【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
↑new ↓old
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※このお話は『強く、やわらかな願いを』の続編です。
未読でも読めますが、あやかしを含むオリキャラがばんばん出るので、先に読んで頂く方が分かりやすいかと思います。
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書類を抱えたイルカが五代目の執務室に入ると、綱手は支給服を着た男と机を挟んで何やら揉めていた。
その男というのは受付でよく一緒になる中忍で、なんとなく嫌な予感がしたイルカは小さな声で「お忙しそうなので、またのちほど」と呟いてそっと執務室を出ようとした。
――が。
「待てイルカ! そうだイルカがいるじゃないか!」
五代目のいかにもいいアイディアを思い付いたという弾んだ声に、諦めて振り返り足を踏み入れる。
「五代目、こちらで頼まれてた資料は全部で……」
「ああ、すまないね。それはそこに置いて、いいからちょっとこっちにおいで」
「はぁ……」
綱手の猫なで声にしぶしぶ中忍の男の隣に並ぶと、二人してイルカをじろじろ見ながらまた揉め始める。
「でもイルカは男ですよ⁉ ご覧の通りごついし、もっさりしてるし!」
「そんなもん変化でも何でもすりゃいいだろう!」
「変化は使えないからくの一をって仰ったの五代目じゃないですか!」
「イルカは教師だぞ、変装くらいお手のもんさ。なぁイルカ?」
突然話を振られ、話の見えないイルカは「まぁ、人並みには」と慎重に答えたが。
「ほらな? よし、じゃあこの任務はイルカが適任ってことで、話は終わりだ。もう行ってよし!」
強引に話を終わらせようとした綱手に、イルカは慌てて割り込んだ。
「いやちょっと待って下さいよ。くの一がやるべき任務に俺がっていったい何のことですか⁉」
「なに、たいした任務じゃないさ。良家の子女の寄宿学校にお前が変装して潜入するだけだ」
「ええっ、俺が女子校に⁉ いやいやいや無理ですって!」
「お前は封印・結界術が得意なんだろう? おまけに変装もときたら、もうお前以外の適任はいない!」
「そういう問題じゃないでしょう! 俺が変装だけで女子校に潜入⁉ 無理に決まってます!」
「そうですよイルカですよ⁉ 絶対無理ですって!」
隣の中忍も援護射撃を放ってくれたが、何より相手が悪かった。
綱手の「うるさい! これは命令だっ!」の一言とダンっと叩いた机への一撃で、イルカはよく分からないままに女子校の潜入任務を拝命してしまった。
ようやく落ち着いた面々から詳しく話を聞くと、火の国の郊外にある良家の子女だけが入学出来るという名門『天の灯火学園』に、近頃変質者が出没しているという。
更衣室や寮から女生徒達の制服や私物が盗まれたり盗撮の痕跡が発見されたり、果ては着替えを盗撮してわざと見つかり、女生徒の驚いて逃げるところまで撮影していたのだという。
女学生だけの全寮制の寄宿学校なので防犯は相当ハイレベルなはずなのに、それをかい潜って犯罪行為を出来るところから、犯人は忍か元忍ではないかとのことで今回の依頼に繋がったようだ。
ただ場所が場所だけに、女生徒達への余計な精神的負担を与えないのが最優先ということで、学園側からくの一を指定されたそうだ。木ノ葉側としても、相手が忍か元忍では男の女体変化ではチャクラで察知されかねないので、そこは頷けるところだった。
そして騒ぎを避けるため秘密裡での処理をとのことで、必ず構内だけで対処できるよう封印・結界術が必要となった。確かにこの話が外に洩れたら、良家の子女の名門学園のイメージダウンと信頼失墜は免れない。
加えて女生徒へのきめ細やかな配慮も必要だろうし、言われてみれば教師で封印・結界術が使えて忍とも対峙できる元戦忍のイルカは、我ながらうってつけに思える。
――イルカがくの一ならば。
そもそもくの一が請けるはずだったのに適任者が出払っているという手違いが起きたのは、戦後の慢性的な人手不足のせいだった。
