【Caution!】

全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし 
★★いとエロし!
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※よんさんのボロボロ痛イルカで突発妄想SS
※なぜか唐突にカカシさんが犬神の一族
※イルカ先生とカカシさんが同じ部隊で任務に就いた時のお話
※そんなややこしい設定なのに、書きたい所だけの不親切仕様

それでもよろしければどうぞ~!



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監禁されていた部屋でイルカが手当てを受けていると、バタンと扉が外れそうな勢いで開かれ、部隊長が飛び込んできた。
消毒液で血と汚れを拭き取っていた医療忍の手がびくりと大きく揺れる。

「カ……はたけ上忍」

見上げたイルカの上半身は、着物をはだけているためにあちこち擦過傷や打撲の痕跡が窺える。
顔にも殴打された痕があり、流した鼻血が胸の辺りで固まってこびりついていた。
イルカはその状態のまま立ち上がると姿勢を正し、部隊長に潜入・手引き任務の詳細を報告しようとしたが。
――カカシの様子がおかしい。
イルカの全身をさっと検分するとみるみる表情が強張り、顔を凝視したまま凍りついたかのように動かないのだ。
さすがに医療忍も不審に思ったらしく、一緒に立ち上がって声をかけてきた。

「はたけ上忍、どうされまし……ヒッ!」

カカシの全身は、燐光を纏ったかの如く青白いチャクラが揺らめき渦巻いていた。
額宛で隠されてない方の目に冥く澱んだ光が宿る。
隣からカチカチと硬質な音が聞こえ、イルカが医療忍を見ると彼は歯を鳴らし、今にも白目を剥いて倒れそうになっていた。
――生き物が覚える、異質で圧倒的な力に対する根源的な恐怖。
イルカも日頃から耐性がなければ、医療忍と同じ状態になっただろう。
カカシを取り巻くチャクラがある形状を取り始めたところで、イルカは我に返った。

「もう大丈夫だから、あちらの撤収作業を手伝ってきて下さい」

そう伝えて医療忍を部屋から押し出すようにしたが、きちんと理解できたかどうか。
だがとりあえず今はこっちが先だ、とイルカは振り返った。もしかしたら血の痕跡が良くないのかも、と医療忍が落としていった消毒綿で、手早く自分の顔や胸元を拭う。
そして牙を剥き出しにして歯を食いしばり、必死に自我を保とうとしてるカカシに向き合った。

「カカシさん、よく見て下さい。ほんの掠り傷ですよ。一般人に偽装してたので、大袈裟に怪我したふりをしただけですから。こんなの忍にとったら大したことないでしょう?」

獣の鋭い爪に変わり出したカカシの手を取り、自分の頬に当てる。
それから背中に腕を回して、ぎゅうと抱きしめた。ヒビが入ってるであろう肋骨に響くが、今は構っていられない。
強張った身体をベストの上から撫で擦り、ぽん、ぽんと子供を寝かしつけるようなゆったりしたリズムで叩く。
すると荒ぶっていたカカシのチャクラが徐々に鎮まり、息がゆっくりとしたものになってきた。
ほっとしたのも束の間、肩口に鋭い痛みが走る。

(痛……っ)

カカシが犬歯を突き立てたのだ。
打撲の上から噛みつかれたらしく、声に出すのは何とか堪えたが。軽く噛まれただけだったので、痛みよりもただびっくりしてしまった。
次に感じたのはぬるりとした舌の感触で、その行為に含まれた性的な匂いに、場所も弁えずイルカの腰がずんと重くなる。

「……レの、…ルカ、に」

唸り声ともとれるような音が、カカシの口から零れ落ちる。
イルカは抱きしめる腕に、そっと力を籠めた。

「オレ以外のヤツが、こんな痕を付けるなんて……っ」

(え……怒ってるの、そこ!?!?!)

カカシはイルカが傷つけられたことだけに怒り狂ってるのではなかった。
自分のモノであるイルカに、自分以外の輩が痕を付けたことに何よりも激怒していたのだ。
犬神は相当な嫉妬深い生き物だと聞いていたが、まさかこれほどとは……
カカシにとっては、キスマークも打撲痕も同じということなのだろうか。イルカが誰かに触れられることすら嫌がるカカシの、根本的な価値観の違いをイルカはようやく理解できた……ような気がした。

だが、不思議と怒りは覚えなかった。
これほどまでの徹底した独占欲を向けられていることに、どこか安堵めいたものを感じて。
イルカは銀色のふわふわした髪をかき混ぜ、頬にちゅっとキスをした。
ようやくカカシが顔を上げ、イルカと目を合わせる。

「……ごめん、ちょっと逆上しちゃった。ひどい怪我はないんだよね?」

その目の中に、先ほどの冥く澱んだものはもうない。
代わりに浮かんでいるのはイルカへの気遣いと、ほんの少しの羞じらいと。
逆上というレベルではなかったが、任務に私情を交えないと評判のカカシが、ここまで感情を露にするとは思わなかった。そして、課題に失敗したアカデミー生のような羞じらいを見せるとも。
そんなカカシにいとおしさがこみ上げてきて、任務中にも拘わらずイルカは微笑みながらもう一度キスをした。
これは特例だと、自分に言い訳をしながら。




後日、潜入していた任務の報告書を見て、イルカは開いた口が塞がらなかった。
頭領、幹部の捕縛完了のあとに、「尚、潜入任務に当たった中忍を監禁尋問していた人物は、捕縛の際に抵抗した為に処分」と書かれていたのだ。
イルカを尋問していたのは一般人だった。だから一般人なら重傷になりかねない怪我も、イルカには大したことがなかったのだ。
一般人の抵抗などアカデミーの生徒のものに等しいはずだから、本来なら処分する必要など無かっただろう。処分の詳細が書かれていないことに安堵するべきなのだろうか。
三代目火影印も捺されているということは、ヒルゼンもやむ無しと黙認したということになる。
あの時、カカシと付き合い出してから初めて一緒の任務だと、どこか浮かれていた自分を殴ってやりたい。イルカは深々とため息をついた。
――今後は二度と同じ任務に就かないようにしなければ。
夕べ散々酷使された腰をさすりながら、イルカはひっそりと決意した。


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相変わらず特殊設定ぶっこみがヒドイwww
隙あらば特殊設定を付けたがる如月です(・∀・)ノ
これは『優しき獣は愛を請う』の人犬族と人猫族のカカイルでも良かったかもしれないなぁ。

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