【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
↑new ↓old (カテゴリ内↓new ↑old)
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
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【K】
ペイン襲撃後、破壊尽くされた木の葉の里は、火の意志を継ぐ忍びや里人達によって、瞬く間に復興が進んでいた。
ガラクタの中で生まれた真実の愛は、俺を奮い立たせ、心の拠り所となっていた。
イルカ先生。
貴方がいてくれるだけで俺は――
木の葉を巡る戦況は変わり続け、五大国を巻き込んだ忍び世界を大きく揺るがす戦いが目前に迫っていた。
翌朝には部隊長として木の葉を後にしなければならない最後の夜、イルカ先生が俺の部屋を訪れた。
「こんばんは」
どこか張り詰めた表情のイルカ先生は、愁いを帯びた顔をして、玄関のドアの前に立っていた。
最後の別れに来てくれたのだろう。
明日木の葉を経ったら、もう二度と会うことは出来ないかもしれない。
それくらい戦況は厳しかった。
俺はイルカ先生を促すとドアを閉め、いつものように居間に通すと、台所に向かう。
お互いの家を行き来して、二人だけで酒を飲むのが、俺たちだけの特別な時間だった。
いつものように買い置きのビールを手にして居間に戻ると、じっと立ち尽くしたままのイルカ先生の姿があった。
「イルカ先生?」
「カカシさん」
俺の見ている前で、イルカ先生は顔を歪めて、その黒い瞳からはぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちた。
「なんで俺を……抱いてくれないんですか!」
イルカ先生は勢いよく抱きついてきて、俺はその場に押し倒された。
「アンタ死ぬ気なんだろ!生き残るつもり……ないからっ」
俺の胸にすがりついて泣くイルカ先生は、まるでかんしゃくを起こした子供のようだった。
イルカ先生の言うとおり、俺は本当の意味での恋人になっても、彼を抱かなかった。
イルカ先生は許してくれたけれど、心の中に残る罪の意識は消えることがなかったし、何よりも俺自身が、そう遠くない未来に命を落とすだろうと思っていたから。
忍び世界の戦いは厳しさを増していて、もう俺一人の手では全てを守り切ることが出来なかった。
それでも、ほんのわずかでも、イルカ先生や彼の愛したナルトや子供達。仲間達を守れるならば、いつでもこの身を投げ出す覚悟が出来ていた。
愛しているから。
俺の人生の最後に寄り添ってくれたイルカ先生が、俺の亡き後、新しい人生を歩めるように。
傷つけたこともあったけれど、優しい思い出だけ残して、消えたかった。
「俺を残して死ぬなんて許さない!必ず生きて返ってくるって、誓って下さい!」
あぁ、貴方はどうして……
イルカ先生の真実の言葉は、いとも簡単に俺の覚悟を打ち砕く。
貴方を抱いてしまったら、俺が生きることに執着すると知っていて、その身を投げ出してくるなんて。
イルカ先生の甘い唇が、俺の唇に触れる。
その夜俺はイルカ先生を抱いた。
時は流れて、イルカ先生に死ぬことを許されなかった俺は生き残り、木の葉の里の六代目火影になっていた。
火影になってからは、執務室に籠もって膨大な書類や資料に囲まれ過ごす日が多くなり、自宅に戻れない日も多くなった。
こんな俺を心配して、イルカ先生は仕事の合間を縫っては執務室に顔を出してくれるのだが。
コンコンというドアをノックする音が響いて、イルカ先生がドアの向こう側から顔を覗かせた。
「失礼しま……」
ブッ!!
