【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
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秋の日ははつるべ落としという言葉通り、すっかり薄暗くなった中緩やかな斜面の獣道を登っていく。
鈴虫の鳴き声と獣道の草をかき分ける音だけが続く中、やっと土公転神社の古びた鳥居が見えてきた。
俺の背丈くらいの小さな鳥居の前まで来ると、不意に朝方夢で聴こえた女の子の声が頭の中に響いてくる。
『その鳥居の下の両端を潜ってきて。陽の者は左、陰は右を潜るのよ。間違えるとどっか違う所に飛ばされちゃうから気を付けてね~!』
「ずいぶん気軽に言ってくれるねぇ。えっと、俺がこっちからね」
頭をガシガシとかき回しながら、カカシさんが鳥居の左端に立った。
俺が右端の下に立つのを確認したかと思うと、何か思い出したように俺に向かって印を切る。
「解」
「あっ、そうか、ありがとうございます」
そういえば支給服姿に変化して来たんだった。
すっかり忘れてたが、こんな格好じゃ山を登ってくるのも一苦労だろう。
改めてカカシさんと目を合わせ、同時に足を踏み出す。
一瞬、空間が歪むような結界を通り抜ける時特有の感覚があって、突然だだっ広い玉砂利の広場に出た。
月明かりの下、緋毛氈を敷いた縁台が幾つも並び、亜麻色の髪の女性が一人と何匹もの垂れ布で顔を覆ったもぐらが座って酒盛りをしている。
「遅いわよ~! 待ちくたびれちゃったじゃん。もう先に始めてるわよ」
おころん様♡が暗い亜麻色の髪をなびかせ、こちらを振り返って手を振り回した。
月明かりにギラギラと反射するのは爪を彩る飾りだろう。
二人でそちらに向かうと、何と挨拶をしたものか迷いつつ頭を下げる。
「この度はおころん様♡の宴にお招きに与り、恐悦至極にございます。どうぞこちらをお納めください」
「またいい供物をありがとねぇ♡ やだ、今さらそんな畏まらないでよ、ウケるんだけど。神無月はあたしみたいな神は暇なのよね~。せっかくだから楽しんでってちょうだい」
ご機嫌な笑顔でそう宣うと、縁台の空いてる両隣をポンポンと叩いた。
仮にも神様と同席なんてしていいんだろうかと躊躇してると、カカシさんがさっさと座ってしまった。
「いい月夜だね。ところでイルカ先生はどう? すっごく綺麗でしょ。ま、もったいないから見なくてもいいけど」
開口一番に何こっぱずかしいことを!
自分で見えないからうっかりしてたが、そういえば巫女装束なんだった。
カカシさんの熱っぽい言葉に、おころん様♡が盃を置くと俺を頭の天辺から爪先までまじまじと見る。
「へぇ~、ずいぶんと上出来じゃない。たいしたもんだわ! そのオシャレなメイクとヘアアレンジ、お前たちだけでできるとは思えないわね。後ろに隠れてる苺ちゃんのおかげなの?」
後ろの苺ちゃん……?
振り返ると松の木陰から闇夜が、よくもまぁ忍んでいられたなってぐらい派手な苺柄のミニワンピース姿でするりと現れた。
「あら、バレちゃった♡ 固いこと言わないでよ、おころん様♡だったかしら。はたけ上忍がOKならアタシだっていいでしょ?」
「闇夜、お前なんでここに⁉」
カカシさんは特に驚きもせずに黙ってるが、知ってたのかと無言で非難の目を向けると、「おころん様♡が通してくれるなら別にいいかと思って」などと肩を竦める。
闇夜はハイヒールのブーツでも玉砂利に負けず、優雅に腰を揺らしながらガツガツと歩いてきた。
「アタシには自分の仕事を最後まで見届ける義務があるのよ。イルカはがさつだから、着崩したりメイクが崩れたりするでしょ? そしたらすぐに直さなきゃならないんだから」
「うみのイルカを仕上げたのはやっぱりお前なのね? それなら許すわ。すっごくいい出来よ!」
おころん様♡が鼻息も荒く、闇夜にも前の縁台の席を勧める。
なんだかよく分からんが、おころん様♡の逆鱗には触れなかったらしい。多分ここは神域なんだろうが、そんな簡単にほいほい胡散臭い奴を招き入れていいもんなのか。
「まぁまぁ、結果オーライってことでいいじゃないの。はい、イルカ先生の分」
もぐらから酒肴の盆を受け取ったカカシさんが、俺にも盃を差し出してくれた。
注がれた盃に満月がゆらりと写り込む。
「神無月の佳き夜に」
おころん様♡の声に合わせてみんなの盃が上がった。
それにしてもカカシさんはこの場に馴染みすぎじゃないか?
