【Caution!】
全年齢向きもR18もカオス仕様です。
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
↑new ↓old
★とキャプションを読んで、くれぐれも自己判断でお願い致します。
★エロし ★★いとエロし! ★★★いとかくいみじうエロし!!
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教頭職に就いたイルカは、受付に座ることもほとんどなくなった。
アカデミーの管理職にある者が受付を兼任するのは外聞が悪いというより、まとまった勤務時間をひねり出すのが難しいというのが正直なところだ。
教頭とはいえまだ三十代なので、日中の忙しさはそこまで苦にならない。担任を持つことはできなくなっても、体調不良や任務で抜ける教師の代打で生徒と触れ合う時間は多かったので、アカデミーに専念できる環境は有り難く思えた。
伽役の方も数年経ち、いつか飽きるだろうというイルカの予想に反して相変わらずのペースで続いている。
至極色のカラスアゲハが舞い降りる日は、宵闇に紛れて竹薮の中の別邸に滑り込む。それを烏が迎え入れ、身支度を手伝い火影の寝所へと送り出す。
歪ながらも定着した日々を送るイルカの耳に、七代目火影内定の噂が届くようになった。
いよいよナルトの時代がやってくるのだ。
木ノ葉に新しい風が吹く。
六代目は引き継ぎで忙しく、伽など呼ぶ暇もないかと、今度こそお役御免か自然消滅を受け入れる覚悟でいたのだが。
三ヶ月ほど音沙汰がなかったカラスアゲハがひらひらと飛んでくるのを見て、イルカは思わず泣きそうなほど安堵してしまった。
前回訪れた時と季節は移り変わっていた。
梅雨明けの声ももうすぐという七月の夜、イルカは傘を叩く柔かな雨音に包まれながら別邸の前に立つ。
そういえば初めてここを訪れたのも七月だった。
ふとそんなことを思い出しながら、いつもと変わらない烏の声に招き入れられる。
畳んだ傘を引き戸の横に立てかけ、薄暗い中を烏に続いて浴室へ向かった。足元の行灯の仄明かりがいつもより暗く感じ、屋内の静寂も際立っている気がしてイルカは辺りを見回した。
「どうなされました?」
振り返った烏の問いかけに小さく首を振ったが、目の穴のない半面を付けた烏には見えないと気付き、小さく「いえ」と返す。
久しぶりの伽だからか、今日はやけに神経質になっているなと、イルカは一人また頭を振った。
てらりと艶を含んだ真紅の布団の傍らに両膝を揃え、落ち着かない気持ちで座ってカカシを待っていると、静かな足音が近付いてくる。
襖が開いたら頭を下げて口上を述べようと両手を畳に突いたが、肝心の足音の主が入ってこない。何を躊躇ってるんだろうと不思議に思っていると、襖がゆっくりと開いた。
タイミングを外され、慌てて下げたイルカの頭にくぐもった呟きが落ちてくる。
「来てくれてた……」
伽に呼ばれたから来るのは当たり前なのに何を言っているんだろうと、イルカは口上も忘れて怪訝な顔で見上げた。
すると。
――気のせいだろうか。
今、ほっとしていなかったか?