世界中を巻き込んだ第四次忍界大戦後の混乱はだいぶ収まり、今はどこも復興へ向けて動いている。
だが大戦で失われた人材を埋めるには、とにかく時間が足りなかった。
木ノ葉でもあちこちで経験の浅い新人が日々何かをやらかしており、この手違いもその影響なのだろう。
「イルカさ……ほんとに大丈夫なのかよ」
渋い顔のイルカを同僚の中忍が心配そうに窺った。
すると綱手が片眉を上げ、ニヤリと意味ありげな笑顔を向ける。
「そりゃ大丈夫さ。なにしろイルカには変装の第一人者と、女性より女性らしい男っていう頼もしいご友人が二人もいるからな」
「五代目、なぜそれを⁉」
綱手が言うのはイルカの友人二人、闇夜(あんや)と榊のことだろう。
闇夜は装備研究開発部で変装の達人の女装マニア……いわゆるオネェである。そして榊はイルカの下忍時代のセル仲間で、今は木の葉病院に勤める医療忍で、同じくこちらもオネェ。
確かにこの二人のバックアップがあればイルカの女装もさぞかしハイクオリティなものになると思われるが、なぜイルカの友人関係まで綱手が把握しているのか。
おののきながら綱手に目を向けると、五代目は豊満な胸を押し上げるように腕を組んで不敵な笑みを浮かべた。
「ふふん、美を追求する女のネットワークを甘く見るなよ。あいつらの美容法はくの一の間でも有名なんだ。その名高い闇夜と榊をお前の女装のサポートに付けてやるから、張り切って行ってこい!」
女装の指南を受けるため、結局イルカはその足で装備研究開発部に向かうことになった。
準備もあるだろうからと移動も含め着任は翌々日になったが、潜入となると最低でも数日はかかるだろう。
人手の足りない今、アカデミーの授業も通常通りとはいかず受付も少ない人数で回してるというのに、と思いながら開発部のドアをノックするとすぐに扉が開き、闇夜が満面の笑みで立っていた。
褐色の肌はそのままだが、今日はプラチナブロンドの巻き髪に迷彩柄のチューブトップとミニスカートだった。
忍が迷彩柄というのもおかしなものだが、闇夜はファッションで着ているのだから関係ないのだろう。むき出しの腹は筋肉が綺麗に六つに割れ、チューブトップの胸を盛り上げているのは大胸筋であるにも関わらず、不思議とそれらは闇夜を魅力的に見せていた。
「五代目から式が来たから待ってたわよ。さぁ入って入って♪」
「あ、ああ……よろしくな」
「心配しなくても大丈夫よ! 私達が腕によりをかけて最高の女にしてあげるわ! 榊も今こっちに向かってるから安心してね」
闇夜がそう言いながら机の上に様々な道具を並べ出した。
メイク道具かと思いきやそれだけではなく、いろいろなサイズのボトルやクリーム等の化粧品に衣類や靴、鞄、下着らしき物まである。
「それ、何だ……?」
イルカが震える指でそれ――白の薄く透ける生地とレースでできた小さな布の塊を差すと、闇夜は事も無げに答えた。
「これ? ブラとショーツのセットよ。胸を大きくする必要はないけど、ノーブラって訳にはいかないでしょ。ほら、ショーツだってちゃんとお揃いなのよ」
「うっ、いや下着は自分ので十分……」
「イルカったら何バカなこと言ってるの⁉ ランジェリーはセットアップ!!! キラめく女子の常識よっっっ」
憤慨しながら勢いよく扉を開けて、榊が飛び込んできた。
榊は肩から何やら馬鹿でかいバッグを提げていて、そこから次々に女性用の衣類を取り出した。
「イルカをラグジュアリーでリュクスなミューズに仕立てるんでしょ? 五代目から直々の協力要請だからね、あたしったら張り切っちゃうわよぉ♥」
「あら、イルカはラグジュアリー路線よりイノセントでソフィスティケイト、かつコケティッシュな魅力を漂わせるべきだと思うわ」
榊の言葉に闇夜が片眉を上げて反応し、二人は呪文のような単語を並べながらマシンガンの如く喋り出した。
二人のあまりの鼻息の荒さに、イルカは本能的に瞬身の印を組んで逃げようとしたが。
「逃がさないわよ」
「イルカ、分かってないみたいだけどね、これは任務よ」
ギラギラと底光りのする四つの目が、イルカに向けられている。
