リハビリのつもりでネタ漁ったら、うっかりキノエがメインになりました(・∀・)ノ
相変わらずの一発書きざっくりクオリティですw
ちょうどいいから後でSS色々に収納して、テン誕にしてしまおう♪
当サイトのテンゾウの扱いは、基本こんな不憫な感じ。
これも愛なのだよ♪
カカイル+テンゾウのような、←テンゾウのようなだけど、幼馴染みテンイル(きのいる)要素もあります。
皆々様くれぐれもご注意下されよ~!
テンゾウとイルカ先生が同い年なので、それならキノエとイルカが幼馴染みだったら良かったのに!という軽率な妄想の超SSです♪
黒髪ロングの男の子が二人って可愛くない?!
ところで前に呟いていた、ガチのテンイルは書けませんでした…
また機会があった時に、いずれ書くことがなくもない気がしないでもないです(・∀・)ノ
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『それもまた、まるで愛のような』
「きのたんのかみ、ながくてサラサラできれいだなぁ」
「いるたんの髪も真っ直ぐでツヤがあってきれいじゃないか」
「オレのはいっつもバクハツするから、母ちゃんがむすんどきなさいって。オレもきのたんみたいなサラサラがよかった……」
「ボクはいるたんのてっぺん結び好きだよ? てっぺんって一番ってことだよね。いるたんにピッタリじゃないか」
「いちばん! そっか、……エヘヘ、そうかなぁ」
「うん、そうだよ。あ、じゃあボクもお揃いにしてほしいな。いるたんが結んでよ」
「えっ、オレ、じょうずにむすべないよ」
「上手じゃなくていいんだよ、いるたんとお揃いの一番結びにしたいだけだから」
「きのたんとおそろい……うんっ、やってみる!」
「……ウ、 テ~ンゾ! 何ぼんやりしてんの」
「あ、はい」
「任務明けで疲れてるんじゃないか? 大丈夫かテンゾウ、やっぱり祭りはやめとくか?」
「いや、大丈夫だよ」
三人並んで座った縁側でイルカ先生が……イルカが缶ビールを片手に、先輩越しに僕を覗きこんでくる。
幼馴染みだったイルカは、しばらく会わないでいるうちに、気付いたら先輩とお付き合いすることになっていた。
イルカのことに限って狭量で独占欲の塊な先輩のおかげで、現在は幼馴染みというより、尊敬する先輩の恋人としての対応を余儀なくされている。
イルカのことをイルカ先生と敬称を付けて呼ぶのも、その一つだ。
たった今も、イルカに気遣いをしてもらったということで、器用な先輩がピンポイントで僕だけに殺気をぶつけてくる。
これから子供たちと祭りに行くという二人は浴衣を着ていて、任務帰りに誘われた僕は当然支給服のままだ。おおかた僕に子供たちを押し付けて、先輩はイルカと消えるつもりなんだろう。
そんな浴衣姿のイルカを見て昔を思い出してたなんて、先輩には絶対言えない。
先輩はイルカのことを運命の恋人だというけれど。
それなら僕は、イルカと運命の幼馴染みだと思っている。
実験施設から救い出された僕が三代目に与えられたのは、うみの家という環境だった。
そこで僕は家庭を知り、家族を知り、友だちを知った。
幼かった僕が知った、たった一つの大切なもの。
うみの家は時を経てたった一人になってしまったけど、そこで過ごした日々は僕の幹であり、根であり、全てだ。
先輩がいくらイルカを独り占めしようとも、想い出にまで手は出せない。
……まぁ、先輩が本気を出せば、過去ですら奪えるんだろうけども。
今は代わりに罰と称して、数少ない幼少期のイルカの写真を少しずつ僕から取り上げるだけで済んでいる。
僕は自宅にある寄せ木細工の小箱に思いを馳せた。
木遁で作り上げた、僕にしか開けられない秘密のからくり箱。
その中には、イルカと僕が浴衣姿で並んで笑っている写真が一葉、入っている。
お揃いの浴衣を着て、お揃いの髪型をした二人。
僕の天辺に一つに結い上げられた髪は、イルカが一生懸命に結んでくれたものだ。
今は「ポニーテールのアカデミーの先生」とか「受付の髪を天辺でひと括りにした中忍」などと呼ばれているけど。
あの髪型には『一番結び』って名前があるんだ。
あの後イルカがおじさんとおばさんに自慢してたけど、今はもう知る人もない、僕とイルカの二人だけの秘密の名前。
イルカはたぶん、もう忘れてるんだろう。
――だから僕は、もう二度と髪は伸ばさない。
秘密を秘密のままにしておくために。
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ちなみにこのイルカ君の初恋はキノエ君です♪
キノエ君、女の子みたいだもんね~( ´艸`)ウフフ
拍手と簡単メッセをありがとうございます!
簡単メッセを設置して良かったなぁと思います♪嬉しかったですよ~!
それから一言メッセを下さった方、ありがとうございました。
その一言でホントに癒されました(*´ω`*)
それでは虫さんにお返事ですぞ~!
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