おころん様♡と向かい合った闇夜と三人、俺のメイクやらヘアアレンジやらのテクニックを語っているところをちらりと見やると、目が合ってにっこりと微笑まれた。
くっそう、やっぱりかっこいいな!
神様とも臆することなくゆったりと構えて語る様子は美しくもあり、カカシさんまで神様みたいだ。
まぁ、闇夜の馴染みっぷりは置いといて。
なんだかやけっぱちな気分で酒肴に手を伸ばす。笹の葉の上に盛られているのは山の珍味どころか海の幸まであって、こんな辺鄙なと言ったら失礼だが、よく揃えられたもんだと感心する。神域のものだからか、とにかく美味い。
「ところでうみのイルカ、そろそろ舞を見せてちょうだい。すっごく楽しみにしてたんだからね」
……しまった。
巫女装束の完成度に夢中になりすぎて、巫女舞のことをすっかり忘れてた。
舞とか踊りなんて神様に奉納できるようなもんは一つも知らない。一番近いのがアカデミーでも教えてる木の葉体操くらいだが、あれはどっちかっていうと準備運動だもんな。
うーーーーーーん、どうしたもんか。
せっかくオシャレで可愛くて綺麗になっても、舞で不興を買ったら元も子もない。まさかこれでおころん様♡の土地の御加護が無くなるってことはないだろうが、神様ってよく分からんからなぁ。
……待てよ? よし、あれでいこう。
俺は大きく息を吸うと、握った鈴をシャンシャンと鳴らしながら歌い始めた。
「ハァー ヨイヤサァ ヤットナァ~
木の葉ァよいとこ みどりの里に~」
おころん様♡を挟んで座ったカカシさんと闇夜の目が、大きく見開かれる。
そう、木の葉の者ならみんな知ってる、木の葉ふるさと音頭だ。
夏祭りの盆踊りでもアカデミーの夏祭りでも必ず踊るので、里の行事には縁がなかったというカカシさんも覚えてくれたふるさと音頭。
盆踊りは元々仏教の行事だが、お祭りにやるものに変わりはないから、これならおころん様♡も許してくれるんじゃないかって思うんだが。
内心ドキドキしながらも、木の葉ふるさと音頭の動きをなぞって鈴を振り振り歌い続ける。
「輝く若葉のォ 煌めい~てェ~
ゴウッと火を吹きゃァ 湯柱ァ上がるゥ~」
「踊れやァ~踊れェ 舞う木の葉ァ~
歌えやァ~歌えェ 里を揺るがせ~てェ~」
「「千寿の言祝ぎィ 万寿のォふるさとォ~」」
カカシさんが一緒に歌ってくれてる!
