機所を出てイルカ先生のアパートに向かおうとすると、ひらりと式が舞い飛んできた。

『今日はアパートではなく例の家の方へお願いします』

例の家――前に影分身らしき先生に連れられて行った、あの郊外の平屋のことだろうか。
あれ以来イルカ先生からは何の説明もなく、今となっては白昼夢でも見たのかと思うしかない、恐ろしく淫靡なひととき。
イルカ先生と『イルカ』と、俺の。
見慣れた里の風景が一瞬ぐらりと揺れた気がする。
急に異界に迷い込み、どこか雲の上を歩くような心持ちで俺は郊外へと足を向けた。



「お待ちしてました」

玄関の引き戸を開けると浴衣姿の『イルカ』が立っていた。
緩くサイドに結わえられた髪のせいか濃縹色の浴衣のせいか、普段の快活なイルカ先生とはかけ離れ、妖艶で退廃的な雰囲気に見える。
もしかしたら、これから起こることへの願望でそう見えるのかもしれないが。

「先生は……?」
「奥にいますよ。そう焦らないで」

甘く窘めるように『イルカ』が笑む。
あなたは影分身なのかと問うことは、またしてもできなかった。
これは彼のルールで行われる遊戯だから。



この前と同じ部屋に通されたが、前回と違ってイルカ先生は柱に括り付けられてはいなかった。目隠しもされてないが、代わりとでもいうように手拭いで猿轡をされている。そして畳に敷かれた布団に、浅葱色の浴衣を着たまま朱色の紐で縛り上げられ転がされていた。
右腕は右足首に、左腕は左足首に。
曲げた膝の間に腕を挟む形で縛られているので、大きく割れた裾から腿まで剥き出しになっている。
今日の趣向はこういうプレイらしい。
俺に気付いたイルカ先生が目を見開いて何か言っているが、猿轡のせいで呻いてるようにしか聞き取れない。
だがまだ俺の役割を提示されてないうちは動くことはできないので、イルカ先生に大丈夫と頷いて笑みを返すと、隣に立つイルカに目だけで問い掛けた。

「綺麗に縛れたので、あなたに見てほしくて」

勧められるがままにイルカ先生をじっくりと眺める。
先生はやけに赤い顔をして首を左右に振った。解いた黒髪が白いシーツに広がり、情事の最中のように乱れる。
イルカがもっと傍で見てとでも言うように俺の腰を押し出したので、先生の傍らに膝を突いて頬を指の背で撫でた。

「イルカ先生、きれい。かわいい。やらしくて可愛くて、どうにかなりそう」

俺の上擦った声に、先生がぎゅっと目をつむった。
両腕を挟んで閉じられない足をなんとか閉じようとしてるのか、やけに膝が震えている。この期に及んで隠そうとする姿がいじらしく、足の間に目をやると思わず息を呑んだ。

イルカ先生は下着類を身に着けておらず、露わになった性器までもが朱色の紐で縛り上げられていた。
そしてその更に奥には、鈍く黒光りする張り型が突き出ていた。

「ん、ふ、ぅ……っ」

俺がそれに気付いたことを察したのか、先生が必死に足を閉じようとするので、ぶるぶると震える膝に手をかけると宥めるように親指で撫でた。

「あぁ、せんせ……」

朱色の紐は陰嚢の根元を二周りして、紐よりも色濃く赤く染まる肉茎を括れの下まで編み上げ蝶結びになっている。
その下で握りの部分だけ突き出た張り型が、先生の内側の肉の動きに合わせてゆらゆらと揺れていた。

「その張り型、あなたの形に似てたから」

イルカ先生を挟んで向かい側に膝を突いたイルカが、はにかみながら囁きかける。

「俺の?」
「ええ。あなたがいない時、さみしいからひとりでしてたんです。こうやって」

イルカが張り型の持ち手を握ると、ゆるりと引き抜いた。
先生の低い呻きと共に半分ほどまで現れた黒い革製の表面が、潤滑油でぬらぬらと光っている。
その淫靡な艶を咥え込んで薄くなった後孔の襞に目を奪われていると、イルカがずりゅりと押し込んだ。

「ンンッ、んぐぅ……っ」

イルカ先生がびくびくと体を揺らし、窮屈な二つ折りの体勢で精一杯背をしならせる。

「カカシさんに見られてるのに、贋物しか貰えないなんて可哀相だなぁ」

イルカが挑発するかのように話しかけると、イルカ先生が顔を歪めてイルカを見返した。
するとイルカがにっこりと微笑み返し、ひくつく性器の先端をくるりと撫でた。

「ここも触ってほしくてたまらないんだろう? こんなに涎を垂らして……はしたない奴だ」

撫でていた指先を割れ目に食い込ませ、乱暴な手付きでぐりぐりと捩じ込むと、先生がくぐもった悲鳴を上げて腰を跳ねさせた。
抗議しているのか更に何か呻いている先生に頓着することもなく、イルカはゆっくりと手を離す。溢れていた淫液が透明な糸を引き、ぷつりと途切れた。濡れた指先をそのままに、イルカは性器を戒めている紐の房状に解かれた端で先端の割れ目をなぞる。そしてたっぷりと液を含み筆のように束になった紐の端で、編み上げられた性器の幹を紐の上から撫で下ろしていく。

「カカシさんに見られてるだけでこんな濡れてるんだよな?」

イルカ先生の呻き声の合間の息遣いがふっ、ふっと荒くなり、俺の方に縋るような目を向ける。反射的に身を乗り出して覆いかぶさろうとした上半身を、意思の力で引き戻す。
まだ駄目だ。
イルカのサインは出ていない。
先生の潤んだ黒い瞳に吸い寄せられないよう、俺は膝の上の拳を固く握りしめた。

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