それどころか、どことなく嬉しげに口元が緩んでる気がする。
意外な表情についじっと見つめると、その視線を感じ取ったのか、カカシはまたいつもの無表情に戻ってしまった。
だが、そのわざとらしいほどの無表情に、イルカは首を傾けさらに覗き込むようにしてカカシの顔を見る。
するとカカシは顔をふいと背けた。
その仕草でイルカの真正面に向いた耳が、じわりじわりと赤く染まっていく。
「もうあなたも聞いてるでしょう、ナルトが七代目になるって。だから……」
まるで床の間に大事な物があるとでもいうように、一心に見つめながら言い訳がましく早口に言葉を並べるカカシに、ああと思い至ったイルカは答えた。
「まだ正式じゃないですから、火影はカカシ様でしょう」
カカシは代替わりしたら伽役も終わると言っていた。
だから呼び出してもイルカは来ないかもしれないと、不安に思っていたというのか。
だからといってあからさまに顔に出すなんて、とイルカは驚きを隠せなかった。カカシほどの忍が取り繕うこともできず、耳まで赤くしてしまうくらいに。
あまりにも予想外な反応に、イルカは考える前に問いが口を衝いて出てしまった。
「俺が伽に来るの、嬉しいんですか?」
するとカカシは決まりが悪いのか、半ば怒ったように言い返してくる。
「そりゃ嬉し……喜ばしいでしょう。火影っていうだけで伽をしてもらえるんだから」
早口に返すカカシはどこか無防備で、今までの無表情が嘘のようだった。
そこでイルカは以前から気になってたことも、この勢いで聞いてみようと口を開く。
「あのっ! 俺、私以外にも伽役はいる……んでしょう、か……」
「いる訳ないでしょう」
カカシはいかにも心外なといった顔で振り返り、食い気味に返してきた。
いる訳ないの根拠は全く分からなかったが、伽役は任務なので予算的にということかもしれないと、内勤の頭でなんとなく納得する。
「もういいから」
イルカの腕を強引に引いて布団に連れ込むカカシの手は、まるでふてくされた子供のようだった。
つんと尖った乳首の先から滴り落ちる汗が、カカシのベストの胸に落ちて黒っぽい染みを点々と作る。
「すっかり馴染んじゃって。やらしい身体」
蔑むような言葉は、その酷さとは裏腹に甘い響きを含んでいた。
この甘さがところどころ顔を覗かせるから憎めないのだと、そこに小さな怒りを覚えてイルカは腰を浮かせる。そして後ろに両手を突き、繋がった部分を見せつけるように脚を大きく広げた。
やらしい身体になったのは、あなたのせいだと。
ごくり、とカカシの喉が鳴った。
「こんなに大きく口を開けて、俺を呑み込んで」
伸ばした手が、イルカの限界まで広げられて薄くなった襞をするりと撫でる。
そこからふっくりとした会陰を撫で上げ、爪の先でかりりと引っかいた。
「……っん、ぅ」
勃ち上がったイルカの性器がひくりと揺れる。
それがさらに大きく、不規則に揺れた。
カカシが腰を軽く動かしたのだ。
その動きが呼び水となりイルカは自分で腰を動かしたが、いつものような駆け上がる快楽が得られず、不満げに顔をしかめた。
「どうしたの? イけない?」
分かっているだろうカカシが、意地悪く問いかける。
そのきゅうと引き上げられた黒子が恨めしくて、イルカは手を伸ばしてベストを掴むとカカシを引き寄せ、黒子ごと顎に噛み付いた。
痕になってしまえばいいと、ほんの少しだけ力を込める。
ふふ、とカカシから含み笑いが洩れた。
「躾の悪い犬は好きだよ」
弾んだ声と共に視界がぐるんと回り、繋がったままイルカの背が布団に押し付けられる。
カカシがイルカの両の膝裏を掴んで押し上げ、大きく広げて頭の両脇に付くほどの完全な二つ折りの状態で押さえ込んだ。
征服者の顔をしたカカシが、腿裏の間で赤く染まったイルカの顔を見下ろす。そして半分ほど埋まったぺニスをゆっくりと根元まで押し込んだ。
「っく、う……ぁあ”っ」
苦しい体勢の中、ずぶずぶと奥深く内側を広げていくカカシの熱を、イルカは反射的な拒絶感と同時に強く愛し、欲した。
いったん深く穿った楔が、何度も引き抜かれては打ち込まれる。
「あ、あ、あ”っ、あ、あン、あ”」
カカシの刻むリズムに翻弄されるがまま、イルカの口から単純な母音だけが吐き出された。
と、引き抜いたぺニスが半ばほどの所で止まる。
突然悦楽の波を止められ、イルカはとろりと目を開けた。
カカシの欲の溶けた眼差しが絡み合い、どこか探るような腰遣いのくちゅくちゅという湿った音だけが小さく響く。
するとぶくりと膨れ広がったカリがイルカの肉壁の一点を掠め、僅かに残っていた理性が軽々と吹っ飛んだ。