「「「ハァー ヨイヤサァ ヤットナッ」」」
闇夜も俺とカカシさんに合わせ、手拍子をしながら合いの手を入れた。
二回目を歌う頃には、垂れ布で顔を隠したもぐら達もわらわらと集まってきて一緒に歌い踊る。
木の葉ふるさと音頭は簡単な節回しだから、子供でもすぐ覚えて歌えるくらいだ。
もぐら達は喋れないのかと思ってたら、意外にもいい声でこぶしを回しててびっくりした。ただのもぐらじゃなく神域のものだからだろうか。
いつの間にか横笛やら鈴やらの音も増え、巫女舞はずいぶんと賑やかになったが、みんな楽しそうだから良かった。
俺の後には闇夜までアイドルグループのKGP17のヒット曲を振り付きで歌い出した。もぐら達まで完璧な振りで乱入してきたが、もう驚きもしない。だって神域のものだから以下略。
出された酒は口当たりが良くてすいすい進み、カカシさんが「先生、呑みすぎじゃない?」と心配そうな顔を寄せてくるが大丈夫れす。らってこの酒も神域の以下りゃく。
夜宴もたけなわとなり、興奮したおころん様♡が口からごうっと火を吹いてやんやと拍手喝采した辺りで、ぶつりと記憶が途切れた。
しんと静まり返った中に、衣擦れだけが響く。
腹にふわふわとしたものが当たってくすぐったい。
「目が覚めた? 起きてくれると嬉しいけど、眠かったらそのままでもいいよ」
甘い甘い、蕩けるようなカカシさんの声。
ううん、起きたいけどねむい。
下半身からむずがゆいような緩やかな熱が広がっていく。
「きもちいぃ」
「ここ、こうされるの好きだもんね」
笑みを含んだ柔らかな声。
ひやりとした指と、熱くて柔らかい舌の感触。
「うん、すき」
「ふふふ、かぁわい~♡ 巫女のイルカ先生を犯すの、ゾクゾクするなぁ」
みこ。
何だっけ、あぁ、巫女舞の。
このはふるさとおんど、うたわなきゃ……。
「ヨイヤサァ~」
「そうね、巫女装束でふるさと音頭を踊ってる先生、すっごく綺麗でやらしかったよ」
「ハァー や、ァッとナ、ぁああん」
「この巫女装束、あげるからまた宴に来てくれって」
「あっ、あっ、ヨイヤさぁ……んん……っ」
「闇夜はおころん様♡とネイルの話で盛り上がってたから置いてきちゃった。俺たちも盛り上がろうね~♡」
「うぁ、それ……や、ぁ、っとなぁああっ♡」
カカシさんがいて酒が旨くて気持ち良くて。
木ノ葉はほんと良いところだなぁ。
ハァー ヨイヤサァ ヤットナ
【完】
鈴虫の鳴き声と獣道の草をかき分ける音だけが続く中、やっと土公転神社の古びた鳥居が見えてきた。
俺の背丈くらいの小さな鳥居の前まで来ると、不意に朝方夢で聴こえた女の子の声が頭の中に響いてくる。
『その鳥居の下の両端を潜ってきて。陽の者は左、陰は右を潜るのよ。間違えるとどっか違う所に飛ばされちゃうから気を付けてね~!』
「ずいぶん気軽に言ってくれるねぇ。えっと、俺がこっちからね」
頭をガシガシとかき回しながら、カカシさんが鳥居の左端に立った。
俺が右端の下に立つのを確認したかと思うと、何か思い出したように俺に向かって印を切る。
「解」
「あっ、そうか、ありがとうございます」
そういえば支給服姿に変化して来たんだった。
すっかり忘れてたが、こんな格好じゃ山を登ってくるのも一苦労だろう。
改めてカカシさんと目を合わせ、同時に足を踏み出す。
一瞬、空間が歪むような結界を通り抜ける時特有の感覚があって、突然だだっ広い玉砂利の広場に出た。
月明かりの下、緋毛氈を敷いた縁台が幾つも並び、亜麻色の髪の女性が一人と何匹もの垂れ布で顔を覆ったもぐらが座って酒盛りをしている。
「遅いわよ~! 待ちくたびれちゃったじゃん。もう先に始めてるわよ」
おころん様♡が暗い亜麻色の髪をなびかせ、こちらを振り返って手を振り回した。
月明かりにギラギラと反射するのは爪を彩る飾りだろう。
二人でそちらに向かうと、何と挨拶をしたものか迷いつつ頭を下げる。
「この度はおころん様♡の宴にお招きに与り、恐悦至極にございます。どうぞこちらをお納めください」
「またいい供物をありがとねぇ♡ やだ、今さらそんな畏まらないでよ、ウケるんだけど。神無月はあたしみたいな神は暇なのよね~。せっかくだから楽しんでってちょうだい」
ご機嫌な笑顔でそう宣うと、縁台の空いてる両隣をポンポンと叩いた。
仮にも神様と同席なんてしていいんだろうかと躊躇してると、カカシさんがさっさと座ってしまった。
「いい月夜だね。ところでイルカ先生はどう? すっごく綺麗でしょ。ま、もったいないから見なくてもいいけど」
開口一番に何こっぱずかしいことを!