この時ばかりは男の腕力で二人にがっちりと腕を掴まれ、イルカは力なく組みかけた指をほどいた。
未読でも読めますが、あやかしを含むオリキャラがばんばん出るので、先に読んで頂く方が分かりやすいかと思います。
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書類を抱えたイルカが五代目の執務室に入ると、綱手は支給服を着た男と机を挟んで何やら揉めていた。
その男というのは受付でよく一緒になる中忍で、なんとなく嫌な予感がしたイルカは小さな声で「お忙しそうなので、またのちほど」と呟いてそっと執務室を出ようとした。
――が。
「待てイルカ! そうだイルカがいるじゃないか!」
五代目のいかにもいいアイディアを思い付いたという弾んだ声に、諦めて振り返り足を踏み入れる。
「五代目、こちらで頼まれてた資料は全部で……」
「ああ、すまないね。それはそこに置いて、いいからちょっとこっちにおいで」
「はぁ……」
綱手の猫なで声にしぶしぶ中忍の男の隣に並ぶと、二人してイルカをじろじろ見ながらまた揉め始める。
「でもイルカは男ですよ⁉ ご覧の通りごついし、もっさりしてるし!」
「そんなもん変化でも何でもすりゃいいだろう!」
「変化は使えないからくの一をって仰ったの五代目じゃないですか!」
「イルカは教師だぞ、変装くらいお手のもんさ。なぁイルカ?」
突然話を振られ、話の見えないイルカは「まぁ、人並みには」と慎重に答えたが。
「ほらな? よし、じゃあこの任務はイルカが適任ってことで、話は終わりだ。もう行ってよし!」
強引に話を終わらせようとした綱手に、イルカは慌てて割り込んだ。
「いやちょっと待って下さいよ。くの一がやるべき任務に俺がっていったい何のことですか⁉」
「なに、たいした任務じゃないさ。良家の子女の寄宿学校にお前が変装して潜入するだけだ」
「ええっ、俺が女子校に⁉ いやいやいや無理ですって!」
「お前は封印・結界術が得意なんだろう? おまけに変装もときたら、もうお前以外の適任はいない!」
「そういう問題じゃないでしょう! 俺が変装だけで女子校に潜入⁉ 無理に決まってます!」
「そうですよイルカですよ⁉ 絶対無理ですって!」
隣の中忍も援護射撃を放ってくれたが、何より相手が悪かった。
綱手の「うるさい! これは命令だっ!」の一言とダンっと叩いた机への一撃で、イルカはよく分からないままに女子校の潜入任務を拝命してしまった。
ようやく落ち着いた面々から詳しく話を聞くと、火の国の郊外にある良家の子女だけが入学出来るという名門『天の灯火学園』に、近頃変質者が出没しているという。
更衣室や寮から女生徒達の制服や私物が盗まれたり盗撮の痕跡が発見されたり、果ては着替えを盗撮してわざと見つかり、女生徒の驚いて逃げるところまで撮影していたのだという。
女学生だけの全寮制の寄宿学校なので防犯は相当ハイレベルなはずなのに、それをかい潜って犯罪行為を出来るところから、犯人は忍か元忍ではないかとのことで今回の依頼に繋がったようだ。
ただ場所が場所だけに、女生徒達への余計な精神的負担を与えないのが最優先ということで、学園側からくの一を指定されたそうだ。木ノ葉側としても、相手が忍か元忍では男の女体変化ではチャクラで察知されかねないので、そこは頷けるところだった。
そして騒ぎを避けるため秘密裡での処理をとのことで、必ず構内だけで対処できるよう封印・結界術が必要となった。確かにこの話が外に洩れたら、良家の子女の名門学園のイメージダウンと信頼失墜は免れない。
加えて女生徒へのきめ細やかな配慮も必要だろうし、言われてみれば教師で封印・結界術が使えて忍とも対峙できる元戦忍のイルカは、我ながらうってつけに思える。
――イルカがくの一ならば。
そもそもくの一が請けるはずだったのに適任者が出払っているという手違いが起きたのは、戦後の慢性的な人手不足のせいだった。
世界中を巻き込んだ第四次忍界大戦後の混乱はだいぶ収まり、今はどこも復興へ向けて動いている。
だが大戦で失われた人材を埋めるには、とにかく時間が足りなかった。