盛大な音を立てて、イルカ先生の鼻から勢い良く鼻血が噴出した。
「カカッ……何やってるんですか!!」
顔を真っ赤に染めて、声を上げる先生はいつ見ても可愛い。
「んーイチャパラの参考にしようと思って」
のんきに答える俺に向かって、イルカ先生は鼻にティッシュを詰めながら抗議の声を上げる。
「イチャパラの参考って……この間散々やったでしょうが!!」
そうなのだ。久々に帰宅した晩、俺はイルカ先生と一緒にベッドの中でイチャパラに登場するラブシーンの再現をすべく、奮闘したのだ。
「神の視点っていうの?客観的に見た体位を表現したくてさ」
俺たちの眼前には、いわゆるエロいポーズをして、イチャイチャしてる俺とイルカ先生の分身がいた。
流石に服は着せてるけど、横たわる俺に馬乗りになってる先生が、髪を振り乱してる状態を再現してるので、なかなかにエロい。
「こんなとこシカマルにでも見られたら!!」
「あ~ダイジョウブ。ダイジョウブ。結界張ってるからね。誰にも見せませんよ。影分身とはいえ、俺の大事なイルカ先生のことは」
俺の言葉にイルカ先生は顔を真っ赤に染めて、照れ隠しに怒ったフリをするのだ。
「もう!知りません!」
そう言いながらイルカ先生は執務室の中にある給湯スペースに入っていく。
「カカシさんはお茶でいいですよね?」
「イルカ先生が入れてくれるものなら何でもいいですよ~」
そう彼が入れてくれるものなら、俺は毒だって飲み干すだろう。それぐらいイルカ先生を愛してる。
そして俺は今、二人を結びつけるきっかけとなったイチャパラの続きを書いているのだ。
イチャパラの著者であったジライヤ様が亡くなって、『俺』と『アケビ』の恋物語の続きは永久に読めなくなってしまった。
でも――エロの中に込めた、ジライヤ様の本当に伝えたかった物。愛する恋人たちの姿を後世に残すべく、俺はその続きを書いていた。
少しでも多くの若者が、真実の愛に気づけるように。
これは俺に愛を教えてくれたイルカ先生にささげる物語でもあるのだ。
それを知っているからこそ、イルカ先生は怒ったり、呆れたり、くるくる変わる表情を見せながらも、ちゃんと俺に付き合ってくれる。
「え~と、次のシーンは壁に両手をついて、立ったまま。そうそう。いい感じ」
俺が影分身たちに指示を出していると、お茶を持ってイルカ先生が給湯室から出てきた。
「カカシさん。おせんべいも持って来ましたよ……って」
「そのまま振り向いて、胸をいじりながらべろチュー」
俺の指示通り、壁際で濃厚なキスシーンを演じる影分身たちを見たイルカ先生の鼻から、再び血が噴出した。鼻に詰めておいたティッシュを吹き飛ばして。
ブッ!!
「イルカ先生!」
その場にひっくり返ったイルカ先生を俺は抱き起こした。
「カカシ……さん。俺、もう……」
鼻血を吹きすぎて、死んじゃうかも。
「もう少しだから。もう少しで完成だから、がんばって、ね?」
頬を赤く染めて、鼻血を零しているイルカ先生に、俺は微笑みかける。
俺たちのイチャパラが完成するまで、まだまだ先は長そうだ。
完
÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷・÷÷÷÷÷
\担当クイズの答/
↓
↓
【K】はやおさん
でした!
ペイン襲撃後、破壊尽くされた木の葉の里は、火の意志を継ぐ忍びや里人達によって、瞬く間に復興が進んでいた。
ガラクタの中で生まれた真実の愛は、俺を奮い立たせ、心の拠り所となっていた。
イルカ先生。
貴方がいてくれるだけで俺は――
木の葉を巡る戦況は変わり続け、五大国を巻き込んだ忍び世界を大きく揺るがす戦いが目前に迫っていた。
翌朝には部隊長として木の葉を後にしなければならない最後の夜、イルカ先生が俺の部屋を訪れた。
「こんばんは」
どこか張り詰めた表情のイルカ先生は、愁いを帯びた顔をして、玄関のドアの前に立っていた。
最後の別れに来てくれたのだろう。
明日木の葉を経ったら、もう二度と会うことは出来ないかもしれない。
それくらい戦況は厳しかった。
俺はイルカ先生を促すとドアを閉め、いつものように居間に通すと、台所に向かう。
お互いの家を行き来して、二人だけで酒を飲むのが、俺たちだけの特別な時間だった。
いつものように買い置きのビールを手にして居間に戻ると、じっと立ち尽くしたままのイルカ先生の姿があった。
「イルカ先生?」
「カカシさん」
俺の見ている前で、イルカ先生は顔を歪めて、その黒い瞳からはぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちた。
「なんで俺を……抱いてくれないんですか!」
イルカ先生は勢いよく抱きついてきて、俺はその場に押し倒された。
「アンタ死ぬ気なんだろ!生き残るつもり……ないからっ」
俺の胸にすがりついて泣くイルカ先生は、まるでかんしゃくを起こした子供のようだった。
イルカ先生の言うとおり、俺は本当の意味での恋人になっても、彼を抱かなかった。
イルカ先生は許してくれたけれど、心の中に残る罪の意識は消えることがなかったし、何よりも俺自身が、そう遠くない未来に命を落とすだろうと思っていたから。
忍び世界の戦いは厳しさを増していて、もう俺一人の手では全てを守り切ることが出来なかった。
それでも、ほんのわずかでも、イルカ先生や彼の愛したナルトや子供達。仲間達を守れるならば、いつでもこの身を投げ出す覚悟が出来ていた。
愛しているから。
俺の人生の最後に寄り添ってくれたイルカ先生が、俺の亡き後、新しい人生を歩めるように。
傷つけたこともあったけれど、優しい思い出だけ残して、消えたかった。
「俺を残して死ぬなんて許さない!必ず生きて返ってくるって、誓って下さい!」
あぁ、貴方はどうして……
イルカ先生の真実の言葉は、いとも簡単に俺の覚悟を打ち砕く。
貴方を抱いてしまったら、俺が生きることに執着すると知っていて、その身を投げ出してくるなんて。
イルカ先生の甘い唇が、俺の唇に触れる。
その夜俺はイルカ先生を抱いた。
時は流れて、イルカ先生に死ぬことを許されなかった俺は生き残り、木の葉の里の六代目火影になっていた。
火影になってからは、執務室に籠もって膨大な書類や資料に囲まれ過ごす日が多くなり、自宅に戻れない日も多くなった。
こんな俺を心配して、イルカ先生は仕事の合間を縫っては執務室に顔を出してくれるのだが。
コンコンというドアをノックする音が響いて、イルカ先生がドアの向こう側から顔を覗かせた。
「失礼しま……」
ブッ!!