自分で見えないからうっかりしてたが、そういえば巫女装束なんだった。
カカシさんの熱っぽい言葉に、おころん様♡が盃を置くと俺を頭の天辺から爪先までまじまじと見る。
「へぇ~、ずいぶんと上出来じゃない。たいしたもんだわ! そのオシャレなメイクとヘアアレンジ、お前たちだけでできるとは思えないわね。後ろに隠れてる苺ちゃんのおかげなの?」
後ろの苺ちゃん……?
振り返ると松の木陰から闇夜が、よくもまぁ忍んでいられたなってぐらい派手な苺柄のミニワンピース姿でするりと現れた。
「あら、バレちゃった♡ 固いこと言わないでよ、おころん様♡だったかしら。はたけ上忍がOKならアタシだっていいでしょ?」
「闇夜、お前なんでここに⁉」
カカシさんは特に驚きもせずに黙ってるが、知ってたのかと無言で非難の目を向けると、「おころん様♡が通してくれるなら別にいいかと思って」などと肩を竦める。
闇夜はハイヒールのブーツでも玉砂利に負けず、優雅に腰を揺らしながらガツガツと歩いてきた。
「アタシには自分の仕事を最後まで見届ける義務があるのよ。イルカはがさつだから、着崩したりメイクが崩れたりするでしょ? そしたらすぐに直さなきゃならないんだから」
「うみのイルカを仕上げたのはやっぱりお前なのね? それなら許すわ。すっごくいい出来よ!」
おころん様♡が鼻息も荒く、闇夜にも前の縁台の席を勧める。
なんだかよく分からんが、おころん様♡の逆鱗には触れなかったらしい。多分ここは神域なんだろうが、そんな簡単にほいほい胡散臭い奴を招き入れていいもんなのか。
「まぁまぁ、結果オーライってことでいいじゃないの。はい、イルカ先生の分」
もぐらから酒肴の盆を受け取ったカカシさんが、俺にも盃を差し出してくれた。
注がれた盃に満月がゆらりと写り込む。
「神無月の佳き夜に」
おころん様♡の声に合わせてみんなの盃が上がった。
それにしてもカカシさんはこの場に馴染みすぎじゃないか?
おころん様♡と向かい合った闇夜と三人、俺のメイクやらヘアアレンジやらのテクニックを語っているところをちらりと見やると、目が合ってにっこりと微笑まれた。
くっそう、やっぱりかっこいいな!