「……っふあ”、ひ、ぁあ”、だめぇ……や、ぁ”っ」
背筋を駆け上がる強烈な快感を逃したいのに、ぎちりと二つ折りに押さえ込まれてそれも叶わない。
剥き出しになった神経を直接愛撫されるような、快感とも痛みともいえない何かを、イルカは恐れた。
「た、ぁ”……っ、すけ……ひう”、ンン”っ」
その原因ともいうべき目の前の男に助けを求めても、びゅくびゅくと放った精液が自身の胸を汚しても、カカシはやめなかった。
「も、ゆるし、……ぁ、や、あぁ……」
「まだイけるでしょ?」
抉るような動きが緩み、同じ一点を今度はゆるゆると撫でさする。
高みに押し上げられたまま、身体の内側から表面をびりびりという感覚が絶え間なく走り続け、イルカは『キモチイイ』だけを感じる生き物に成り果てた。
「ぁー、う”、……んぁ”ぁ」
イルカの甲高い嬌声が、いつしか低い呻きに変わる。
緩く開いた唇の端から唾液が伝い零れた。
「気持ちいいねぇ、イルカ」
荒げた息の中、どろりと甘い囁きを落としながら、カカシは指の背でイルカの垂れ落ちた唾液を拭うと、指をしゃぶってそれを味わう。
「口、開けて」
短く命じられ、イルカは虚ろな目のまま忠実な犬のように口を開いて舌を差し出した。
カカシがさらに体重をかけてぐっと乗り上げるようにすると、イルカの肉棒が自らの舌に触れる。またゆるゆると腰を動かすと、突き入れる度に鈴口からとろり、とろりと透明な液が舌に伝って広がった。
「あぁイルカ……はしたなくて、やらしくて……かわいいねぇ」
感極まった呟きは、イルカの耳には届いていないようだ。
ゆらゆらと揺らされ、唇の端からまたも唾液が伝い落ちる。今度は自らの体液と混ざり合ったものが。
獰猛な雄の顔を晒したカカシは、自分を置いて痴天をたゆたうイルカの顔を眺めながら腰を揺らし続けた。
「俺のイルカだ。……今だけは、俺の」
そう低く呟きながら。
誰一人として見たことがないイルカの顔をじっくりと、記憶に刻み付けるように。
アカデミーの管理職にある者が受付を兼任するのは外聞が悪いというより、まとまった勤務時間をひねり出すのが難しいというのが正直なところだ。
教頭とはいえまだ三十代なので、日中の忙しさはそこまで苦にならない。担任を持つことはできなくなっても、体調不良や任務で抜ける教師の代打で生徒と触れ合う時間は多かったので、アカデミーに専念できる環境は有り難く思えた。
伽役の方も数年経ち、いつか飽きるだろうというイルカの予想に反して相変わらずのペースで続いている。
至極色のカラスアゲハが舞い降りる日は、宵闇に紛れて竹薮の中の別邸に滑り込む。それを烏が迎え入れ、身支度を手伝い火影の寝所へと送り出す。
歪ながらも定着した日々を送るイルカの耳に、七代目火影内定の噂が届くようになった。
いよいよナルトの時代がやってくるのだ。
木ノ葉に新しい風が吹く。
六代目は引き継ぎで忙しく、伽など呼ぶ暇もないかと、今度こそお役御免か自然消滅を受け入れる覚悟でいたのだが。
三ヶ月ほど音沙汰がなかったカラスアゲハがひらひらと飛んでくるのを見て、イルカは思わず泣きそうなほど安堵してしまった。
前回訪れた時と季節は移り変わっていた。
梅雨明けの声ももうすぐという七月の夜、イルカは傘を叩く柔かな雨音に包まれながら別邸の前に立つ。
そういえば初めてここを訪れたのも七月だった。
ふとそんなことを思い出しながら、いつもと変わらない烏の声に招き入れられる。
畳んだ傘を引き戸の横に立てかけ、薄暗い中を烏に続いて浴室へ向かった。足元の行灯の仄明かりがいつもより暗く感じ、屋内の静寂も際立っている気がしてイルカは辺りを見回した。
「どうなされました?」
振り返った烏の問いかけに小さく首を振ったが、目の穴のない半面を付けた烏には見えないと気付き、小さく「いえ」と返す。
久しぶりの伽だからか、今日はやけに神経質になっているなと、イルカは一人また頭を振った。
てらりと艶を含んだ真紅の布団の傍らに両膝を揃え、落ち着かない気持ちで座ってカカシを待っていると、静かな足音が近付いてくる。
襖が開いたら頭を下げて口上を述べようと両手を畳に突いたが、肝心の足音の主が入ってこない。何を躊躇ってるんだろうと不思議に思っていると、襖がゆっくりと開いた。
タイミングを外され、慌てて下げたイルカの頭にくぐもった呟きが落ちてくる。
「来てくれてた……」
伽に呼ばれたから来るのは当たり前なのに何を言っているんだろうと、イルカは口上も忘れて怪訝な顔で見上げた。
すると。
――気のせいだろうか。
今、ほっとしていなかったか?