盛大な音を立てて、イルカ先生の鼻から勢い良く鼻血が噴出した。
「カカッ……何やってるんですか!!」
顔を真っ赤に染めて、声を上げる先生はいつ見ても可愛い。
「んーイチャパラの参考にしようと思って」
のんきに答える俺に向かって、イルカ先生は鼻にティッシュを詰めながら抗議の声を上げる。
「イチャパラの参考って……この間散々やったでしょうが!!」
そうなのだ。久々に帰宅した晩、俺はイルカ先生と一緒にベッドの中でイチャパラに登場するラブシーンの再現をすべく、奮闘したのだ。
「神の視点っていうの?客観的に見た体位を表現したくてさ」
俺たちの眼前には、いわゆるエロいポーズをして、イチャイチャしてる俺とイルカ先生の分身がいた。
流石に服は着せてるけど、横たわる俺に馬乗りになってる先生が、髪を振り乱してる状態を再現してるので、なかなかにエロい。
「こんなとこシカマルにでも見られたら!!」
「あ~ダイジョウブ。ダイジョウブ。結界張ってるからね。誰にも見せませんよ。影分身とはいえ、俺の大事なイルカ先生のことは」
俺の言葉にイルカ先生は顔を真っ赤に染めて、照れ隠しに怒ったフリをするのだ。
「もう!知りません!」
そう言いながらイルカ先生は執務室の中にある給湯スペースに入っていく。
「カカシさんはお茶でいいですよね?」
「イルカ先生が入れてくれるものなら何でもいいですよ~」
そう彼が入れてくれるものなら、俺は毒だって飲み干すだろう。それぐらいイルカ先生を愛してる。
そして俺は今、二人を結びつけるきっかけとなったイチャパラの続きを書いているのだ。
イチャパラの著者であったジライヤ様が亡くなって、『俺』と『アケビ』の恋物語の続きは永久に読めなくなってしまった。
でも――エロの中に込めた、ジライヤ様の本当に伝えたかった物。愛する恋人たちの姿を後世に残すべく、俺はその続きを書いていた。
少しでも多くの若者が、真実の愛に気づけるように。
これは俺に愛を教えてくれたイルカ先生にささげる物語でもあるのだ。
それを知っているからこそ、イルカ先生は怒ったり、呆れたり、くるくる変わる表情を見せながらも、ちゃんと俺に付き合ってくれる。
「え~と、次のシーンは壁に両手をついて、立ったまま。そうそう。いい感じ」
俺が影分身たちに指示を出していると、お茶を持ってイルカ先生が給湯室から出てきた。
「カカシさん。おせんべいも持って来ましたよ……って」
「そのまま振り向いて、胸をいじりながらべろチュー」
俺の指示通り、壁際で濃厚なキスシーンを演じる影分身たちを見たイルカ先生の鼻から、再び血が噴出した。鼻に詰めておいたティッシュを吹き飛ばして。
ブッ!!
「イルカ先生!」
その場にひっくり返ったイルカ先生を俺は抱き起こした。
「カカシ……さん。俺、もう……」
鼻血を吹きすぎて、死んじゃうかも。
「もう少しだから。もう少しで完成だから、がんばって、ね?」
頬を赤く染めて、鼻血を零しているイルカ先生に、俺は微笑みかける。
俺たちのイチャパラが完成するまで、まだまだ先は長そうだ。
完
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【K】はやおさん
でした!
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