神様とも臆することなくゆったりと構えて語る様子は美しくもあり、カカシさんまで神様みたいだ。
まぁ、闇夜の馴染みっぷりは置いといて。
なんだかやけっぱちな気分で酒肴に手を伸ばす。笹の葉の上に盛られているのは山の珍味どころか海の幸まであって、こんな辺鄙なと言ったら失礼だが、よく揃えられたもんだと感心する。神域のものだからか、とにかく美味い。
「ところでうみのイルカ、そろそろ舞を見せてちょうだい。すっごく楽しみにしてたんだからね」
……しまった。
巫女装束の完成度に夢中になりすぎて、巫女舞のことをすっかり忘れてた。
舞とか踊りなんて神様に奉納できるようなもんは一つも知らない。一番近いのがアカデミーでも教えてる木の葉体操くらいだが、あれはどっちかっていうと準備運動だもんな。
うーーーーーーん、どうしたもんか。
せっかくオシャレで可愛くて綺麗になっても、舞で不興を買ったら元も子もない。まさかこれでおころん様♡の土地の御加護が無くなるってことはないだろうが、神様ってよく分からんからなぁ。
……待てよ? よし、あれでいこう。
俺は大きく息を吸うと、握った鈴をシャンシャンと鳴らしながら歌い始めた。
「ハァー ヨイヤサァ ヤットナァ~
木の葉ァよいとこ みどりの里に~」
おころん様♡を挟んで座ったカカシさんと闇夜の目が、大きく見開かれる。
そう、木の葉の者ならみんな知ってる、木の葉ふるさと音頭だ。
夏祭りの盆踊りでもアカデミーの夏祭りでも必ず踊るので、里の行事には縁がなかったというカカシさんも覚えてくれたふるさと音頭。
盆踊りは元々仏教の行事だが、お祭りにやるものに変わりはないから、これならおころん様♡も許してくれるんじゃないかって思うんだが。
内心ドキドキしながらも、木の葉ふるさと音頭の動きをなぞって鈴を振り振り歌い続ける。
「輝く若葉のォ 煌めい~てェ~
ゴウッと火を吹きゃァ 湯柱ァ上がるゥ~」
「踊れやァ~踊れェ 舞う木の葉ァ~
歌えやァ~歌えェ 里を揺るがせ~てェ~」
「「千寿の言祝ぎィ 万寿のォふるさとォ~」」
カカシさんが一緒に歌ってくれてる!
「「「ハァー ヨイヤサァ ヤットナッ」」」
闇夜も俺とカカシさんに合わせ、手拍子をしながら合いの手を入れた。
二回目を歌う頃には、垂れ布で顔を隠したもぐら達もわらわらと集まってきて一緒に歌い踊る。
木の葉ふるさと音頭は簡単な節回しだから、子供でもすぐ覚えて歌えるくらいだ。
もぐら達は喋れないのかと思ってたら、意外にもいい声でこぶしを回しててびっくりした。ただのもぐらじゃなく神域のものだからだろうか。
いつの間にか横笛やら鈴やらの音も増え、巫女舞はずいぶんと賑やかになったが、みんな楽しそうだから良かった。
俺の後には闇夜までアイドルグループのKGP17のヒット曲を振り付きで歌い出した。もぐら達まで完璧な振りで乱入してきたが、もう驚きもしない。だって神域のものだから以下略。
出された酒は口当たりが良くてすいすい進み、カカシさんが「先生、呑みすぎじゃない?」と心配そうな顔を寄せてくるが大丈夫れす。らってこの酒も神域の以下りゃく。
夜宴もたけなわとなり、興奮したおころん様♡が口からごうっと火を吹いてやんやと拍手喝采した辺りで、ぶつりと記憶が途切れた。
しんと静まり返った中に、衣擦れだけが響く。
腹にふわふわとしたものが当たってくすぐったい。
「目が覚めた? 起きてくれると嬉しいけど、眠かったらそのままでもいいよ」
甘い甘い、蕩けるようなカカシさんの声。
ううん、起きたいけどねむい。
下半身からむずがゆいような緩やかな熱が広がっていく。
「きもちいぃ」
「ここ、こうされるの好きだもんね」
笑みを含んだ柔らかな声。
ひやりとした指と、熱くて柔らかい舌の感触。
「うん、すき」
「ふふふ、かぁわい~♡ 巫女のイルカ先生を犯すの、ゾクゾクするなぁ」
みこ。
何だっけ、あぁ、巫女舞の。
このはふるさとおんど、うたわなきゃ……。
「ヨイヤサァ~」
「そうね、巫女装束でふるさと音頭を踊ってる先生、すっごく綺麗でやらしかったよ」
「ハァー や、ァッとナ、ぁああん」
「この巫女装束、あげるからまた宴に来てくれって」
「あっ、あっ、ヨイヤさぁ……んん……っ」
「闇夜はおころん様♡とネイルの話で盛り上がってたから置いてきちゃった。俺たちも盛り上がろうね~♡」
「うぁ、それ……や、ぁ、っとなぁああっ♡」
カカシさんがいて酒が旨くて気持ち良くて。
木ノ葉はほんと良いところだなぁ。
ハァー ヨイヤサァ ヤットナ
【完】
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