それどころか、どことなく嬉しげに口元が緩んでる気がする。
意外な表情についじっと見つめると、その視線を感じ取ったのか、カカシはまたいつもの無表情に戻ってしまった。
だが、そのわざとらしいほどの無表情に、イルカは首を傾けさらに覗き込むようにしてカカシの顔を見る。
するとカカシは顔をふいと背けた。
その仕草でイルカの真正面に向いた耳が、じわりじわりと赤く染まっていく。
「もうあなたも聞いてるでしょう、ナルトが七代目になるって。だから……」
まるで床の間に大事な物があるとでもいうように、一心に見つめながら言い訳がましく早口に言葉を並べるカカシに、ああと思い至ったイルカは答えた。
「まだ正式じゃないですから、火影はカカシ様でしょう」
カカシは代替わりしたら伽役も終わると言っていた。
だから呼び出してもイルカは来ないかもしれないと、不安に思っていたというのか。
だからといってあからさまに顔に出すなんて、とイルカは驚きを隠せなかった。カカシほどの忍が取り繕うこともできず、耳まで赤くしてしまうくらいに。
あまりにも予想外な反応に、イルカは考える前に問いが口を衝いて出てしまった。
「俺が伽に来るの、嬉しいんですか?」
するとカカシは決まりが悪いのか、半ば怒ったように言い返してくる。
「そりゃ嬉し……喜ばしいでしょう。火影っていうだけで伽をしてもらえるんだから」
早口に返すカカシはどこか無防備で、今までの無表情が嘘のようだった。
そこでイルカは以前から気になってたことも、この勢いで聞いてみようと口を開く。
「あのっ! 俺、私以外にも伽役はいる……んでしょう、か……」
「いる訳ないでしょう」
カカシはいかにも心外なといった顔で振り返り、食い気味に返してきた。
いる訳ないの根拠は全く分からなかったが、伽役は任務なので予算的にということかもしれないと、内勤の頭でなんとなく納得する。
「もういいから」
イルカの腕を強引に引いて布団に連れ込むカカシの手は、まるでふてくされた子供のようだった。
つんと尖った乳首の先から滴り落ちる汗が、カカシのベストの胸に落ちて黒っぽい染みを点々と作る。
「すっかり馴染んじゃって。やらしい身体」
蔑むような言葉は、その酷さとは裏腹に甘い響きを含んでいた。
この甘さがところどころ顔を覗かせるから憎めないのだと、そこに小さな怒りを覚えてイルカは腰を浮かせる。そして後ろに両手を突き、繋がった部分を見せつけるように脚を大きく広げた。
やらしい身体になったのは、あなたのせいだと。
ごくり、とカカシの喉が鳴った。
「こんなに大きく口を開けて、俺を呑み込んで」
伸ばした手が、イルカの限界まで広げられて薄くなった襞をするりと撫でる。
そこからふっくりとした会陰を撫で上げ、爪の先でかりりと引っかいた。
「……っん、ぅ」
勃ち上がったイルカの性器がひくりと揺れる。
それがさらに大きく、不規則に揺れた。
カカシが腰を軽く動かしたのだ。
その動きが呼び水となりイルカは自分で腰を動かしたが、いつものような駆け上がる快楽が得られず、不満げに顔をしかめた。
「どうしたの? イけない?」
分かっているだろうカカシが、意地悪く問いかける。
そのきゅうと引き上げられた黒子が恨めしくて、イルカは手を伸ばしてベストを掴むとカカシを引き寄せ、黒子ごと顎に噛み付いた。
痕になってしまえばいいと、ほんの少しだけ力を込める。