木ノ葉でもあちこちで経験の浅い新人が日々何かをやらかしており、この手違いもその影響なのだろう。
「イルカさ……ほんとに大丈夫なのかよ」
渋い顔のイルカを同僚の中忍が心配そうに窺った。
すると綱手が片眉を上げ、ニヤリと意味ありげな笑顔を向ける。
「そりゃ大丈夫さ。なにしろイルカには変装の第一人者と、女性より女性らしい男っていう頼もしいご友人が二人もいるからな」
「五代目、なぜそれを⁉」
綱手が言うのはイルカの友人二人、闇夜(あんや)と榊のことだろう。
闇夜は装備研究開発部で変装の達人の女装マニア……いわゆるオネェである。そして榊はイルカの下忍時代のセル仲間で、今は木の葉病院に勤める医療忍で、同じくこちらもオネェ。
確かにこの二人のバックアップがあればイルカの女装もさぞかしハイクオリティなものになると思われるが、なぜイルカの友人関係まで綱手が把握しているのか。
おののきながら綱手に目を向けると、五代目は豊満な胸を押し上げるように腕を組んで不敵な笑みを浮かべた。
「ふふん、美を追求する女のネットワークを甘く見るなよ。あいつらの美容法はくの一の間でも有名なんだ。その名高い闇夜と榊をお前の女装のサポートに付けてやるから、張り切って行ってこい!」
女装の指南を受けるため、結局イルカはその足で装備研究開発部に向かうことになった。
準備もあるだろうからと移動も含め着任は翌々日になったが、潜入となると最低でも数日はかかるだろう。
人手の足りない今、アカデミーの授業も通常通りとはいかず受付も少ない人数で回してるというのに、と思いながら開発部のドアをノックするとすぐに扉が開き、闇夜が満面の笑みで立っていた。
褐色の肌はそのままだが、今日はプラチナブロンドの巻き髪に迷彩柄のチューブトップとミニスカートだった。
忍が迷彩柄というのもおかしなものだが、闇夜はファッションで着ているのだから関係ないのだろう。むき出しの腹は筋肉が綺麗に六つに割れ、チューブトップの胸を盛り上げているのは大胸筋であるにも関わらず、不思議とそれらは闇夜を魅力的に見せていた。
「五代目から式が来たから待ってたわよ。さぁ入って入って♪」
「あ、ああ……よろしくな」
「心配しなくても大丈夫よ! 私達が腕によりをかけて最高の女にしてあげるわ! 榊も今こっちに向かってるから安心してね」
闇夜がそう言いながら机の上に様々な道具を並べ出した。
メイク道具かと思いきやそれだけではなく、いろいろなサイズのボトルやクリーム等の化粧品に衣類や靴、鞄、下着らしき物まである。
「それ、何だ……?」
イルカが震える指でそれ――白の薄く透ける生地とレースでできた小さな布の塊を差すと、闇夜は事も無げに答えた。
「これ? ブラとショーツのセットよ。胸を大きくする必要はないけど、ノーブラって訳にはいかないでしょ。ほら、ショーツだってちゃんとお揃いなのよ」
「うっ、いや下着は自分ので十分……」
「イルカったら何バカなこと言ってるの⁉ ランジェリーはセットアップ!!! キラめく女子の常識よっっっ」
憤慨しながら勢いよく扉を開けて、榊が飛び込んできた。
榊は肩から何やら馬鹿でかいバッグを提げていて、そこから次々に女性用の衣類を取り出した。
「イルカをラグジュアリーでリュクスなミューズに仕立てるんでしょ? 五代目から直々の協力要請だからね、あたしったら張り切っちゃうわよぉ♥」
「あら、イルカはラグジュアリー路線よりイノセントでソフィスティケイト、かつコケティッシュな魅力を漂わせるべきだと思うわ」
榊の言葉に闇夜が片眉を上げて反応し、二人は呪文のような単語を並べながらマシンガンの如く喋り出した。
二人のあまりの鼻息の荒さに、イルカは本能的に瞬身の印を組んで逃げようとしたが。
「逃がさないわよ」
「イルカ、分かってないみたいだけどね、これは任務よ」
ギラギラと底光りのする四つの目が、イルカに向けられている。
この時ばかりは男の腕力で二人にがっちりと腕を掴まれ、イルカは力なく組みかけた指をほどいた。
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