お江戸カカイルの可愛くておぼこいおイルちゃんの絵を拝見して、突発SS~!
おイルちゃんは町娘ってことで女の子なので、苦手な方は回避願います!
ちなみにド健全ですよ~
だっておぼこいおイルちゃんだから!
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おイルは先ほどから小さな胸が破裂しそうになっていた。
男の背に負われるなど、幼い頃父にされて以来だ。
一雨来そうで慌てて駆け出したものの、右の鼻緒が切れて往生していたところに声をかけてくれたのがカカシだった。
「大丈夫? 手を貸そうか?」
てっきり手拭いを裂いて鼻緒をすげ替えてくれるのかと思いきや、カカシはくるりと背を向けてしゃがんだ。
こんなみすぼらしい町娘が立派なお侍さんの背を借りるなんて、とおイルはひたすら遠慮したがカカシは立ち上がろうとせず、辛抱強くおイルが乗るのを待ち続けている。
根負けしたおイルがそっと肩に手をかけると、「しっかり掴まってて」といとも軽々と持ち上げて歩き始めた。
ひょろりとした印象を裏切り、カカシの背中は広くがっしりとしていた。
よほど剣の稽古を積んでいるのか、着物越しにも張りつめた筋肉が伝わってくる。
「あの……ほんとに、あの……」
曇天の下、鈍く光る銀色の髷に向かって礼を述べようとするが、喉がつかえてうまく言葉にならない。
あまりにも胸が苦しくて胸元に手をやろうとして、ふと気づいた――自分の小さな胸を、カカシの背にぴたりと押し付けていたことに。
「あああああの! もう下ろして! だめです下ろして!」
「ちょっと、暴れたら危な……」
仰け反ったおイルが落ちる、と思った次の瞬間には、カカシを下敷きにして地面に転がっていた。
「どうしたの急に?」
……胸が小さいと知られたくなかったんです。
……びっくりするほど鼓動が早いことを知られたくなかったんです。
……カカシ様に会うとおかしなことばかりしてしまって、恥ずかしくていやなんです。
おイルはその乱れる気持ちのどれも言えなくて、とうとう泣き出してしまった。
自分に乗っかったままわんわん泣きじゃくり始めたおイルに、カカシはちょっと困った顔をして。
それから赤子をあやすように、おイルが泣き止むまでぽん ぽんと背中を優しく叩き続けてくれた。
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お江戸カカイルだと21×17くらいかなぁ♪
カカシさんは実はお侍じゃなくて忍なんだそうです。
何それステキ~!( ´艸`)
風車のかんざしあげたり、おんぶのお礼にでっかいおむすびあげて一緒に食べたり、すんごい可愛らしい妄想してました!
拍手パチパチありがとうございます!
原稿の合間は全然違うものを書きたくなります(^_^;)
よし、もうひとガンバ~!