ふふ、とカカシから含み笑いが洩れた。
「躾の悪い犬は好きだよ」
弾んだ声と共に視界がぐるんと回り、繋がったままイルカの背が布団に押し付けられる。
カカシがイルカの両の膝裏を掴んで押し上げ、大きく広げて頭の両脇に付くほどの完全な二つ折りの状態で押さえ込んだ。
征服者の顔をしたカカシが、腿裏の間で赤く染まったイルカの顔を見下ろす。そして半分ほど埋まったぺニスをゆっくりと根元まで押し込んだ。
「っく、う……ぁあ”っ」
苦しい体勢の中、ずぶずぶと奥深く内側を広げていくカカシの熱を、イルカは反射的な拒絶感と同時に強く愛し、欲した。
いったん深く穿った楔が、何度も引き抜かれては打ち込まれる。
「あ、あ、あ”っ、あ、あン、あ”」
カカシの刻むリズムに翻弄されるがまま、イルカの口から単純な母音だけが吐き出された。
と、引き抜いたぺニスが半ばほどの所で止まる。
突然悦楽の波を止められ、イルカはとろりと目を開けた。
カカシの欲の溶けた眼差しが絡み合い、どこか探るような腰遣いのくちゅくちゅという湿った音だけが小さく響く。
するとぶくりと膨れ広がったカリがイルカの肉壁の一点を掠め、僅かに残っていた理性が軽々と吹っ飛んだ。
「……っふあ”、ひ、ぁあ”、だめぇ……や、ぁ”っ」
背筋を駆け上がる強烈な快感を逃したいのに、ぎちりと二つ折りに押さえ込まれてそれも叶わない。
剥き出しになった神経を直接愛撫されるような、快感とも痛みともいえない何かを、イルカは恐れた。
「た、ぁ”……っ、すけ……ひう”、ンン”っ」
その原因ともいうべき目の前の男に助けを求めても、びゅくびゅくと放った精液が自身の胸を汚しても、カカシはやめなかった。
「も、ゆるし、……ぁ、や、あぁ……」
「まだイけるでしょ?」
抉るような動きが緩み、同じ一点を今度はゆるゆると撫でさする。
高みに押し上げられたまま、身体の内側から表面をびりびりという感覚が絶え間なく走り続け、イルカは『キモチイイ』だけを感じる生き物に成り果てた。
「ぁー、う”、……んぁ”ぁ」
イルカの甲高い嬌声が、いつしか低い呻きに変わる。
緩く開いた唇の端から唾液が伝い零れた。
「気持ちいいねぇ、イルカ」
荒げた息の中、どろりと甘い囁きを落としながら、カカシは指の背でイルカの垂れ落ちた唾液を拭うと、指をしゃぶってそれを味わう。
「口、開けて」
短く命じられ、イルカは虚ろな目のまま忠実な犬のように口を開いて舌を差し出した。
カカシがさらに体重をかけてぐっと乗り上げるようにすると、イルカの肉棒が自らの舌に触れる。またゆるゆると腰を動かすと、突き入れる度に鈴口からとろり、とろりと透明な液が舌に伝って広がった。
「あぁイルカ……はしたなくて、やらしくて……かわいいねぇ」
感極まった呟きは、イルカの耳には届いていないようだ。
ゆらゆらと揺らされ、唇の端からまたも唾液が伝い落ちる。今度は自らの体液と混ざり合ったものが。
獰猛な雄の顔を晒したカカシは、自分を置いて痴天をたゆたうイルカの顔を眺めながら腰を揺らし続けた。
「俺のイルカだ。……今だけは、俺の」
そう低く呟きながら。
誰一人として見たことがないイルカの顔をじっくりと、記憶に刻み付けるように。
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